NHK大河「べらぼう」ピンチを救った“蔦重”横浜流星の好感度急上昇!第25話ネタバレ第26話予告

10時55分ドラマ
©NHK

NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)6月29日(日)放送の第25話「灰の雨降る日本橋」日本橋を火山灰から救った蔦重(横浜流星)、てい(橋本愛)の心を動かしゴールイン、因縁の鶴屋(風間俊介)と和解へ。7月6日(日)放送の第26話「三人の女」で予告動画は番組公式ホームページで公開中だ。



大河ドラマ64作目となる「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は貸本屋から身を興し、書籍の編集・出版業を開始し、のちに江戸のメディア王として時代の寵児となった“蔦重”こと蔦屋重三郎の波乱万丈の人生を描く。

6月29日放送の第25話では、浅間山大噴火という世間を揺るがす事件を背景に、蔦重とてい、田沼意知(宮沢氷魚)と誰袖(福原遥)というビッグカップルが誕生し話題を呼んだ。火山灰から町を救う蔦重の姿に、日本橋界隈から蔦重の好感度が急上昇。頑なだったていの心を動かし“ビジネス婚”という形だがゴールインすることとなった。

そして7月6日(日)放送の第26話では、米価高騰に揺れる江戸の町で、蔦重とていの新生活がスタートする。蔦重の実母・つよ役で高岡早紀が登場。つよが来たことで、商売上の夫婦となった蔦重とていにも少しずつ変化が訪れる。

■蔦重の結婚に不服そうな“歌麿”染谷将太
浅間山の火山灰から町を救う蔦重と、中国の賢人・陶朱公を重ね、店を譲る決意をしたていに、蔦重は「やはり陶朱公の女房になりませんか」と告白。第23回でていは「吉原の・・・蔦屋耕書堂だけでは一万両つまれようともお避けいただきたく」と蔦重を拒絶していただけに、ていの気持ちの変化に注目が集まっていたが、蔦重の誠実なプロポーズに「結婚おめでとう!」「蔦重に痺れる~!」とお祝いコメントが寄せられた。

念願の日本橋進出というお祝いムードの中、ひとり浮かない顔をするのが染谷将太演じる歌麿だ。蔦重が「もう男はこりごりだが、商いのための結婚なら」と、ていとの結婚の経緯を説明すると、歌麿は夫婦になる必要があるのかと不服そうな顔を覗かせた。「こいつが女房もらうのがいやなのか?」と次郎兵衛(中村蒼)に突っ込まれてしまう。蔦重の結婚に複雑な表情の歌麿に「とまどう歌麿かわいいなぁ」「歌麿の一挙手一投足が気になる」「歌麿、もしかして・・・」と歌麿の蔦重への恋心に注目する声も。

次回、第26話のサブタイトルは「三人の女」だが、てい、蔦重の実母、そして歌麿ではないかと憶測もあり、今後の蔦重と歌麿の関係性からも目が離せない。

■第25話ネタバレ
柏原屋から丸屋を買い取った蔦重は、須原屋の持つ「抜荷の絵図」と交換条件で、意知から日本橋出店の協力を仰ぐ。そんな中、浅間山の大噴火で江戸にも灰が降り注ぎ、蔦重は通油町の灰の除去のため、懸命に働く。一方、松前廣年(ひょうろく)は、抜荷の件で大文字屋(伊藤淳史)を訪れ、大量の琥珀を届けた。田沼の思惑通り、松前藩はオロシャとの交易に踏み切ったのだった。

蔦重は、花魁たちが来ていた着物を屋根一面に広げ、瓦に灰が入り込まないよう工夫をし、町の人々にゲームを提案。「早く灰を川に捨てたら10両出す」と大盤振る舞いの蔦重に、鶴屋も乗っかり、蔦重V.S鶴屋の灰取り合戦が幕を開ける。接戦の末、蔦重が桶を両手に抱え川に飛び込み、結果は引き分けに。その後催された酒宴で、蔦重はすっかり日本橋の町人たちと打ち解けるのだった。

ひとしきり騒いだ後、蔦重が丸屋に戻ると、ていが床を磨いていた。そこで蔦重も雑巾を手に取り「一緒にやりましょう」と掃除を始める。するとていは、中国の政治家、陶朱公こと范蠡(はんれい)の話しを持ち出した。戦のあと国を去り、訪れた地を次々に栄えさせた賢人に蔦重を重ね、「店を譲るなら、そういう人にと思っていました」と語った。

自分は出家するが、店の奉公人たちは店に残して欲しいと頭を下げるていに、蔦重は「陶朱公の女房になりませんか」と二度目のプロポーズをする。「人付き合いしか取り柄はありませんが、学のある女将さんと力を合わせれば、この店はきっとうまくいきます」という蔦重に、ていは「俺ではなく私、日本橋の主に「俺」はそぐいません」と答え、明確な返答ではなかったが、こうして2人は商売上の夫婦として新たな一歩を踏み出すことになる。

一方、出会って一年半経ちながら、男女の仲としての進展がなかった意知と誰袖だが、ある晩、意知は「袖に寄する恋」を記した扇を送り、誰袖に男女の関係を持たない理由を明かした。「好きな女に抜荷の工作をさせているとあれば自分を責めることになる。」と初めて恋心を告げた意知。誰袖の膝枕で横になる意知は「まずい、ひどく、まずい・・・」とつぶやき、誰袖の頬に触れた。

やがて、駿河屋で蔦重の祝言が行われた。メガネを外したていの美しさに、周囲がどよめく中、祝いの品を持って鶴屋が現れる。鶴屋が渡したのは一枚の暖簾だった。火山灰を除去するのに尽力した蔦重への感謝をこめ、「通油町は蔦屋さんを、心より歓迎いたします」と頭を下げた。こうして蔦重は吉原を出て、日本橋に「蔦屋耕書堂」を開店させるのだった。



■第26話あらすじ
冷夏の影響で、米が値上がり、それは蔦重の生活にも打撃を与える。そんな中、蔦重の実母・つよ(高岡早紀)が現れる。田沼意次は米の音を下げる対策を講じるが・・・

NHK大河ドラマ「べらぼう」は2025年1月5日(日)から総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:森下佳子、出演:横浜流星、染谷将太、橋本愛、宮沢氷魚、高橋克実、生田斗真、冨永愛、安達祐実、水野美紀、風間俊介、尾美としのり、里見浩太朗、渡辺謙ほか。番組公式Xアカウントは「@berabou_nhk」。第26話予告動画は番組公式サイトにて公開中。

大河ドラマ「べらぼう~蔦屋栄華乃夢噺」番組公式サイト

【2025年春ドラマ紹介】【関連記事・全話のあらすじ】

蔦重(横浜流星)が吉原案内本で客寄せに挑戦。予告動画は番組公式ホームページで公開中、初回15分拡大で放送。