【最終回ネタバレ】「ライディング人生」学習塾街を駆け巡った母娘3人が幸せ見つけ…3.3%で有終の美

03月26日16時21分ドラマ
ENA「라이딩 인생」

26日、視聴率調査会社ニールセンコリアによると、25日にENAで放送された、チョン・ヘジン主演ジニーTVオリジナルドラマ「ライディング人生」の最終回視聴率は全国基準で3.3%を記録したと発表した。第7-8話のハイライト映像がYouTubeにて視聴できる。



「ライディング人生」は、大峙洞(テチドン)の学習塾街を舞台に、いわゆる「7歳司法試験」や未就学児の過熱した私教育ブームを描いたドラマ。

前作「ナミブ ―砂漠と海の夢」からバトンを受け継ぎ、視聴率1%台でスタートしたが、前話(7話)の1.8%より1.5%上昇した3.3%で自己最高視聴率を更新し、有終の美を飾った。

ライディングジンセイENA「라이딩 인생」
母としての選択、そして気づき
最終回では、ワーキングマザーのチョン・ウン(チョン・ヘジン)が、名門小学校の不正入学問題を告発し、娘ソユン(キム・サラン)の学びの場を守るために奮闘する姿が描かれた。ウンはソユンの教育に専念するために会社を辞めるが、彼女の期待とは裏腹に、母娘の関係にはすれ違いが生まれる。

一方、大峙洞のスーパー母として知られるホギョン(パク・ボギョン)の厳しい教育方針のもとで育てられたミノ(クォン・ユル<子役俳優>)は、ついにストレスから倒れてしまう。そんな彼を救ったのは、ソユンの祖母ジア(チョ・ミンス)だった。ミノは涙ながらに「もう塾に行きたくない」と訴え、その言葉が親たちの心に深く響いた。

家族の再生と新たなスタート
物語は、ジアの突然の交通事故という衝撃的な出来事を経て、母と娘の関係が再び結びつく展開へと進む。病院で、ウンはジアがどれほどソユンの支えになっていたのかを知り、彼女に対して「今までお母さんの気持ちをわかってあげられなくてごめん」と謝罪する。ジアも「遅くなったけど、ごめんね」と手を差し伸べ、母娘の絆が深まる。

また、ウン自身も、娘ソユンの気持ちにもっと耳を傾けることの大切さに気づき、「これからは、何がしたいのかちゃんと聞くね」と約束する。親子の関係は、教育という枠を超えた、より深い理解へと進んでいった。

親の「ライディング人生」に向けたメッセージ
ウンは最終的に職場に復帰し、育児と仕事のバランスを取りながら生きる道を選んだ。ジアは児童美術セラピストとして活動を再開し、ウンのサポートを続ける。アメリカから帰国したヨンウク(チョン・ジニョン)もジアの元を訪れ、2人は新たな関係を築いていく。ミノも、勉強のプレッシャーから解放され、家族との時間を楽しめるようになった。

本作は、近年問題視される過熱した幼児教育をテーマにしながらも、単なる社会批判にとどまらず、家族のあり方や親子の関係性を温かく描き出した点が評価された。監督のキム・チョルギュは、リアルな撮影を通じて大峙洞の学習塾文化を見事に映し出し、多くの視聴者に共感と気づきを与えた。

また、チョン・ヘジンをはじめとする俳優陣の熱演も作品の魅力を高めた。チョ・ミンスの繊細な演技、チョン・ジニョンの温かみのある存在感、子役たちのリアルな表現が、物語のリアリティを支えた。

『ライディング人生』は、単なる教育ドラマではなく、親子の選択と成長を描いた作品として、多くの視聴者の記憶に残るだろう。また、本作は故イ・ソンギュンの妻であるチョン・ヘジンの復帰作としても注目を集めた。

チョン・ヘジンは放送終了の感想として「今この瞬間も「ライディング人生」を送っているすべての親御さんに、心からの応援を送ります」と語った。

YouTube|스튜디오지니「라이딩인생」[7-8화 하이라이트]7-8話ハイライト

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