【最終回ネタバレ】「ナミブ ―砂漠と海の夢―」コ・ヒョンジョン&リョウン、夢を叶えてハッピーエンディング(第12話)

01月29日10時03分ドラマ
画像:ENA「나미브」放送画面より

28日に放送されたGenie TVオリジナルドラマ「ナミブ ―砂漠と海の夢―」最終回では、カン・スヒョン(コ・ヒョンジョン役)、ユ・ジヌ(リョウン役)、シム・ジュンソク(ユン・サンヒョン役)、シム・ジヌ(イ・ジヌ役)がそれぞれの目標を達成し、新たな人生を歩む姿が描かれた。

しかしニールセンコリアによると、第12話の視聴率は全国2.0%で第6話の最高視聴率2.4%を超えることはできなかった。U-NEXTで独占配信されたこの回のあらすじと見どこを紹介する。(ネタバレあり)

【「U-NEXT」で独占配信の韓国ドラマ】



「ナミブ ―砂漠と海の夢―」は、スターを発掘するプロデューサーと自信を失った長期アイドル練習生の出会いを描いたスター誕生プロジェクト。⇒【各話あらすじと関連記事j】

■キャスト
キム・スヒョン役:コ・ヒョンジョン
ユ・ジヌ役:リョウン
シム・ジュンソク役:ユン・サンヒョン
シム・ジヌ役:イ・ジヌ(GHOST9)
ほか

スヒョンは音楽プロデューサーである夫ジュンソクが作った曲でユ・ジヌのデビュー準備を進めた。ファンからの手紙や友人たちの応援に支えられて自信を取り戻したユ・ジヌは、無事に録音を終え、ついに自身が歌った曲を世に送り出した。最初は反応が薄かったものの、口コミで広まり、ユ・ジヌの曲はチャートにランクインし、テレビ番組にも出演するようになった。

ユ・ジヌが成功街道を進む一方で、スヒョンは彼をさらに広い世界へ送り出すためにTAエンターテインメントに、彼を託すことを決意。スヒョンにとってユ・ジヌはプロデューサーとして一度は出会いたかった人生最高の存在であり、彼がより大きな舞台に立つ姿を見たいと願ったためだ。改めてユ・ジヌのスター性を認めたTAエンターテインメント側は、移籍料に糸目をつけないと提案。しかし契約書にスヒョンが描いた希望金額は「0ウォン」だった。彼がお金に縛られず、立ち止まった時も見守ってくれるという約束だけを条件にした。移籍の話にショックを受けるユ・ジヌだったが、スヒョンの真意を知り、さらに広い世界を目指す決意をする。

「人生最高の子」を手放したスヒョンは、クリスマスにっ帰って来ると置手紙を残して旅に出た。

時が流れ、ジュンソクは投資会社代表オ・ボンギュ(イ・ギョジン)に頼まれてパンドラエンタテイメントの代表に戻った。ボンギュとしてはスヒョンとの共同代表を願ったが、スヒョン不在では仕方がない。虎視眈々とユ・ジヌのスカウトと狙っているが、ジュンソクは応じない。

ジヨンはデビューを諦めてジュンソクの下で楽しく働いている。スキャンダルに巻き込まれて夢を諦めたキョン・ハナ(チェ・ユジュ)をボイストレーナーとしてスカウト中だ。そんなハナは、クリス(イ・ギテク)の出所を出迎え、晴れて恋人同士に。そして、スヒョンが心配していた最愛の息子シム・ジヌ(イ・ジヌ)は自身の才能を生かして、アトリエの代表に。そこには耳の不自由な子も楽しく絵の勉強をしていた。

肝心のスヒョンは…。1年目も2年目もそして3年目のクリスマスにも戻ってこなかった。ホン・ジョンファ(キム・スヒョク)のカフェで全員が集まってクリスマスパーティ。海外ツアーから戻ったユ・ジヌも参加。みんなが海外を放浪するスヒョンからの便りがあったと話す中、自分には便りがないのを寂しがるユ・ジヌ。

世界的スターとなったユ・ジヌのファンサイン会が開催される。初心を忘れず1枚ずつ丁寧にサインを書く中、「前を見て、首をあげて…」聞きなれた声がした。顔を上げると懐かしいスヒョンの顔があった。スヒョンは帰国して一番にユ・ジヌに会いに来たのだった。



最終回では、ユ・ジヌの母(イ・ジュヨン)が警察に詐欺容疑で捕まり、ユ・ジヌが呼び出される場面があった。しかし彼は冷静に初めての曲を母に聞かせて、自分の夢が母の夢でもあったはずだと思い出させ、このまま夢に進ませてほしいと願い、警察を後にした。

また、スヨンたちを捨てた父親(イ・ヒョジョン)も、痴ほう症の妻をスヒョンの妹(サガン)と面倒を見てくれていた。

3年ぶりにコ・ヒョンジョンがテレビドラマに復帰したことで大きな期待を集めた作品だったが、主役のスヒョンを演じたコ・ヒョンジョンの健康不安説がネットで広がった。自身のInstagramにも手術後の姿などが公開され、物語の進展以上に、彼女の健康が注目された(1/7navicon既報)。視聴率も1~2%にとどまり、寂しい結果に終わった。

しかし、(出演シーンはおそらく減っただろうが)異なる目標を持ちながらも、「幸せ」という同じ目的地を目指した登場人物たちの多様な物語は、全方位完全なハッピーエンドで視聴者に感動を与えてくれた。

砂漠のように荒涼としていながらも、すべてを包み込むカン・スヒョンの包容力を表現したコ・ヒョンジョン、波に翻弄されるユ・ジヌの人生を描いたリョウン、シム・ジュンソクの深い家族愛を体現したユン・サンヒョン、シム・ジヌの成長を示したイ・ジヌなど、俳優たちの息の合ったシナジーが毎回光を放った。

希望を与えるストーリー、美しい音楽、巧みな演出が調和し、視覚と聴覚を魅了する癒しのドラマとして完成した「ナミブ ―砂漠と海の夢―」は、砂漠のような女性と海のような少年が紡ぐ感動的な別れの挨拶で静かに幕を閉じた。

コ・ヒョンジョンは7月放送予定のSBSドラマ「사마귀(カマキリ)」に、リョウンも今年上半期に公開予定のNetflixシリーズ「약한영웅 Class 2(弱いヒーロー Class2)」に出演する予定だ。

なお、ENA月火ドラマ枠では3月3日から、親子3代による幼児受験ライフを描く「ライディング人生」を放送する。

「ナミブ ―砂漠と海の夢―」はU-NEXTで全話見放題、独占配信中だ。

YouTube「나미브」12화 예고(12話予告)

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