テレビ朝日「花のれん」北川景子主演で日本エンターテインメント界の母の一代記、直木賞受賞作を完全ドラマ化

12時00分ドラマ
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【明治〜昭和】激動の日本を駆け抜けた〈日本エンターテインメント界の母〉令和の女性たちが求める生き方がここにある!北川景子、伊藤英明、上川隆也、坂東龍汰など豪華俳優陣が登場。テレビ朝日ドラマプレミアム・山崎豊子生誕100年記念「花のれん」3月8日(土)21時に放送する。予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「花のれん」とは
「花のれん」の原作は、山崎豊子が吉本興業の創業者・吉本せいをモデルに、ショービジネスに人生を捧げたひとりの女性を情緒豊かに描き上げた傑作小説で、直木賞を受賞している。せい、ドラマでの多加は今でいう“オーディション制”をいち早く採り入れ、“物販”でファンを獲得して勢力を拡げるなど、現代のエンタメ戦略の土台を作り上げた“日本エンターテインメント界の母”ともいうべき人物。その一代記を描いたものが「花のれん」だ。



主演は北川景子

もともと山崎文学の大ファンで中学時代に読みふけったという主演の北川景子は「まさか自分が山崎先生の作品に出演できるなんて…と驚きましたし、うれしかったです」と喜びを告白している。多加の生涯を描いた本作について、北川は「女手ひとつで寄席を大きくしていった商売人としての顔と、妻としての顔、また母親としての顔、女性としての生きざま、いい塩梅で描かれたヒューマンドラマです。涙あり笑いありのあっという間の2時間になると思います」と視聴者に力強くみどころを呼びかけている。



伊藤英明、上川隆也、坂東龍汰など共演陣も豪華

多加の夫で、遊び人の河島吉三郎に伊藤英明、多加がひそかに恋心を抱く紳士・伊藤友衛役に上川隆也、多加の息子・久男役に「ライオンの隠れ家」の演技で一気にその魅力を開花させた坂東龍汰が配されている。



主題歌は野田愛実が新曲「TSUBOMI」を書き下ろし

「花のれん」の主題歌には、今、最も勢いのあるアーティスト・野田愛実の新曲「TSUBOMI」(つぼみ)に決定した。これまでの数々の話題作でドラマを盛り上げてきた野田愛実だが、今回は何回も脚本を読み込み、編集済みの映像も参考にしたという。「自分を信じて、日々を懸命に生きている人がいる。何度も挑戦して、何度も失敗して、それでもまた立ち上がる…。そんな、北川景子さん演じる主人公・多加の姿に、私も背中を押されました」と感動したといい、その思いを曲に込めたと話している。



■あらすじ

大阪・堀江の米店の娘として育った多加(北川景子)は見合いの末、明治39年、21歳で船場の呉服店に嫁ぐ。しかし、夫の河島吉三郎(伊藤英明)は遊び好きで怠け者だ。経営は傾く一方で、とうとう家を売るしかなくなるまでに窮迫する。

それでも花街、寄席通いをやめようとしない夫に多加は寄席をやったらどうだという。ボロボロの寄席小屋を手に入れ、なじみの芸人・ガマ口(甲本雅裕)らを集めて寄席を開く。しかし借金はかさむばかりだった。ある夏の日、多加はキンキンに冷やした冷し飴を寄席で売ることを思いつく。それが評判となって次第に客もつきはじめると、吉三郎の芸人選びの妙もあって連日大入りを記録し、夫婦は2軒目の寄席小屋を開業する。

ところがある日、吉三郎は愛人・おしの(渋谷凪咲)との同衾中に心臓麻痺で死んでしまう。その後も夫がこしらえた借財のため、ひとり寄席商いを続けることになった多加は、法善寺にある一流の寄席小屋を粘り強い交渉で入手する。商いに一生を賭ける覚悟をこめて、“花菱亭”と染め抜いた花のれんを掲げた――。

そんなある日、ひとりの男が花菱亭を訪れる。この男、伊藤友衛(上川隆也)はたびたび花菱亭を訪れては窮地を救うなど、多加の心に強い印象を残して…。一方、成長した多加の息子・久男(坂東龍汰)は母への反発心から東京の大学に行きたいと言い出す。



テレビ朝日 2025年3月8日放送。出演:北川景子、伊藤英明、上川隆也、坂東龍汰、甲本雅裕、泉ピン子、玉山鉄二、馬場園梓、渋谷凪咲、笹野高史、吹越満、金山一彦、月亭方正、ミルクボーイ、本多力 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@ex5dpremiu66555」。

テレビ朝日「花のれん」番組公式サイト