「おつかれさま」パク・へジュンを見送ったムン・ソリが叶えた夢【第15話第16話(最終回)】

3月28日に配信が開始されたNetflixシリーズ「おつかれさま」第15話第16話(最終回)では、家族の危機の中妊娠したクムミョン(IU)と、グァンシク(パク・へジュン)を見送るエスン(ムン・ソリ)の様子が描かれた。こちらではそのあらすじと見どころを紹介する。(ネタバレあり)
●【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】
「おつかれさま」は、1950年代に済州(チェジュ)で生まれた反抗者のエスン(IU)と、銑鉄のようなグァンシク(パク・ボゴム)の冒険に満ちた生涯を四季で描いたドラマだ。【「おつかれさま」を2倍楽しむ】では全話のあらすじと見どころ、制作発表会やキャスト・キャラクター徹底紹介など、ドラマを深掘りしている。
■キャスト
オ・エスン役:IU(イ・ジウン)/ムン・ソリ(子役:キム・テヨン/ユン・ソヨン)
ヤン・グァンシク役:パク・ボゴム/パク・ヘジュン(子役:イ・チョンム/ムン・ウジン)
長女クムミョン役:IU
長男ウンミョン役:カン・ユソク
パク・ヨンボム役:イ・ジュニョン
パク・チュンソプ役:キム・ソンホ
ほか
■第15話「いつだって春」あらすじ
Netflixシリーズ「おつかれさま」Netflixにて独占配信中。
事業を始めるため会社を辞めたクムミョン(IU)はワンルームの部屋に引っ越す。この事実を知ったエスンはショックを受けた。
家族の貧しさに絶望する声をきっかけに、不動産を購入したグァンシク(パク・ヘジュン)。彼の大きな賭けをエスンは応援するが、後に詐欺に遭っていたことが発覚する。家を失う危機に直面し、グァンシクを怒鳴るウンミョン(カン・ユソク)。そんな彼をエスンがまた怒鳴る中、クムミョンが救世主の如く現れる。
クムミョンが借金をする等して金銭を工面したおかげで家を失う危機を免れたエスン達。エスンは身を削ってまで家族を助けたクムミョンを責める。これに負担が爆発したクムミョンは、鬱積した思いを彼女にぶつける。ヒートアップする彼女を止めたのはグァンシク初の娘への叱責だった。
帰宅するクムミョンがバスの中で涙を流す頃、エスンとグァンシクは彼女が残した書き置きとエコー写真を見ていた。クムミョン妊娠の事実を知った2人は、身重の彼女にかけた負担への罪悪感と後悔に打ちひしがれる。
迎えた出産日、クムミョンは難産に苦しみ母子ともに危険な状態に。遠のく意識の中、第一子・セボムを出産した彼女は、エスンを思い浮かべる。目を冷ました後、18歳で自身を産んだ母を思い、涙するクムミョン。そんな時、知らせを受けていたエスンとグァンシクが駆けつけ、彼女は母の胸で子供のように泣いた。
その後、エスンとグァンシクは詐欺に遭った不動産で店を開くことを決意。彼らの努力はもちろん、ワールドカップ効果に島の観光地化が追い風となり、店は大繁盛となる。
一方、ヨンラン(チャン・ヘジン)に愛想を尽かされ、離婚したサンギルは自堕落な生活を送る。そんな中でも彼はチョリョン逮捕のために動き、ウンミョンの汚名を晴らす。グァンシクは1人で過ごすサンギル(チェ・デフン)を店の従業員に勧誘。これによりグァンシクの店「クムウンドンの家」は更に賑やかになった。
■第15話見どころ
クムミョンの長女としての負担感が可視化されることになった15話。感情を爆発させた彼女には「長女はみんな泣いたんじゃない?TT」、「求めてないと言われても義務に感じるし、果たせなかったら罪悪感が強くなるの、すごくわかる・・・」と長女視聴者からの共感が相次いだ。
