「鬼宮」で可愛い妖怪“夜光鬼”を演るのは、あの人気子役…夜光鬼ってどんな妖怪?

13時43分ドラマ
写真:박다온Instagramより

9日、SBSドラマ『鬼宮』の第7話「予告-2」がYouTubeにて先行公開された。この映像では、霊媒の少女ヨリ(キム・ジヨン)が、愛らしい子どもの妖怪「夜光鬼」を確保する場面が描かれている。

【「Lemino」で独占配信の韓国ドラマ】



「鬼宮」は、霊媒としての運命を拒む巫女ヨリと、ヨリの初恋の相手ユン・ガプの体に閉じ込められたイムギ(蛇が龍になる前の韓国伝説の動物)のカンチョリが、王家に恨みを抱く八尺鬼(パルチョッキ)と対峙し、体と魂が複雑に絡み合う肉体争奪ファンタジーロマンス。Leminoで独占配信する。

鬼宮画像:YouTube「귀궁」先行予告2 よりキャプチャー

公開された予告では、子どもの姿をした妖怪が靴を盗みに現れる。ヨリがそっと近づいて捕まえると、「ボクはお前のおばあさんより長く生きてるんだぞ!」と妖怪が怒鳴り返す。しかしヨリは、「数字もうまく数えられない可愛い夜光鬼」として、妖怪を見事に捕縛。泣き落としで助けを求める妖怪との掛け合いが、微笑ましく描かれている。



この「귀요미 야광귀(可愛い夜光鬼)」は、主にソルラル(旧正月)や上元節(旧暦1月15日)の夜に天から人間の家に降りてきて、子どもや家人の靴を履いてみて、自分の足に合う靴を盗んでいくと伝えられている妖怪。夜光鬼に靴を奪われると、その年は災いが起こるとされ、昔の人々は夜になると靴を家の中にしまったり、玄関や門に「ふるい(篩)」を掛けておく習慣があった。

この「ふるい」は、夜光鬼が穴の数を数えることに夢中になり、気づけば夜が明けてしまい、靴を盗むのを忘れて帰ってしまうという、ユーモラスな伝承に基づいている。

夜光鬼の姿については、「全身が焼け焦げたような人間の姿」「頭頂部に小さな灯りや火鉢がある」といった言い伝えもあるが、外見は地域や伝承によってさまざま。また、「신발 귀신(靴の幽霊)」「야귀 할멈(夜鬼おばあさん)」など、地方によって呼び名も異なる。

夜光鬼は「旧正月や正月の夜に現れて靴を盗む幽霊」として、靴を守るための民間風習や、子どもを早く寝かせるための知恵話としても語られてきた。

そんなユーモアある妖怪を可愛く演じたのは、「良くも、悪くも、だって母親」や映画『高速道路家族』に出演したパク・ダオン(박다온)。自身のInstagramで夜光鬼を演じたことを報告している。

SBS「귀궁」HP
kandoratop【作品詳細】【「鬼宮」を2倍楽しむ】