「大岡越前8」第2話:3時のヒロイン(ゆめっち、福田麻貴、かなで)登場 江戸のゴミ騒動に隠された陰謀とは

俳優・高橋克典が主演を務めるNHK BS時代劇『大岡越前8』(毎週日曜18:45~、NHK BS・プレミアム4K)。6月15日放送の第2話「大江戸ごみ騒動」では、お笑いトリオ「3時のヒロイン」のゆめっち、福田麻貴、かなでの3人が町人役で登場。彼女たちの自然な演技も話題に。今回はそのあらすじと見どころ、次回の展開を紹介する。
■「大岡越前8」とは
江戸の町を舞台に、南町奉行・大岡忠相(高橋克典)が仲間たちとともに事件や人情に向き合い、“大岡裁き”を繰り広げる時代劇シリーズ。2024年の第7シリーズに続き、高橋克典が2期連続で忠相役を務める。
美村里江、勝村政信、寺脇康文らおなじみのキャストに加え、今作では嶋田久作、山崎一輝らが新たに参加。各話に登場する豪華ゲストも見どころのひとつだ。⇒【高橋克典×風間杜夫ほか豪華各回ゲスト紹介】
■第2話「大江戸ごみ騒動」
江戸の町がゴミであふれる異常事態が発生。ごみを埋め立て地・越中島まで運ぶ人足たちが、突如として仕事を放棄したのだ。人足頭の権蔵(井田圀彦)は「若者が怠けているだけ」と無責任な態度。一方で、監督役の茂兵衛(谷川昭一朗)の様子にはどこか不審な点が――。
大岡忠相は、茂兵衛の娘・おふみ(蓼沼優衣)の失踪が関係しているとにらむ。上川(岸田タツヤ)が越中島に潜入し、おふみを発見するが、逃亡中に人足たちに捕まり、翌日遺体で発見される。彼の手には、北町与力・神山左門(嶋田久作)の煙草入れが握られていた。
評判の悪い左門に疑惑が向けられるが、実は「作平」と名を偽り、越中島で潜入捜査をしていたのだった。左門は川上を助けるために致命傷を避けて痛めつけ、川に投げ入れることで逃がしたはずだった。さらに、左門は越中島で隠された金の仏像を発見し、人足たちの背後に伝説の盗賊・漣松五郎が関与していると突き止める。
上川の仇討ちを誓った北島駿介(財木琢磨)が忠相の制止を聞かず、島に潜入するも失敗。左門は駿介にも助け船を出し、「松五郎が現れる」と耳打ちして彼を逃がす。川岸にたどり着いた駿介は、川上のように匕首で襲われるが、南町奉行の者たちが駆けつけ、一命をとりとめる。そして左門の言葉を忠相に伝える。
クライマックスでは、忠相たちが越中島に乗り込み、悪事に加担した人足たちを一掃。おふみを守り抜いた左門に、忠相は「お前の言伝、確かに受け取った」と語りかける。
裁きと真相
茂兵衛が娘の安否ゆえに務めを果たせなかったことを考慮され、改悛を条件に罪を免れる。一方、二代目・漣松五郎を名乗る宇吉(田中俊介)が正体を暴かれ、過去に両親を松五郎に殺された与太(少路勇介)が仇討ちに飛びかかる。これら一連の事件の発端は、与太が左門に送った密書だった。
忠相は与太に「恨みを捨て、これからは自分のために生きよ」と諭し、左門の生き様を重ねて語る。江戸の町はごみ騒動も収まり、心の澱も洗い流されたかのように平和を取り戻した。
ラストシーンと次回予告
左門は北町から南町への異動を命じられる。南町奉行所の人々が、その噂に戦々恐々とする中、左門は忠相の母・妙と親しげに話していた。二人の関係は、まだ忠相も知らない――。
■第3話「逃亡者の命運」
仇に追われる易者・田所伴内(風間杜夫)が倒れる。彼を追う若者・小一郎(小日向星一)と、辻斬り事件に巻き込まれた旗本の嫡男(西本銀二郎)の因縁が交錯し、忠相が新たな難事件に挑む。
■放送・制作情報
放送日時:6月8日(日)より毎週日曜 18:45~19:28(全8回)
放送局:NHK BS、NHK BSP4K
脚本:尾西兼一(2・3・7・8話)、いずみ玲(1・5話)、森脇京子(4・6話)
音楽:山下毅雄、小笠原肇
主題歌:由紀さおり
出演:高橋克典、勝村政信、寺脇康文、美村里江、近藤芳正、高橋光臣、嶋田久作(新キャスト)、柄本時生、石井正則、金山一彦、山崎裕太、加藤頼、黒川英二、財木琢磨、由夏、亜呂奈、中村加弥乃、山﨑一輝(新キャスト)、高橋長英、徳重聡、松原智恵子、田村亮 ほか
制作統括:本木一博(NHK)、落合将(NHKエンタープライズ)、白石統一郎(C.A.L)
演出:矢田清巳(1・4・7・8話)、六車雅宣(2・3話)、濱龍也(5・6話)
◇NHK BS時代劇「大岡越前8」HP
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