「熱血司祭2」で見せたソンジュンの新境地…悪役で魅せる圧巻の演技
27日に最終回が放送され、Disney+(ディズニープラス)で全話揃ったSBS「熱血司祭2」で圧巻の悪役演技を見せた俳優ソンジュン注目を集めている。普段は極度の内向的な性格で、人前では目を合わせるのも難しいという彼が、冷酷無比な悪役キム・ホンシクをどう演じ切ったのか、その舞台裏が明らかになった。
●【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】
「熱血司祭2」は、昼は司祭、夜はベラトの役割を果たし、天使派のボスとして活躍する怒れる熱血司祭キム・ヘイルが、釜山で韓国最大の麻薬カルテルと一騎打ちを繰り広げる共助捜査ドラマ。【「熱血司祭2」を2倍楽しむ】では、制作発表会レポートやキャストやOST紹介、メイキング、全話のネタバレあらすじと見どころなど紹介している。
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シーズン1で大成功を収めた作品の続編であるため、特に悪役キャラクターへの期待とプレッシャーは大きかった。ソンジュンが演じたキム・ホンシクは、ラオス出身の麻薬カルテルの首領で、表向きは魅力的な実業家だが、裏では無慈悲に人を処刑する冷酷な人物だ。
ソンジュンはこの役に挑むにあたり、まず12kgの減量を敢行。その後、キャラクターの変化に合わせて再び3kg増量し、さらに肌を日焼けさせることでラオス帰りという外見から役作りを行った。タイトなクラシックスーツをまとい、マフィア文化への憧れを感じさせるホンシク像を完成させた彼だが、アクションシーンでは激しい動きにより衣装が破れるハプニングもあったという。
劇中でホンシクが話すラオス語のセリフについても、ソンジュンは徹底的に準備を重ねた。初期段階では誤った発音を学び直すという試練に直面したが、ネイティブの講師から指導を受けながらリアリティを追求。独特のイントネーションや音調に苦労しつつも、説得力のある演技を見せた。
また、ホンシクのキャラクター造形において、ソンジュンは単なる悪役ではなく、目的を持った行動に説得力を持たせることを心がけた。「ラオスで生き延びてきた過酷な過去を持つ彼が、自分の目標を達成するためには避けられない行動だ」と理解し、残酷さを表現する中にもキャラクターの魅力を感じさせるよう工夫した。
© 2024 SBS & Studio S. All rights reserved.ホンシクが唯一その冷酷さを和らげるのは、女検事パク・ギョンソン(イ・ハニ)に対する純粋な思いを見せる場面だ。ホンシクのぎこちないアプローチや「星を見に行こう」という台詞は、観客に意外な反転の魅力を提供した。ソンジュンはこのロマンス要素について、「母性への渇望が投影された結果」と解釈し、キャラクターの深みを表現した。それが第11話でちらりと映った彼のスマホの待ち受け画面からギョンソンが彼の母親とうり二つと分かった。
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彼の演技を支えたのは、主演のキム・ナムギルや共演のソ・ヒョヌだった。特に激しいアクションを展開したキム・ナムギルは、ソンジュンが持つイメージを活かしつつも意外性のあるキャラクター作りを提案し、彼の不安を軽減させた。また、ソ・ヒョヌとの共演により、作品への自信を深めたという。
熱血司祭2
ソンジュンはこれまで、「抱きしめたい~ロマンスが必要~」や「恋愛の発見」で見せた年下男性のイメージから一転、今回の作品で新たな挑戦を成功させた。「視聴者にとって魅力的な俳優でありたい」と語る彼は、家族を持ったことによる責任感を胸に、俳優としての成長を続けている。
「熱血司祭2」について、「見ていて爽快で笑えるドラマとして、そしてシーズン1に続いて魅力的な悪役が登場した作品として記憶に残ってほしい」と語るソンジュン。彼の演技力と情熱は、視聴者の心に深い印象を刻んだ。
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