ジェシカ・チャステイン主演『あの歌を憶えている』2月21日公開 忘れたい記憶を持つ女性と母親の衝突を描いた本編映像解禁

アカデミー賞®女優ジェシカ・チャステインが主演を務める最新作『あの歌を憶えている』が、2月21日(金)より新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国公開される。本作は、記憶に翻弄される男女の出会いと再生を描いた愛のヒューマンドラマ。世界から「優しさと希望があり、素晴らしい」「演技に息を呑む」と絶賛されている。
NY・ブルックリンを舞台に、忘れたい記憶に苦しむシルヴィアと、忘れたくない記憶を失っていく若年性認知症のソール。過去に囚われた二人が、やがて支え合いながら新たな人生を見つけていく。監督はメキシコの俊英ミシェル・フランコ。主演のジェシカ・チャステインは、『タミー・フェイの瞳』(21)でアカデミー賞主演女優賞を受賞した実力派。共演のピーター・サースガードは、ヴェネチア国際映画祭で最優秀男優賞を獲得。そのほか、メリット・ウェヴァー、ブルック・ティンバー、ジェシカ・ハーパーらが脇を固める。さらに、プロコル・ハルムの名曲「青い影」が、登場人物たちの心情を美しく彩る。
■「大嫌い。心から憎いわ」—封印された記憶が呼び覚まされる衝撃の対峙シーン
このたび解禁された本編映像では、シルヴィアが長年避け続けてきた母サマンサと再会し、心の奥底に封じ込めていた感情が爆発する瞬間が映し出される。
妹オリヴィアの家に娘アナを迎えに来たシルヴィア。そこに、遠ざけていた母サマンサの姿があった。「こっちに来て座らない?」と穏やかに語りかける母に対し、シルヴィアは一切応じない。サマンサはアナに「私といたいとママに言って」と頼むが、シルヴィアは「話しかけないで」と冷たく拒絶。さらに、母がソールのことを「頭が変な人と同居させる?」と侮辱すると、シルヴィアは凍りつくような言葉を浴びせる。「今でも作り話がやめられないなんて。嘘をつくのはよしなさい」と反論する母。シルヴィアはついに抑えきれず、「大嫌い。心から憎いわ」と叫ぶ。
シルヴィアをここまで追い詰めた過去とは一体何なのか。そして、彼女が手にする未来とは——。『あの歌を憶えている』は、2月21日(金)公開。記憶に囚われながらも、愛と希望を見出していく二人の姿を、ぜひスクリーンで見届けてほしい。
■あらすじ
世間を恐れていたふたりの心の殻は、ゆっくりと溶けていくー
ソーシャルワーカーとして働き、13歳の娘とNYで暮らすシルヴィア。若年性認知症による記憶障害を抱えるソール。それまで接点もなかったそんなふたりが、高校の同窓会で出会う。家族に頼まれ、ソールの面倒を見るようになるシルヴィアだったが、穏やかで優しい人柄と、抗えない運命を与えられた哀しみに触れる中で、彼に惹かれていく。だが、彼女もまた過去の傷を秘めていた─。
■作品概要
監督・脚本:ミシェル・フランコ
出演:ジェシカ・チャステイン、ピーター・サースガード、メリット・ウェヴァー、ブルック・ティンバー、エルシー・フィッシャー、ジェシカ・ハーパー
2023年/103 分/アメリカ・メキシコ/英語/シネマスコープ/5.1ch /原題:MEMORY/日本語字幕:大西公子
配給:セテラ・インターナショナル
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