新韓国ドラマ「交渉の技術」イ・ジェフン、なぜ白髪?アン・パンソク監督のこだわりとは?
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俳優イ・ジェフンがJTBCの新土日ドラマ「交渉の技術」で、これまでにない白髪スタイルに挑戦することになった理由と、白髪スタイリングに隠された秘密を明かし、注目を集めている。予告動画などはYouTubeにて公開中だ。
「交渉の技術」(演出:アン・パンソク、脚本:イ・スンヨン、制作:(株)BAエンターテインメント、SLL、ドラマハウススタジオ)は、「伝説の交渉人」と呼ばれる大企業のM&A(企業買収・合併)専門家とそのチームの活躍を描く作品だ。
イ・ジェフンは劇中、交渉界の“白蛇”と称されるユン・ジュノ役を演じ、衝撃的な白髪スタイルを披露する。若い年齢でありながらM&Aチームのリーダーを務めるユン・ジュノ(イ・ジェフン扮)が、なぜ白髪になったのか、その理由に対する関心が高まっている。
イ・ジェフンはこの白髪スタイルについて「キャラクターが持つ交渉人としての完璧に近い内面を、外見の第一印象だけで納得できるように表現した。この点から、僕自身もユン・ジュノを従来のキャラクターとは一線を画す特別な存在として受け入れた」と満足感を示した。
このスタイルは、アン・パンソク監督の強い推薦によって誕生したという。イ・ジェフンは「最初に提案を受けたとき、僕自身も周囲も『無理なのでは?』と心配した。でも監督が強く推薦してくださり、ヘアメイクチームや衣装チームが細かく丁寧に作業してくれたおかげで、自信を持って挑むことができた」と語った。
アン・パンソク監督は、ユン・ジュノの白髪を一つの“オブジェ”として考えたと説明する。監督は「重要な人物たちと接するキャラクターなので、ただ若く見えるのではなく、周囲と対等に見えることが大切だと考えた。脚本家が初めから白髪の設定を書いていたので、年齢を推測できない象徴的なオブジェとして面白いと思った」と明かした。
さらに、「実際に監修を担当してくださった方も30代前半で白髪になったそうだ。過去、フランス革命の際にマリー・アントワネットの髪が突然白くなったように、ユン・ジュノの白髪を見た視聴者が、言葉では説明できない奇妙な感覚を抱くようにしたかった。キャラクターに深みを加える意図がある」と、インスピレーションの源を説明した。
また、アン監督は俳優イ・ジェフンの演技への情熱を絶賛し、作品への期待を高めた。「彼は撮影現場に到着した瞬間から撮影が終わるまで、役になりきって生きている。休憩時間や食事のときもその姿勢を崩さず、キャラクターに深く没入している。イ・ジェフンのすべてを期待してほしい」と語った。
頭の先から足の先まで、細かい設定と研究でキャラクターを作り上げるイ・ジェフンとアン・パンソク監督のシナジーを確認できるJTBCの新しい土日ドラマ『交渉の技術』は、3月8日(土)22時30分に初放送される。
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