第2幕へ…「元敬」第6話:チャ・ジュヨン、夫イ・ヒョヌクと共に漢陽遷都で新たな朝鮮を築く
1月21日に放送されたtvN×TVINGオリジナルドラマ「元敬」では、戦場に直接向かおうとするイ・バンウォン(イ・ヒョヌク)を心配する元敬(チャ・ジュヨン)の物語が描かれた。これに先立ち、ウォンギョンはイ・バンウォンと側室の婚礼を巡り神経戦を繰り広げた。
視聴率調査会社ニールセンコリアによると、21日放送の第6話は全国視聴率5.2%、最高6.7%を記録した。
「元敬」は、夫である太宗李芳遠と共に権力を掌握した元敬王后を中心に、王と王妃、夫と妻、その間に隠された物語を描くドラマである。チャ・ジュヨンは元敬王后を、イ・ヒョヌクは李芳遠を演じる。「太宗イ・バンウォン~龍の国~」などの作品で、歴史的に政治的なパートナーとして描かれた夫婦の物語を、ウォンギョンの視点から新たに再解釈した。⇒【全話あらすじ・関連記事】
懐妊したチェリョンと対面したウォンギョンは鋭い警告を放った。健康な子供を産むことだけに専念すべきだと口火を切ったウォンギョンは、チェリョンが以前口にした言葉を指摘し、バンウォンとの間で駆け引きをしないよう釘を刺した。
一方で、バンウォンの出兵を知ったウォンギョンは不安に駆られ焦燥感を募らせた。思案にふけっていたウォンギョンはついに決心し、提調尚宮(ソ・ヒジョン)に合房を要請した後、部屋に入ってきたバンウォンに口づけし、自身の想いを伝えた。
画像:tvN「원경」放送画面よりキャプチャー
さらにウォンギョンは、情報員のパン・ス(ソン・ジェリョン)から得た情報をバンウォンに渡し、イ・ソンゲ(イ・ソンミン)と直接会うよう助言した。
バンウォンは父であるイ・ソンゲに「都を漢陽へ遷し、既得権益を得た勢力と縁を切る。父上がやろうとしたことを私が成し遂げる」と説得した。しかしイ・ソンゲは頑なに拒否し、「王を僭称した逆徒として斬れ」と命じた。するとバンウォンは、父の前に跪き、異母弟を殺したことを涙ながらに謝罪し、「ただ民のための王になる。流した血の代償を民に返す」と訴えた。腐敗した高麗を倒し朝鮮を建国したイ・ソンゲはその言葉の重みを理解し、息子の真摯な謝罪に涙を流し、心を開いた。
バンウォンは父を宮廷へ連れ帰り、漢陽遷都を宣言して朝鮮建国の精神を引き継ぐ新たな時代の到来を目指した。一方、権力基盤を切り崩すには犠牲が伴うと感じつつも、ウォンギョンの励ましを受け決意を新たにした。しかし、既得権益の排除がウォンギョンの一族に及ぶ可能性を示唆され、バンウォンの心には動揺が生じた。また、側室チェリョンが権臣勢力を利用して政治的陰謀を企てる様子が描かれた。
この回では、ウォンギョン役のチャ・ジュヨンが強さと柔らかさを行き来するキャラクターの内面を丁寧に描き、立体感を持たせた。宮廷の首領であり王妃としてのウォンギョンを表現する際は、強く揺るぎない姿を演じ、視聴者を惹きつけた。
その一方で、王ではなく夫としてイ・バンウォンを見つめる際には、物寂しさと切なさを感じさせるように間合いを調整した。このように、チャ・ジュヨンは細部にまでこだわり、繊細な演技で視聴者を感嘆させた。
チャ・ジュヨン主演のtvN×TVINGオリジナルドラマ「元敬」は、毎週月曜と火曜の20時50分からtvNで放送中である。第7話は27日放送予定だ。
◇YouTube|第7話予告
◇YouTube「원경X이방원 티저 FUL」
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