「相棒23」被害者がクズすぎる…細かいことが気になる水谷豊が事件を解いた【第10話ネタバレ・11話予告】

01月09日10時58分ドラマ
©テレビ朝日

1月8日に放送された「相棒season23」(テレビ朝日、水、21時)第10話、幼いころから詐欺の片棒を担がされていた塔子(青島心)と傘職人・健吾(碓井将大)の純愛も描かれた。第11話「33人の亀山薫」は1月15日(水)21時から放送する。“亀山薫”が大量出現。予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「相棒23」とは?
「相棒」は捜査権がないはずの特命係の杉下右京(水谷豊)と相棒が巨悪事件から、どうしても気になるささいなことまで調べ上げる1話完結型の刑事ドラマだ。その第10話が1月8日に放送された。

■第10話ネタバレあらすじ

美術館を訪れた右京(水谷豊)が、突然の荒天で雨やどりをしていると、特徴的な青い傘を持っている青年と出会う。青年はどうやら赤い傘を持っている女性と待ち合わせをしているようだった。

翌日、スナックのママが撲殺される事件が発生した。現場には、殺害時に青年の傘がそこに置かれ、持ち去られた痕跡があった。特徴的なチャームを右京が覚えていた。右京は、薫(寺脇康文)と共に青年の行方を捜索する。

青年は長年続く洋傘店の一人息子で、職人気質の父親とぶつかって家出中の福丸健吾(碓井将大)だった。その後、福丸を捜し当てた右京は、偶然を装って接触し、事情を聞く。

健吾は雨宿りをきっかけに交流をもった女性と逢瀬を重ねていた。赤い傘をプレゼントしたこともある。ところが、塔子(青島心)というその女性は半年前に突然、姿を消してしまったらしい。健吾は雨の日はよく美術館に行っているという塔子の言葉を信じて、雨が降ると美術館で赤い傘をもった女性を探していたのだ。右京は塔子と被害者に何らかの接点がないか調べ始める。

一方、薫は健吾の母親にどうして健吾が家をでたのかを確認する。傘職人として父親に厳しくされていた健吾だが、半年前までは家にいたのだ。母親は代々家に伝わる骨董品を健吾が持ち出して売ったために激怒した父親が勘当したのだと教えてくれた。母親の話では困っている人に優しくしすぎてしまい、作った傘やお金をあげてしまうのだという。骨董品を売った金も塔子にあげたのではと、薫は考えていた。

被害者のスナックのママ・美鈴は詐欺の容疑を何回もかけられていた記録があった。子どもに募金箱ともたせて募金詐欺をさせていた。その子どもこそ、塔子だった。塔子は幼いころに親を亡くしていて、その身元引受人を美鈴が務めていた。

伊丹(川原和久)たちの調べで、美鈴は盗品などを保管していることもわかった。単純な強盗ではなく、怨恨の線で調べ始める。美鈴が保管している物品の中に、福丸家の骨董品があった。塔子がいまでも詐欺の片棒を担がされているのではと疑う。塔子は店の従業員に話を聞く。美鈴は常連からお金を受け取って、塔子にデートさせていた。

常連と塔子が会っていたのは美術館で、その時、塔子は健吾を見て、急に逃げ出したという。常連は健吾に問い詰められて、美鈴のスナックの場所を教えた。

右京と薫は健吾に会いに行く。健吾はスナックにいったのだと問い詰める。右京は自分の推理を話す。福丸家にあったタペストリーを盗んだのは塔子ではないと健吾は話す。美鈴は健吾には塔子の伯母だと話し、塔子の父親がヤミ金に追われて困っていると話されたという。そしてタペストリーを渡そうとすると、塔子が止めに入ってくれた。そして、その夜、別れを告げられたのだが、後日、部屋からタペストリーが全てなくなっていたという。最初は塔子が詐欺の片棒をかつぎ、最初は断ったふりをして青の後全てのタペストリーを奪ったのだと思っていたのだ。

常連とあっていた塔子と会った時に、タペストリーが盗まれたことを話すと、塔子はとても驚いていた。健吾は塔子はタペストリーの盗みに関わっていなかったのだと思い、美鈴のスナックにいった。塔子が美鈴ともめて殺したのだろうと思い、傘をとっていったという。

