「トランプ関税」転換で商機到来?米中対立の最前線に密着、18日NHKスペシャルで生放送

05月16日18時41分政治・経済

米中が互いに100%以上の追加関税を課し、世界経済を揺るがせてきた「トランプ関税」、その緊張が一転、追加関税の引き下げで合意に至った、これを受け、注目されるのは、米中のはざまで商機を見出そうとする日本企業の動き、5月18日(日)放送のNHKスペシャルでは、日本企業への密着取材やトランプ政権・中国政府関係者のインタビューを通じて、最新の経済情勢と日本の活路を生放送で伝える。



米中貿易摩擦の激化により、互いに100%を超える追加関税を課す異常事態が続いていたアメリカと中国。だが、ここにきて両国は追加関税の一部引き下げで合意に達した。これにより、日米の株価は大幅に上昇し、世界経済減速への懸念もいったん後退した。

ただし、なお一部の関税については協議が継続中であり、予断を許さない状況が続いている。そんな中、日本企業の中にはこの不安定な国際情勢をビジネスチャンスととらえる動きも出てきた。

番組では、仙台市に本社を置く生活用品メーカーの取り組みに密着。中国製品が米国内で品薄になると見越し、医療用マスクなどの製品をアメリカ国内で増産する計画を進めている。また、岡山県の合成樹脂メーカーは、トランプ政権の「製造業の国内回帰」政策を追い風に現地工場の稼働準備を進めていたが、思わぬ人材不足の壁に直面している。

現地アメリカでいま何が起きているのか。番組ではこの答えを探るべく、トランプ政権や中国政府の経済ブレーンに対する単独インタビューも敢行。さらに、戦略物資として注目される半導体分野の動向も追い、日本経済の立ち位置と今後の活路を探る。

スタジオには、日米・米中交渉に精通する投資コンサルタントの齋藤ジン氏、地経学研究所の塩野誠氏、NHK解説副委員長の飯田香織氏が出演。最新の現地情報と専門的な視点で、混迷する世界経済の今を徹底的に読み解く。

放送情報
番組名:NHKスペシャル「米中対立 日本の“活路”は」
放送日:5月18日(日)21:00~21:49[NHK総合・NHKプラス]
出演者:齋藤ジン(投資コンサルタント)、塩野誠(地経学研究所 経営主幹)、飯田香織(NHK 解説副委員長)
配信:NHKプラスにて同時配信および1週間の見逃し配信あり

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