パク・ボヨン、1人4役で挑む感情の迷路─新ドラマ「未知のソウル」制作発表会動画&レポートまとめ

17時10分ドラマ
YouTube|iMBC연예「미지의 서울」제작발표회より

5月24日(土)韓国で初回放送するtvN新土日ドラマ「未知のソウル」の制作発表会が5月21日、ソウル・CGV永登浦で開催され、パク・ボヨン、パク・ジニョン、リュ・ギョンス、そして演出のパク・シヌ監督が登壇し、ドラマの魅力を語った。

YouTubeにて会見動画が公開されているので、会見の様子をレポートする。本作はNetflixにて独占配信される。

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「未知のソウル」(脚本:イ・ガン、演出:パク・シヌ、企画:スタジオドラゴン、制作:モンスターユニオン/ハイグラウンド)は、双子の姉妹“ユ・ミレ(未来)”と“ユ・ミジ(未知)”がある出来事をきっかけに、それぞれの人生を入れ替えて生きてみるという、少し不思議で心温まる成長ストーリー。姉の未来はエリート街道を歩む公企業勤務の完璧主義者、妹の未知はかつての陸上有望選手だったが怪我を機に競技を引退し、今は故郷で自由気ままに日雇いで暮らしている。

未知へのソウルtvN「미지의 서울」ある日、姉が職場でのパワハラに耐えられず「すべてを投げ出したい」と心が折れたことで、二人は“入れ替わり生活”を始める。こうして、落ち込んだ未来は故郷・トゥソンリに戻り、未知は姉になりすましてソウルの公企業で働くことに。入れ替わった姉妹が、それぞれの人間関係や生活に向き合いながら、互いの生き方を理解していく姿が描かれる。

パク・ボヨン、1人4役の挑戦
主人公・未来と未知の両役を演じるパク・ボヨンは、「この台本を読んだ瞬間、人生で二度と来ない挑戦だと感じた」と語り、「第1話のエンディングにある“私があなたとして生きる、あなたは私として生きて”というセリフに心を打たれて、この作品をやるべきだと確信した」と話す。

未来は感情を抑えた冷静な人物、未知は感情豊かで自由奔放な性格と、性格も立ち居振る舞いも対照的だ。さらに、“未知になりすました未来”と“未来になりすました未知”という“1人4役”を表現するために、「キャラクターの間にしっかりとした境界を持たせつつ、互いを装っている演技のバランスが最も難しかった」と演技のポイントを明かした。

対照的な男性キャラクターとの関係性
ドラマには、パク・ジニョン(「魔女-君を救うメソッド-」)とリュ・ギョンス(「ソンサン-弔いの丘-」)という異なる魅力を持つ男性キャラクターが登場。パク・ジニョンが演じるイ・ホスは、ソウルの敏腕弁護士でありながら、トゥソンリに転校してきた過去を持つ。職場で未来と偶然再会したことで、双子姉妹の秘密に巻き込まれていく。パク・ボヨンは「雨の日に自分の肩が濡れても、私に傘を差し出してくれそうな人」とホスの人柄を表現した。

一方、リュ・ギョンスが演じるハン・セジンは、元資産運用会社のCIOであり、現在は農場を経営する青年。トゥソンリで再スタートを切ったセジンは、応募してきた未知を雇おうとするが、現れたのは未来になりすました未知だった。リュ・ギョンスは「セジンはおしゃべりでひょうきんな人物だが、その根底には深い喪失感がある」と語り、これまでのシリアスな役柄とは異なる新たな一面を見せると意気込んだ。

豪華制作陣とドラマの世界観
「未知のソウル」は、ヒット作「サイコだけど大丈夫」「嫉妬の化身~恋の嵐は接近中!~」を手掛けたパク・シヌ監督と、「五月の青春」の脚本家イ・ガンがタッグを組んでいる。

パク監督は「シンプルで飾り気のない、美しい台本に久々に出会えた」と振り返り、「脚本と俳優の演技が自然に視聴者へ届くよう、演出では過度な装飾を控えた」と明かした。また、「最初は“王子とこじき”のような入れ替わり劇かと思ったが、読み進めるうちに単なる二役ではなく、キャラクターの変化と成長をパク・ボヨンというフィルターを通して描く作品だと感じた」と作品の魅力を語った。

最後に、「パク・ボヨンは出演時間が多いが、安定感はベテラン級、見た目は新人のような新鮮さがある」と語り、「華やかさはないかもしれないが、丁寧に作り上げた伝統的なヒューマンドラマを届けたい」と締めくくった。

パク・ボヨンの繊細な演技と、人生を入れ替えるという斬新な設定が話題を呼びそうな「未知のソウル」。家族や人間関係の本質に迫る物語が、視聴者の心を静かに揺さぶるに違いない。初回放送は5月24日(土)21時20分、tvNにてスタート、その後Netflixにて独占配信される。


YouTube「미지의 서울」제작발표회(制作発表会動画一覧)

tvN「미지의 서울」HP

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