タペストリーがなくなったことを発見したのは健吾の両親だが、それは近所の人・石橋がジョギング中に転倒してなくなり、自分の身の上を考えたからだ。右京はタペストリーがなくなった日と石橋が死んだ日が近いことが気になった。右京は事故でなくなったのではなく、タペストリーを奪った犯人を石橋が見たために、突き飛ばされたと考える。

右京は石橋の服についていた頭髪に注目した。紫色の髪だ。美鈴の店の常連の岡の髪の色と同じと考えて会いに行く。美鈴は盗みがあった日はアリバイがあった。タペストリーを盗んだのは岡だった。美鈴の指示で盗みにはいったのだ。そして、塔子に盗みのことがばれたとしり美鈴に相談にゆくと、美鈴はただ怒るだけ。岡に暴力三昧してしまい、岡はかっとなって美鈴を殺してしまった。

美鈴は塔子を監禁していた。貸倉庫に監禁されている塔子が見付かった。実は塔子は10歳のころ募金詐欺をさせられていた時に、健吾に会っていた。傘がなかった塔子に優しい健吾は傘をくれたのだ。大人になった再会し、なんとか声をかけたのだが、そのことがきっかけで家を追い出され、タペストリーまで盗まれたと知り、悔やんでいた。しかし、健吾は父親に頭を下げて職人に戻ることになったといい、塔子にチャーム付きの傘を渡した。



右京が気になったのは見知らぬ人の傘のチャーム

人の仕草や服装、もっているものが気になって仕方ない右京(水谷豊)が第10話で気になる人出会うのは“雨宿り”の最中だ。青年・福丸健吾(碓井将大)は青い傘を持っていて、特徴的なチャームをつけていた。その傘のチャームを覚えていて、傘に付いていた“福丸傘店”という名前までしっかりと覚えていた。



被害者がクズ過ぎる

両親がなくなった幼い子どもを引き取って詐欺の片棒を担がせていた。大人になってもパパ活をやらせ、なにかあると「誰が育ててやったんだ」というフレーズで縛り付けた。殺しをした常連の岡にも自分の指示を全て実行させ、反論を許さない。殺される寸前も岡のことをめちゃくちゃにしていた。あまりにクズ過ぎて“仕方ない”という声もあがっていた。



青島心に注目

被害者に幼いころに引き取られ、詐欺の片棒を担がされていた塔子を演じたのは、2011年実施の「第7回東宝シンデレラオーディション」で入賞は逃したものの、事務所に入れた青島心だ。同じ時のオーディションは上白石萌歌、上白石萌音姉妹だけではなく、秋月成美、松島純菜、山崎紘菜、さらには浜辺美波も輩出した“あたり”のオーディションだったことで有名だ。



“亀山薫”の会が開かれる第11話

1月15日に放送される第11話の被害者は“亀山薫”だ。もちろん、寺脇康文演じる特命の亀山薫ではない。実は同姓同名の男女が親睦を深めるために“亀山薫”が集結していたのだ。右京が「亀山くん」と声をかけても、容疑者もみな振り返ってしまうそんな第11話が放送される。



■第11話あらすじ

「亀山薫が殺されました…」という連絡を右京(水谷豊)が受けた。現場に向かった右京と伊丹(川原和久)は、殺害され、川に遺棄された亀山薫は貿易会社の社員で、特命係の薫(寺脇康文)とは同姓同名の別人だと知る。実は、右京はこの日、薫が同姓同名の男女が親睦を深めるために集まった『亀山薫の会』という会合にでることを知っていた。殺害された亀山は会の代表で、特命係の薫は総帥を務めているという。

今回の初めての会合には、鳥取の役所に勤めていることから『役所の亀山薫(羽野晶紀)』と呼ばれる女性のほか、様々な経歴を持つ計33人の亀山薫が集まっていた。会場はパーティー開催中、ある種の密室状態になっていたことが判明する。犯人は犯行後、非常階段から遺体を遺棄したと考えられた。そのため容疑者は、被害者を除く32人の“亀山薫”に絞られた。



テレビ朝日 2024年10月16日スタート。毎週水曜日21時放送「相棒23」。出演:水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@AibouNow」。

テレビ朝日「相棒season223」番組公式サイト

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