「イグナイト -法の無法者-」間宮正太郎×上白石萌歌が技能実習生問題に切り込む【第3話】

「イグナイト -法の無法者-」TBSにて放送中
5月2日に放送されたTBS土曜ドラマ「イグナイト -法の無法者-」第3話では、外国人技能実習生の労働実態を明らかにすべく宇崎(間宮正太郎)と伊野尾(上白石萌歌)が奮闘する姿が描かれた。こちらでは3話のあらすじと見どころを紹介。次回予告動画は番組サイトで公開された。
「イグナイト -法の無法者-」は、原告になりそうなターゲットの心に火をつけ、訴訟を起こさせ、あらゆる手段を使って裁判を勝訴へと導く”ホウの無報酬団”の活躍を描くダークリーガル・エンターテインメントだ。⇒【関連記事・各話のあらすじ】
■キャスト
宇崎凌役:間宮正太郎
伊野尾麻里役:上白石萌歌
高井戸斗真役:三山凌輝
浅見涼子役:りょう
桐石拓磨役:及川光博
轟謙二郎役:仲村トオル
ほか
■第3話あらすじ
画像:TBS「イグナイト -法の無法者-」HPより
「イグナイト -法の無法者-」TBSにて放送中
宇崎の実家の借金を立替えて返済したという轟(仲村トオル)。借金分の働きをするまで辞められないという彼の言葉で宇崎(間宮正太郎)の退路は塞がれる。
事務所の留守番を任された宇崎は、その間に訪れた恭子(アンミカ)の相談を受ける。知り合いの外国人技能実習生・クオン(パース・ナクン)が不自然な大怪我をしていながら、自分の不注意だ、と言うことを不審に思っていた彼女。宇崎がクオンに労災の説明をしても尚、彼は主張を曲げなかった。
この依頼を受けることを反対する轟。しかし、宇崎は独断で行動を開始し、伊野尾(上白石萌歌)が彼に付き添った。クオンの職場に向かった2人は社長・二見の協力を得て、調査を行う。人当たりの良い社長と話している最中、伊野尾は何者かの視線を感じる。
視線の主でクオンの同僚のチャンと話をする宇崎と伊野尾。そこでクオンが他の外国人実習生を守るために沈黙を貫いていることを知る。その後、電話を受けたチャンは社長に黙っていて欲しい、と念を押して彼らの元を去った。
チャンが電話で話していたベトナム語を調べた伊野尾は、クオンが怪我をした港に向かうよう宇崎に指示を出す。彼女に言われるがまま停泊していた船に身を隠した宇崎。その後、船は何者かに先導された多くの人を乗せ、怪しげな場所へと向かった。
その場で労働を始める人々。ただならぬ光景を伊野尾が証拠に残していると、関係者に見つかってしまう。窮地に追い込まれるも、伊野尾は機転きかせ宇崎とともに盗んだバイクで逃げ出す。
後日、宇崎と伊野尾は違法労働の実態を知った、とクオンに告げる。他の外国人労働者のためにも声を上げるべき、と宇崎から説得されたクオンは彼らに助けを求めた。
クオンの裁判に臨んだ宇崎と伊野尾は証拠を元に、シラを切る二見を追い詰める。2人は二見の本性を暴くと共に、彼と実習生管理団体の組織的犯行を明るみに引きずり出し、勝訴を収める。
事務所に戻った彼は、クオン達の新たな雇い先を手配していた轟に感謝を述べた。続けて実家の借金を払ってくれた理由を尋ねる宇崎。これに轟は、彼の父が運転していたバスの事故に実の娘が巻き込まれていた事実を明かした。
■第3話見どころ
外国人実習生の抑制された声を解放した宇崎と伊野尾の活躍が見どころとなっていた今回。外国人留学生達を救った2人を見た視聴者は「伊野尾ちゃんの、法を知る事は声を出せることって台詞がすごく印象的で忘れられない・・・」、「現実でも技能実習生の問題は多いし、やっぱり目をそらしたままじゃダメだよね・・・」と語っており、3話をきっかけに改めて様々なことを考えた人が多いようだ。
また、ラストで明らかにされた宇崎と轟の関係にも視聴者は大きな関心を表わしている。「加害者遺族を被害者遺族が雇う理由って何・・・?」、「まだまだこのドラマには見どころが隠されていそう」と、視聴者からは今後の展開を期待する声が続々と聞かれている。
今回テーマとなった「技能実習生」は、今年1月期のNHKドラマ10「東京サラダボウル」の第5話でも大きく取り上げられた。この制度の基本理念は「日本で学んだ技術を母国に持ち帰り発展させる」ことだが、帰国前提で定着を認めない国の方針と、長期的な労働力を求める企業側のミスマッチが生じている。
2025年4月18日よりスタートしたTBS土曜ドラマ「イグナイト -法の無法者-」は、毎週土曜22:00から放送された。TVer、TBS FREEで最新話無料配信中U-NEXTで最新話まで全話配信される。
◇ TBS「イグナイト -法の無法者-」HP
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