今夜最終回前話…コ・ユンジョンが「いつかは賢いレジデント生活」で魅せる深みの演技を振り返る

19時48分ドラマ
画像:tvN「언젠가는 슬기로울 전공의생활」

現在放送中のtvN週末ドラマ「いつかは賢いレジデント生活(原題:언젠가는 슬기로운 전공의 생활)」が残すところ後2話となった。本作はNetflixにて独占配信中だ。

【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】



「いつかは賢いレジデント生活」は、「賢い医師生活」シリーズのスピンオフで、産婦人科の1年目レジデント4人の成長と葛藤を描く青春群像劇だ。全話あらすじや見どころ、評判、関連動画などは【「いつかは賢い医師生活」を2倍楽しむ】でまとめている。

本作で産婦人科の1年目レジデント、オ・イヨンを演じているコ・ユンジョン。冷静さと温かさを併せ持つキャラクターを、抑制された表情と繊細な感情表現で丁寧に描き出し、その高い没入力が「千の顔を持つ俳優」と評されると高く評価されている。

外見こそクールだが、実は人情に厚く感受性豊かなイヨンという人物像は、コ・ユンジョンの演技を通してリアリティを増し、視聴者の共感を呼ぶ。とりわけ、劇中で緊張感を保ちつつも静かに感情が波打つ場面では、彼女の“余白”のある芝居が際立ち、ドラマに深みを加えている。

ここでは、彼女の演技が特に光った場面を振り返る。

失敗しても逃げない、“率直なイヨン”の誕生

分娩中の妊婦を運ぶ途中、思わぬ形で赤ちゃんを取り上げることになってしまったイヨン。ソ・ジョンミン教授(イ・ボンリョン)に叱責されながらも、落ち着いて自分の過失を認め、詳細に状況を説明する姿が描かれた。コ・ユンジョンは、その場の緊張感とイヨンの芯の強さを、淡々としながらも真摯に伝える演技で視聴者の印象に残した。⇒「第1話あらすじと見どころ」

恋には一直線、“ドウォン一直線イヨン”

院内での誤解から退職を考えるも、レジデント4年目のク・ドウォン(チョン・ジュンウォン)に救われたイヨン。彼への恋心が芽生え、集合写真のタイミングを見計らって彼の隣に立ち、さりげなく手を握る。大胆で率直な恋心の表現が視聴者の心をときめかせた。コ・ユンジョンは、恋に関しては真っ直ぐな“直進イヨン”を、チャーミングかつ自然体で演じてみせた。⇒「第2話あらすじと見どころ」

嫉妬さえも包み込む、“共感力の高いイヨン”

教授に可愛がられていることから同期のキム・サビ(ハン・イェジ)に嫉妬されるイヨン。しかし彼女は感情的にならず、サビの葛藤に寄り添い、自ら歩み寄る姿勢を見せる。コ・ユンジョンは、温かさと冷静さを併せ持つイヨンの懐の深さを丁寧に表現し、多くの視聴者に感動を与えた。⇒「第4話あらすじと見どころ」

守るべき人は私が守る”、ク・ドウォンのために立ち上がる(第6話)

ドウォンがミョン・ウンウォン(キム・ヘイン)の策略に巻き込まれると、代わって謝罪の場に立ったイヨン。相手に礼儀を尽くしつつも、自分の意見ははっきり伝えるその姿に、視聴者からは「真の黒騎士」との声も。コ・ユンジョンは芯のある強さを持つ女性像を、静かな力強さで演じきった。⇒「第6話あらすじと見どころ」

怒りも諦めも静かに受け入れる”ブクルイヨン

再びウンウォンの横暴に直面したイヨンは、ついに2度目の辞表を提出。その怒りは爆発ではなく、冷めた静けさの中に宿る。コ・ユンジョンは、諦念の中にある皮肉や小さな反撃をユーモラスに演じ、視聴者に痛快なカタルシスを届けた。⇒「第9話あらすじと見どころ」

コ・ユンジョンは、台詞や表情の一つひとつに説得力を宿し、オ・イヨンという人物の複雑な内面を見事に演じきっている。“ドーパミンイヨン”という愛称が示すように、彼女の演技には見る者の心を揺さぶる魔力がある。

注目のドラマ「いつかは賢いレジデント生活」は毎週土・日曜日21:20に放送、その後Netflixで独占配信される。いよいよ本日と明日(17日、18日)でドラマは完結する。

YouTube|tvN「いつかは賢いレジデント生活」11話予告(日本語字幕なし)

kandoratop【作品詳細】【「いつかは賢い医師生活」を2倍楽しむ】