「私たちの映画」余命宣告を受けた女優チョン・ヨビンに監督ナムグン・ミンが出した出演条件とは【第1話・第2話あらすじ】

ナムグン・ミンとチョン・ヨビン主演のSBS新金土ドラマ「私たちの映画」がDisney+(ディズニープラス)で独占配信を開始した。
6月13日と14日に放送された第1話・第2話では、クラシックな映画を思わせる映像とともに、映画監督ジェハ(ナムグン・ミン)と、難病で余命宣告を受けながらも残された日々を必死に楽しむダウム(チョン・ヨビン)の出会いが描かれ、映画界の巨匠だった父の作品『白い愛』のリメイクを通じて二人の関係が徐々に近づいていく様子が描かれた。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう。(ネタバレあり)
●【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマはこちら】
「私たちの映画」は巨匠クラスの映画監督の父を持つプレッシャーと戦いながら、映画という夢と真正面から向き合う駆け出しの若き監督イ・ジェハと、余命宣告を受けた女優の卵イ・ダウムの二人が、“今”を懸命に生きる究極のラブロマンス。【「私たちの映画」を2倍楽しむ】では、制作発表会レポートや関連動画、視聴率、評判、放送にあわせて全話のあらすじと見どころも紹介する。
■キャスト【キャラクター(俳優・登場人物徹底紹介】
イ・ジェハ役:ナムグン・ミン
イ・ダウム役:チョン・ヨビン
プ・スンウォン役:ソ・ヒョンウ
チェ・ソヨン役:イ・ソル
キム・ジョンウ役:ソ・イソ
クァク・ギョヨン役:オ・ギョンファ
キム・ジニョ役:イェ・スジョン
イム・ジュンビョン役:イ・ジュスン
ほか
■第1話あらすじ
映画『清掃』を完成させ、完成報告会に臨んだイ・ジェハ(ナムグン・ミン)だが、父であり映画界の巨匠イ・ドゥヨン(キム・ジェチョル)の訃報が飛び込む。それ以来、ジェハの監督としての人生はスランプに陥ってしまう。
5年後、プロデューサーで友人でもあるスンウォン(ソ・ヒョンウ)はジェハを映画界に引き戻すため、父の名作『白い愛』のリメイクを提案するが、ジェハは全く気乗りせず、周りにも線を引いて生きていた。
かつて『清掃』に出て一斉を風靡し、離婚騒動で渦中の人となったチェ・ソヨン(イ・ソル)や、キム・ジョンウ(ソ・イソ)らが出席する試写会に呼び出されたジェハ。気まずい空気にそそくさと帰ろうとするが、かつて恋人だったソヨンに足止めされ、飲み会で他の監督と口論になり険悪な雰囲気にしてしまう。その帰り道、彼は常にビデオカメラを回し、掴みどころのない明るさを持つ女性ダウム(チョン・ヨビン)と知り合う。
直後に再び古い映画館で『白い愛』が再上演され、鉢合わせしたジェハとダウム。更にジェハの前には映画に主演した女優キム・ジニョ(イェ・スジョン)が現れ、父親が本当に伝えたかったことをジェハに知ってほしいと声を掛けるが、ジェハは父の愛人の噂があった彼女に冷たく接する。
父が抱えていた借金を5年かけて完済し、屋敷を取り戻したジェハはジニョが言っていた『白い愛』の初稿を探し出し、母ユ・ウネ(イ・サンヒ)が作品の脚本家だった事実を知ると、リメイク版の監督を決意する。大喜びするスンウォンはキャストにソヨンを起用するよう提案。ジェハは作品にリアリティーを出すため、実際に余命宣告を受けた人物をアドバイザーにつけてほしいと要求。
ロケ現場に遭遇したダウムは予期せずソヨンと言葉を交わす機会に恵まれて大喜びするが、ビデオカメラで撮影し続ける理由を聞かれて悲しげな顔を浮かべる。
1ヶ月後、余命宣告についてアドバイスを求めに行った病院でダウムと再び鉢合わせしたジェハは、ここで初めて彼女が余命宣告を受けたアドバイザーと知る…。
■見どころ
古びた映画館のエンドロールのような映像で始まり、まるで一本のクラシック映画を観ているような叙情的な雰囲気が流れる幕開け、そしてスランプ中の映画監督イ・ジェハ(ナムグン・ミン)と、余命宣告を受けた女優志望のイ・ダウム(チョン・ヨビン)が出会う場面から始まる。