また、出産したクムミョンのもとに駆けつけたエスン、グァンシクが孫よりもエスンを優先したシーンが心に残った視聴者も多い様子。「両親にとって子供はいつどんな時でも1番かけがえのない存在・・・」、「もっと親に愛されているという自信を持たなきゃいけないと思った」と、多くの視聴者が大切なことを思い出すきっかけとなった。
■第16話「おつかれさまでした」(最終回)あらすじ
Netflixシリーズ「おつかれさま」Netflixにて独占配信中。
グァンシクの店の大繁盛により、大忙しのエスンはその中に幸せを見出す。その頃、4歳になった娘・セボムの育児に悩むクムミョン。そんな彼女のサポートをするエスンはセボムを可愛がる一方で、クムミョンを困らせる孫を少し恨めしくも思う。
両親に感謝するクムミョンはグァンシクとエスンに健康診断を手配する。そこで発覚したグァンシクの多発性骨髄腫。病状は深刻で、彼は抗がん剤治療を受けることに。エスンはそんな彼に甲斐甲斐しく付き添う。不慣れな病院のシステムにエスンが慣れる間も無く、グァンシクは入院となる。
グァンシクの要望で、エスンに変わって病室に泊まる事になったクムミョン。父と夜通し話す中で、彼が遺言を託そうとしていることに気付いたクムミョンは激しく泣く。その後、グァンシクは残された時間を家で過ごす事を選択。痩せ細って帰ってきた父を見たウンミョンは、涙を隠し切れなかった。
そんな中、どこでも学習が出来るシステムを開発したクムミョンは、その功績が認められテレビ出演を果たす。また、本にはエスンの詩が掲載されることに。これにはグァンシクたちは大きく喜び、幸せを感じる。
その後、容態が急変し、病院に運ばれたグァンシク。笑顔で見送って欲しいと頼まれていたエスンは、涙に濡れた笑顔を彼に向ける。グァンシクは最愛の妻の姿を目に焼き付けながらこの世を去った。
グァンシクがいなくなった家で、エスンは彼が遺した優しさを感じながら過ごす。そんな彼女は老人ホームで詩を教える先生となる。自身を娘のように可愛がるおばあさん達に、エスンは母の姿を重ねる。
書きためてきた詩が詩集となり、家族と共に喜ぶエスン。これに携わった編集長は彼女の亡き母に瓜二つだった。70歳で詩人となる夢を叶えたエスンは嬉しいときの決まり文句を言いながら、クムミョンの隣で少女のように笑った。
■第16話(最終回)見どころ
グァンシクがエスン、子供たちの元を去るシーンに多くの視聴者が涙した最終回。最期の瞬間までエスンを愛し抜いたグァンシクを見た視聴者は「自分がいなくなった後のエスンの事まで考えていたなんて本当に人生の10割がエスンの人だった」、「エスンの夫、子供たちの父親であり続けたグァンシクに心からお疲れ様でしたって言いたい」と、彼に称賛と労い、そして別れの言葉を送っている。
また、エスンが詩人となる夢を叶えたシーンも見どころとなっていた。その詩集の編集を担当した編集長が、エスンの母を演じたヨム・ヘランの二役というのも粋な計らい。きっとグァンレの生まれ変わりかもしれない。
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視聴者からは「老齢にもかかわらず愛に応えるかのように前進し続けたエスンを尊敬する」、「私もあのエスンの詩集を手にとって読みたい」という声が聞かれた。
大好評の内に幕を閉じた当作には「人生ドラマになった」、「このドラマに変わるドラマは今後現れない」と大きな称賛が送られている。
2025年3月7日にスタートしたドラマ「おつかれさま」は、Netflixで毎週金曜日4話一挙独占配信中だ。
◇作品ページ
◇「おつかれさま」公式ティーザー予告編(日本語字幕あり)
【作品詳細】【「おつかれさま」を2倍楽しむ】