タモリ「世にも奇妙な物語35周年SP」木村拓哉、大杉漣、織田裕二、妻夫木聡、斉藤由貴らの名作を放送

05月28日20時00分ドラマ
©フジテレビ

2025年もタモリが紹介する奇妙な世界へようこそ。フジテレビ「世にも奇妙な物語35周年SP~伝説の名作 一夜限りの復活編~」として、35周年という記念の年にふさわしいファンの中でも人気の高い過去作品の中から、ストーリーテラーが選んだ珠玉の5本の名作が放送される。5月31日土曜21時から放送する。リアルタイム配信、見逃し配信はないため、放送で視聴を。過去作品はFODで配信中だ。



「世にも奇妙な物語」は、1990年4月にレギュラードラマとして放送を開始し、その後は特別編という形で年に2度、夏と秋に放送を続け、これまで各時代を代表するような作家や脚本家と豪華俳優の組み合わせで奇妙な物語の世界感を表現してきた。ストーリーテラーのタモリによって奇妙は世界へ誘われる。

今回放送される作品は、2001年木村拓哉主演「BLACK ROOM」、2002年大杉漣主演「夜汽車の男」、1990年織田裕二主演「ロッカー」、2005年妻夫木聡主演「美女缶」、2019年斉藤由貴主演「恋の記憶、止まらないで」の5本が選ばれた。

「BLACK ROOM」は奇妙な家に帰省した息子役として、木村拓哉が抜群のテンポとキレッキレの芝居で魅了する。今は亡き名優・志賀廣太郎と樹木希林という最強の両親役コンビ。三人の絶妙なセリフの応酬と、予測不能なぶっ飛び展開が笑いと混乱を巻き起こす。

「夜汽車の男」に主演した大杉漣は「世にも奇妙な物語」最多出演を誇る、まさに「奇妙」のレジェンドであり、ストイックで繊細な演技も必見となっている。

“トラウマ級”と語り継がれる、初期「奇妙」の伝説的ホラーエピソード「ロッカー」に主演したのは織田裕二だ。ロッカーに閉じ込められ極限状態に追い込まれていく密室の恐怖を体現する。長年再放送が望まれていたものの、権利上の問題で封印されてきが、35周年という節目の力を借りて放送されることになった。

「理想の女性が缶詰めから出てくる」という突飛な設定ながら、物語は抒情的で美しく、特にラストの描写には胸を締めつけられる人も多かったのは妻夫木聡主演の「美女缶」だ。

比較的新しいエピソードながら、SNSを中心に「本気で怖い」「トラウマ級」と話題を呼んだ、“令和の奇妙”を代表する一本「恋の記憶、止まらないで」も放送される。

■木村拓哉「BLACK ROOM」あらすじ

アメリカ留学中のナオキ(木村拓哉)は、3年ぶりに帰国すると、実家は真っ暗な空間に変わり果てていた。暗闇の中で両親(志賀廣太郎・樹木希林)と再会するが、彼らの様子もどこかおかしい。不可解な状況に、戸惑いといら立ち、不安を募らせるナオキだったが、やがて、予想もしなかった出来事が彼を待ち受けていた。

■大杉漣「夜汽車の男」あらすじ

寂れた夜汽車に乗り込んできた謎の男(大杉漣)は、ただ黙々と弁当を食べ始める。おかずの一品一品を無駄に高い洞察力で分析しながら食べ進めていく。その姿は異様でありながらも、どこか引き込まれるものがある。やがて、彼の行動にはある意図が隠されていることが明らかになり、物語は予想外の展開を迎える。

■織田裕二「ロッカー」あらすじ

産業スパイの悟(織田裕二)は、研究所に忍び込み、重要なデータを盗もうとして、研究所職員・佐口邦夫(段田安則)に見つかり、もみ合いの末に彼を殺害してしまう。悟は、警備員の足音を聞き、とっさに近くのロッカーに身を隠す。安心したのも束の間、ロッカーの扉が開かなくなってしまう。外では警備員が警察を呼び、現場検証が始まる中、悟はロッカーの中で孤立し、次第に追い詰められていく。

■妻夫木聡「美女缶」あらすじ

フリーターの雄太(妻夫木聡)は、ある日、隣人の冴えない男の部屋から毎朝違う美女が出てくるのを目撃し、不思議に思う。興味を持った雄太は、冨岡の部屋に忍び込み、「美女缶」という缶詰を発見する。試しに使用してみると、藤川サキ(臼田あさ美)という美女が現れ、雄太は彼女と心を通わせていく。しかし、「美女缶」には、とある秘密が隠されており…。

■斉藤由貴「恋の記憶、止まらないで」あらすじ

シンガーソングライターの村瀬志保(斉藤由貴)は、創作に行き詰まりを感じていた。ある日、夢の中で聞いたメロディを元に新曲を作り、大ヒットを収める。しかし、そのメロディが盗作だったことに気がついた。そんな中、志保の身に、奇怪な出来事が起きていって……。

フジテレビ 2025年5月31日(土)21時放送。「世にも奇妙な物語24 冬の特別編」。
出演:タモリ
番組公式Twitterアカウントは「@yonimo1990」。

フジテレビ「世にも奇妙な物語」番組公式サイト
FOD「世にも奇妙な物語」配信サイト