本作の演出は非常に詩的で、四季の風景や静かな町並みが感情を包み込むように描かれ、特にカメラワークと音楽は、登場人物の内面を丁寧にすくい上げ、視聴者に深い余韻を与えた。
第1話は「終わりが始まりになる」ことをテーマに、人生・芸術・感情の交差点に立つ2人の心の動きを丁寧に描き、全国視聴率は4.2%(ニールセンコリア調べ)。今後は映画製作を通して2人の関係がどう変化していくのか、またチェ・ソヨンやプロデューサーとの三角関係にも注目が集まる。
●ナムグン・ミン主演、愛と命のドラマ「私たちの映画」ついに配信開始!予告編とキャラクタービジュアルも一挙公開
●ナムグン・ミン主演「私たちの映画」静かな感動でスタート―初回4.2%、新境地メロドラマに称賛の声
●ナムグン・ミン、イェ・スジョンに塩対応の理由は?「私たちの映画」第1話先行映像第2弾公開

■第2話あらすじ
明るかった彼女の母(ムン・ソリ)もまた遺伝性の難病でダウムが幼い頃に他界していた。医師の父ジョンヒョ(クォン・ヘヒョ)は、妻の難病が娘にも遺伝していることに胸を痛めていたが、高校時代に演劇に目覚めたダウムは駆け出しの役者として夢に突き進み撮影現場で倒れてしまう。アドバイザーとしてジェハの前に現れたダウムは、抱いていた役者としての夢を語る。明るく気丈に振る舞いながらも、忍び寄る死に怯える彼女を見て、亡くなった母と重ねるジェハ。
スンウォンはソヨンを主演に推そうとするが、彼女の所属事務所のコ代表(ソ・ジョンヨン)は、以前のジェハとソヨンのスキャンダルを理由に猛反発。ジェハもまた、ソヨンは主演でなく助演の役が合っていると感じていた。そんな中、形式だけの主役オーディションが開かれ、ダウムが登場。終わった後に呼び止めたジェハは、余命僅かなのにオーディションにやって来た彼女に冷たい言葉をかけるが、ダウムは命に代えても演じたいと反論。
ソヨン主演の話も雲行きが怪しくなり、ダウムに機会が巡ってくるが、映画の話を知ったソヨン本人はジェハの映画に出たいとコ代表に直訴。
ダウムの言葉が頭から離れなくなったジェハ。再び彼女を呼び出してアドバイスを求めた彼は、彼女が余命宣告を悲しむ代わりに、残された時間を懸命に楽しみながら生きていると知って、彼女に対する見方が変わっていく。
父に演技を続けることを反対されるが、1次オーディションに合格して大喜びしたダウムは、突然病室から抜け出してオーディションに臨む。厳しい言葉で病人扱いするジェハに対し、度胸と意欲をアピールしたダウム。ジェハは配役の条件として「死なないでほしい」と告げ、見つめ合う…。
■見どころ
キャスティングを巡る緊張感と心の機微がメインテーマとして描かれた第2話では、ダウムが余命宣告を受けるに至った経緯が紹介された後、映画『白い愛』で、主人公「ギュウォン」役に無名の余命6カ月宣告を受けたイ・ダウム(チョン・ヨビン)が抜擢される過程が中心となった。
繊細で叙情的な演出が続き、ジェハのシナリオ執筆シーンではダウムの幻影のような映像が描かれ、彼の意識がダウムに向いていることを視覚的に表現。ドラマに独特の余韻と緊張感を与えている。
第2話ではダウムの母親役として「おつかれさま」のムン・ソリが特別出演。
クライマックスに登場するイ・ジェハの一言、「条件がある。死なないでほしい」は、映画のためというだけでなく、彼自身の感情の芽生えを象徴し、ジェハの中で、ダウムと闘病の末に亡くなった母親を重ね、そこからダウムに対して別の感情が芽生えたことを示唆する表現だ。
第2話の全国視聴率は3.0%(ニールセンコリア調べ)。物語はイ・ダウムとイ・ジェハの「死と生」の交差点にある愛の行方、チェ・ソヨンや他の制作関係者との三角関係や対立、余命ある主人公をどう映画化するかという倫理的な葛藤、ジェハが「芸術か商業か」ではなく、「真実の感情」を選ぶことで、今後の作品の方向性がどう変わるのか?など今後の展開に期待だ。
「私たちの映画」は、SBS金土ドラマ「鬼宮」の後続として、2025年6月13日(金)21時50分より初放送され、日本ではDisney+(ディズニープラス)で独占配信される。
◇YouTube韓国ドラマ『私たちの映画』|ティザー予告編
◇SBS「우리 영화」HP
