「Dr.アシュラ」出産で変わる家族の形…朱羅・松本若菜はどんな家族も助け続ける【第9話ネタバレ・10話予告】

2025年6月11日に「Dr.アシュラ」(毎週水曜、22時、フジテレビ)の第9話が放送された。自分を出産する時に母親が亡くなったことで父親に心を閉ざしている土井明日花(吉冨さくら)、出産時に胎盤剥離を引き起こし生死の境をさまよう、梵天(荒川良々)の妻(村川絵梨)。どちらの家族も朱羅(松本若菜)が救い出す。6月18日に第10話が放送となる。予告動画は番組公式サイトで公開されている。
「Dr.アシュラ」とは
「Dr.アシュラ」は命と最前線で向き合う救急科を舞台に、どんな急患も絶対に断らない、そしてどんな手を使ってでも絶対に助けるスゴ腕のスーパー救命医の活躍をノンストップでお届けする救命医療ドラマだ。その第9話が6月11日に放送された。
■第9話ネタバレあらすじ
杏野朱羅(松本若菜)はほとんど家に帰ることはなく、救急科・科長の大黒修二(田辺誠一)心配されても適当にあしらってしまう。病院の廊下を歩いていると、うずくまっている妊婦(村川絵梨)を見つける。朱羅と大黒は慌てて駆け寄り、妊婦を初療室に運んで手当てすると、妊婦は朱羅や大黒、看護師の三宝加代子(阿南敦子)の名を呼んで礼を述べる。名前を知っていることに驚く朱羅たち。ニコニコと笑顔を振りまく美鈴は梵天(荒川良々)の妻・美鈴(村川絵梨)だったのだ。梵天と美鈴にとっては待望の妊娠だが、高齢なこともあり、不安も大きい。一方、自動車にはねられ外傷を負った土井明日花(吉冨さくら)が運び込まれる。明日花に意識はあるものの、こちらの呼びかけへの反応に乏しい状態だった。明日花は耳が聞こえなかった。朱羅は筆談の用意をさせる。するとそこへ明日花の父・土井孝(三浦剛)が飛び込んでくる。しかし、父親の姿を見るなり明日花の表情が曇る。明日花の母親は明日花を産む時に亡くなってしまったのだ。自分の誕生日は母親の命日。見舞いに来てくれた孝が「誕生日おめでとう」といっても、自分のせいで母親が亡くなったと思っている明日香は孝に心を開かない。
そんな二人の様子をみていた梵天は子どもが健康に産まれるか、出産時に母親が大丈夫かと心配してしまう。
見舞いに来た孝は病室に入ることもためらっている。梵天が話を聞くと、孝は明日花がいるだけで“光が見えるよう”というのだが、明日花は心を開かないという。その二人の会話を聞いていた朱羅は明日花の病室に行き、自分には両親がいないこと、大切な人はいついなくなるかわからないから思いは伝えなくてはいけないと書き記す。そして、朱羅は孝を病室に入れる。二人は本心を語りあい、わだかまりがなくなった。
幸せそうな二人を見て満足した梵天だが、家に帰ると美鈴が出血して倒れていた。病院に連れて行くと、胎盤剥離を起こしていることがわかる。あいにく、産科の医師は別の手術で手が離せないため、朱羅とナオミ(小雪)で対応する。子どもは泣き声を上げるが、美鈴は心停止になってしまう。必死に心臓マッサージをする朱羅は、梵天にも「あんたの声も必要なんだ」と声をかける。梵天も必死で名前をよぶ。美鈴も助かった。
明日花が孝に連れられて退院するときに、朱羅は勉強した手話で「お母さんが見ている」と伝え、父親と仲良く過ごすように伝えた。
救急に運ばれた耳の聞こえない女性を演じたのは吉冨さくら
吉冨さくらは、耳が聞こえない親のもとに生まれたコーダ(CODA/Children of Deaf Adults)として育ち、幼少期から家族との会話は手話で行っていた。そのため手話は手慣れていて、その表現力は素晴らしい。今作では父親に対して心を閉ざした思春期の少女を繊細に演じた。梵天(荒川良々)の家族が登場し、夫婦、家族、産まれてくる命をテーマに放送された第9話
梵天の妻役を演じたのは、2005年下期のNHKテレビ小説「風のハルカ」のヒロイン役を演じた村川絵梨。現在は数々のドラマ、映画、舞台で主演やヒロインを務める。その村川は「家族、命の大切さがフィーチャーされている回だと思います。『Dr.アシュラ』ファンの皆様に、温かいメッセージが届きますよう心を込めて演じさせていただきました」とコメントを公開している。朱羅(松本若菜)にはホームレスの友人が?
第10話は朱羅が知り合いのホームレスの小西達夫(マキタスポーツ)を救急に連れ帰るところからドラマはスタートする。家には全く帰らず、屋上のテントで生活している朱羅だが、どうやら憩いの場所は病院近くの公園にもあるあらしい。そこにいるホームレスの小西と友人のようなのだ。朱羅の私生活は回を重ねても謎が多い。■第10話あらすじ
朱羅の知り合いのホームレスの小西達夫(マキタスポーツ)は腹をさすりながら昨日から腹痛が続いていると訴える。朱羅は脱水症状を疑い、救急外来の初療室に連れて来た。小西の身なりに顔をしかめる薬師寺保(佐野晶哉)だが、大黒修二(田辺誠一)は「タツさん。久しぶりですね」と声をかけ、九曜沙苗(結城モエ)や水吉歩夢(荒井玲良)たちとも馴染(なじ)みの様子だ。小西は経過観察のためしばらく入院することになった。一方、28歳の青年・佐藤健太(矢野聖人)が救急隊によって搬送されてくる。健太は肝機能低下による意識障害と診断され、しばらくの間入院することになる。小西と同じ病室に健太が運ばれてくる。その様子を心配そうに見つめる小西は、健太と二人きりになると「おい、ちょっといいか」と話しかけ…。
フジテレビ 2025年4月16日スタート。毎週水曜日22時放送「Dr.アシュラ」。出演:松本若菜、佐野晶哉(Aぇ! Group)、渡部篤郎、片平なぎさ、鈴木浩介、佐野史郎、田辺誠一、小雪、荒川良々、猪塚健太、結城モエ、荒井玲良、阿南敦子 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@dr_asura_drama」。
◇フジテレビ「Dr.アシュラ」番組公式サイト
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