NHK「しあわせは食べて寝て待て」桜井ユキ、人生リセット!? 団地で薬膳と出会う（第1話ネタバレ）

4月1日に放送されたNHK総合「しあわせは食べて寝て待て」（火曜22時）初回では、一生付き合う病気を抱えた麦巻さとこ（桜井ユキ）が、司（宮沢氷魚）との出会いをきっかけに薬膳料理に興味を持ち、団地に引っ越すまでが描かれた。8日放送の第2話の予告はHPで公開中。



ドラマ「しあわせは食べて寝て待て」は、水凪トリの同名小説が原作。日々の食事と暮らしをテーマにしたハートウォーミングな作品で、心温まるエピソードが展開される。⇒【キャスト・各話あらすじと見どころ】

■キャスト
主人公・麦巻さとこ役：桜井ユキ
鈴の同居人・羽白司役：宮沢氷魚
大家・美山鈴役：加賀まりこ
パート先「唐デザイン」代表・唐圭一郎役：福士誠治
さとこを理解する編集者・青葉乙女役：田畑智子
唐デザインのグラフィックデザイナー・マシコヒロキ役：中山雄斗
　ほか

■第1話ネタバレ
38歳の麦巻さとこ（桜井ユキ）は膠原病（こうげんびょう）を抱え、大企業を辞めて「唐デザイン」で週4日のパートに転職。ひとりで生きていく決意をするが、マンションの更新が迫り引っ越しすることに。しかし予算5万円では、築45年の団地くらいしかない。内見中、90歳になるという大家の鈴（加賀まりこ）がさとこの体調不良に気づき、大根の輪切りを持ってくる。内心、迷惑に思いながらも食べると、不思議に頭痛が和らいだ。

膠原病は命に関わる病気ではないが無理はできない。しかし母の惠子（朝加真由美）は病気を気にかけながらも、大企業を辞めたことを「人生の躓き」と表現する。再び団地を訪れたさとこは、緑が多く住みやすそうな環境に惹かれる。偶然、鈴と出くわし、風邪気味のさとこに「温かいスープをご馳走する」と半ば強引に家へ招く。

鈴の家には司（宮沢氷魚）という青年が住んでおり、料理を担当していた。司は「風邪気味で老人宅を訪ねるのは非常識」とそっけなく言うが、慌てて帰ったさとこを追いかけてスープを持たせてくれた。そのスープの美味しさと優しさにさとこは感激する。後日、スープポットを返しに行った際、コンビニで司と遭遇。「喉にはあんずが良い」と教えられ、司が薬膳を取り入れていることを知る。

かつてのさとこは理不尽な扱いにも立ち向かえたが、今は病気の影響で気力も体力もない。大企業を辞めたのも、同僚の意地悪がストレスになったためだった。司のアドバイスを受け、元気を取り戻したいと考えたさとこは、団地に引っ越す決心をする。

引っ越し後、さとこは司に病気のことや現状を話し、「薬膳のことを教えてほしい」と頼むが、「病人には責任が持てない」と拒まれてしまう。



膠原病とは？
膠原病は自己免疫疾患とも呼ばれ、免疫が自分の臓器や組織を攻撃する病気。リウマチや皮膚筋炎、線維筋痛症などが含まれる（「All About」HPより）。命に関わる病気ではないが、無理がきかず、風邪もひきやすいことから社会生活に制約が生じる。

舞台は団地へ
アラフォー女性のさとこは「婚活でも」と医者に勧められるが、選んだのは団地暮らし。NHKでは2024年秋に、50代、団地生まれの女性2人が主人公の「団地のふたり」というドラマが放送されたが、本作はまた違ったアプローチで団地生活を描く。

健康・仕事・結婚…さまざまなものを失い、団地で新たな暮らしを始めたさとこ。だが、期待していた薬膳レクチャーは司に断られてしまう。司には何か事情があるようで、大家の鈴は2人の出会いに密かな期待を抱いているようだ。

司の過去は次回、鈴の口から語られることになりそうだ。

また、「レンコンのトロミ、しめじの免疫力、キャベツや鶏肉は胃腸に優しく、しょうがは体を温め、あんずは喉に効く」など、司の食の知識は実生活でも役立ちそうだ。次回はどんな豆知識が登場するのか、楽しみだ。

■第2話
薬膳のアドバイスを断られて落ち込むさとこ。そんな彼女を見かねた大家の鈴が、司の過去を語る。そして鈴の「果報は寝て待て」という言葉に励まされるさとこ。彼女は前向きに薬膳を取り入れ始めるが、相変わらず家計は厳しく、時折落ち込む。
そんなある日、お隣のでこぼこ親子（鈴と司）にすき焼きに誘われる。そこで明かされる驚きの事実とは――？

ドラマ10 「しあわせは食べて寝て待て」
【放送予定】2025年4月1日（火）スタート〈全９話〉
　総合 毎週火曜 22：00～
［再放送］総合 毎週木曜24：35～（金曜 午前0：35～1：20）
【原作】水凪トリ「しあわせは食べて寝て待て」
【脚本】桑原亮子、ねじめ彩木
【演出】中野亮平、田中健二、内田貴史

◇NHK「しあわせは食べて寝て待て」サイト

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