「交渉の技術」第11話、懲戒委員会に立つイ・ジェフン、“解雇に同意できない”とチャン・ヒョンソンと全面対決

07時40分ドラマ
画像:YouTube|JTBC Drama「협상의 기술」EP11よりキャプチャー

12日に放送されたJTBC土日ドラマ「交渉の技術」(脚本:イ・スンヨン/演出:アン・パンソク)最終回前話となる第11話では、ユン・ジュノ(イ・ジェフン)が監査を受け、懲戒委員会で株価操作の疑いについて追及される様子が描かれた。



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「交渉の技術」は、M&A(企業買収・合併)を専門とする伝説の交渉人ユン・ジュノ(イ・ジェフン)と、巨大財閥サンイン・グループを取り巻く権力闘争を描く作品だ。11兆ウォン(約1兆2千億円)もの負債を抱えたサンイン・グループの未来を賭けた交渉戦が、緊迫感あふれる展開を予感させる。【「交渉の技術」を2倍楽しむ】では、各話のあらすじや、制作発表会の様子やドラマの見どころ、関連動画、キャストの紹介などドラマを深掘りしていく。

ドラマ視聴の前に「どこよりも詳しい!キャスト・キャラ徹底紹介」を一読しておくと、より楽しめるはず。

■キャスト【相関図】
ユン・ジュノ役:イ・ジェフン
ソン・ジェシク役:ソン・ドンイル
オ・スニョン役:キム・デミョン
クァク・ミンジョン役:アン・ヒョンホ
チェ・ジンス役:チャ・ガンユン
 ほか
ハ・テス役;チャン・ヒョンソン

■第11話「懲戒」ネタバレあらすじ
ジュノが未公開情報を利用して株取引を行ったという内部告発があり、ソン・ジェシク会長(ソン・ドンイル)は激高。イ・ドンジュン常務(オ・マンソク)は「懲戒委員会が開かれると思います。そこで釈明する機会もあるでしょう」と冷静に述べたが、ソン会長は「お前はあいつを信じるのか?」と鼻で笑った。

ハ・テス専務(チャン・ヒョンソン)とチョ・ボムス理事(キム・ジョンテ)が「証拠があります」と報告すると、ソン会長は「ユン・ジュノが確実なら、逮捕しろ」と指示。しかし、2人は「今はサンインの立場も微妙なので、外部に漏れるのは好ましくない」として「それでも懲戒委員会は必要。まずジュノを追い出してから、サンインが個人である彼を告訴する形が一番きれいです」と提案した。

ハ専務とチョ理事は自分たちで懲戒委員会を構成しようとしたが、イ常務は「それなら私も加えてください。どんな結果が出ても誤解のないように」とジュノを最後まで支えようとした。

3年前の株価操作事件の真実が明らかになった。実は、ハ・テスはチョムボ製薬の代表コ・ビョンス(パク・ヒョックォン)と結託し、ADHD治療薬への投資金を山分けしようとしていた。そこでハ・テスは、ジュノに「チョムボ製薬はフェーズ3(ほぼ最終段階の臨床試験)目前で、国策事業にも選定される」とそそのかしていた。

しかしジュノがHPに記された研究所の住所を訪れると、そこは倉庫だった。M&Aチームからの報告で「アメリカの製薬会社レビオンが開発したADHD治療薬の特許切れ時期と、チョムボ製薬の新薬発売時期が重なる」と報告を受ける。倉庫に潜入したジュノは「レビオンの薬をパッケージだけ変えて売っている」チョムボ製薬の詐欺行為を見抜いた。さらに、ハ・テスに電話をした時に、コ・ビョンスの声が聞こえ、2人が一緒にいると知り、結局投資は見送ることにした。しかし同じ頃、ジュノの兄ジュソク(ホン・イン)が彼の家を訪れ、チョムボ製薬の資料を見てしまった。

その後、コ・ビョンスは銀行員であるジュノの兄ジュソクに接触し、「サンインから投資を受けることになった」と匂わせた上で、「ユン・チーム長には本当に感謝したいのですが、あの方は厳格すぎて…。投資のニュースが出れば株価は跳ね上がります。本当にありがたい状況なのに、チーム長には何の見返りもないのはおかしい」と言って、現金1億ウォンを差し出した。ジュソクはそれを受け取らなかったが、こっそりチョムボ製薬の株を購入してしまった。

ジュノはチョムボ製薬への投資案件を兄が知っていることに驚き、「サンインは投資してない。あの会社は詐欺だ」と忠告する。ジュソクは「嘘つくなよ。サンインが投資してるなら上がるはずだろ?なんで下がるんだ?一度だけ助けてくれ。もう本当にダメなんだ」とすがりついたのだった。

現在に戻って、懲戒委員会に向かうジュノ。M&Aチームのメンバーは、「解雇で済むなら受け入れるのも一つの手です」と真剣に助言した。結果的に社内情報の漏洩を認めたジュノに、ハ・テス専務は「解雇で終わらせることに同意するんだな?」と確認するが、ジュノは「同意できません」と拒否し、懲戒委員会を続行する姿勢を見せた。

ハ・テスは、ジュノがチョムボ製薬の株を5万株保有していることを認めたのを聞き、「俺はお前を寛大に扱おうとしてたんだぞ。それを断ったのはお前だ」とあきれたが、ジュノは無言で彼を睨み返した。



■第11話見どころ、感想など、最終回予告
ジュノの私生活も見られた今回は、現在と3年前とが入り混じっりなかなか複雑な回だった。ジュノが研究所とは名ばかりの倉庫に潜入するシーンはハラハラドキドキさせられ、懲戒委員会でのハ・テスとの対決ではヒリヒリする緊張感だった。

また、第1話でオ・スニョン(キム・デミョン)とクァク・ミンジョン(アン・ヒョンホ)が、過去にもジュノと共にM&Aチームだったと語られていたが、それが今回問題になったチョムボ製薬の案件だった。ジュノにチョムボの疑わしい情報を報告したのがこの2人だった。

いよいよ、13日は最終回を放送。果たしてジュノは3年前の真相を明かすことはできるのか、そしてサンイ残りの2兆ウォンの借金を解決できるのか?すべては12日(土)22時30分より放送される第12話(最終回)で明らかになる。

「협상의 기술」최종회 예고편(最終回予告)

JTBC「협상의 기술」HP
YouTube「JTBC Drama」チャンネル<협상의 기술>関連動画

kandoratop【作品詳細】【「交渉の技術」を2倍楽しむ】