池田エライザ×野田洋次郎「舟を編む 〜私、辞書つくります〜」が17日地上波で再始動【2025夏ドラマ】

06月07日22時17分ドラマ
画像:©NHK

三浦しをんの大ベストセラー小説『舟を編む』を原作に、新たな視点で描かれるNHKドラマ「舟を編む 〜私、辞書つくります〜」が、2025年6月17日(火)より地上波の「ドラマ10」枠で放送開始される。公式サイトでは予告動画も公開中。



馬締光也ではなく“岸辺みどり”が主人公に


本作は、2012年に本屋大賞を受賞した『舟を編む』を原作とし、2013年には松田龍平主演で映画化、2016年にはテレビアニメ化もされた人気作品。原作では、辞書編集に情熱を注ぐ馬締光也(まじめ・みつや)が主人公だったが、本ドラマでは、ファッション誌から辞書編集部に異動してきた新入社員・岸辺みどりの視点から物語が描かれる。

NHK BS・NHK BSプレミアム4Kで2024年に初放送され、ギャラクシー賞や東京ドラマアウォード2024優秀賞など高い評価を獲得した本作が、ついに地上波に登場する。


あらすじ:言葉の力に目覚めていく“私”の物語


物語は、大手出版社「玄武書房」でファッション誌の編集部員だった岸辺みどり(池田エライザ)が、雑誌の廃刊を機に辞書編集部に異動するところから始まる。そこには、ぼさぼさ頭で生真面目な上司・馬締光也(野田洋次郎)をはじめ、個性的な編集部員たちが待ち受けていた。

最初は戸惑いながらも、十数年かけて一冊の辞書「大渡海(だいとかい)」を編む仲間たちの情熱に触れ、みどり自身も“言葉”の魅力に目覚めていく。


豪華キャストが支える“辞書づくり”の現場


登場人物たちも個性豊かだ。

●馬締の妻・林香具矢(戸籍上は馬締)役に美村里江
●「大渡海」用の紙を開発する営業担当・宮本慎一郎役に矢本悠馬
●辞書編集部の契約事務員・佐々木薫役に渡辺真起子
●アルバイトリーダー・天童充役に前田旺志郎
●馬締の親友で元・辞書編集部員の西岡正志役に向井理
●馬締を編集部に引き入れた元上司・荒木公平役に岩松了
●「大渡海」の発起人で監修者・松本朋佑(ともすけ)役に柴田恭兵
【役柄詳細とキャストコメント】

さらに、映画版で馬締を演じた松田龍平が、デジタル辞書の開発者役で特別出演することも話題になっている。どの回に登場するかも注目だ。気になる方はこちらをチェック⇒詳細記事


言葉を「誰かを守るために」使うという新たな視点


ドラマでは、地味ながら奥深い辞書編集の仕事と、言葉が持つ力、そして人と人とをつなぐ絆が丁寧に描かれる。令和の時代ならではの「言葉を誰かを傷つけるためではなく、守り、つなぐために使う」というテーマが、視聴者の胸に深く響くだろう。

地上波では、BS放送版を再編集した短縮版となっており、1話45分×全10話構想で放送される。

【放送予定】2025年6月17日(火)スタート<全10話>
 総合:毎週火曜22:00~22:45
 再放送(総合)毎週木曜24:35〜25:20 (※金曜0:35~1:20)
【原作】三浦しをん 『舟を編む』
【脚本】蛭田直美
【音楽】Face 2 fake
【演出】塚本連平 麻生学 ほか
【出演】池田エライザ 野田洋次郎 矢本悠馬 美村里江 渡辺真起子 前田旺志郎/岩松了 柴田恭兵 ほか

NHK「舟を編む 〜私、辞書つくります〜」HP

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