テクノロジーと知性は人類を破滅に導くのか?『エレベーション 絶滅ライン』ジョージ・ノルフィ監督が語る“新たな絶望”とは

07月03日15時00分ドラマ

全米でトップ10入りを果たした話題作『エレベーション 絶滅ライン』が、7月25日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国公開される。

プロデューサーは『クワイエット・プレイス』『パージ』シリーズを手がけたブラッド・フラー。脚本は『ボーン・アルティメイタム』『オーシャンズ12』などを手がけたジョージ・ノルフィ監督が担当し、名実ともに“最強タッグ”が実現した。



主演には『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』で注目を集めたアンソニー・マッキーを迎え、『デッドプール』のモリーナ・バッカリンら実力派俳優たちが脇を固める。

物語の舞台は、人類の95%が死滅した世界。唯一の生存条件は「標高2500メートル以下に降りないこと」という極限状態の中で繰り広げられるサバイバル・ホラーとなっている。モンスターのクリーチャーデザインには『猿の惑星/キングダム』『ゴジラvsコング』などを手がけたトップクリエイター陣が参加。大自然の美しさと絶望的な緊張感が交錯する、新感覚の終末世界を描いている。

本作の設定と世界観について、ジョージ・ノルフィ監督は以下のように語っている。

エレベーション「人口の95%が滅び、残りの5%が標高2,500m以上の静寂な山頂のコミュニティに住み、眼下の死と破壊とは無縁の世界を想像してみてほしい。このバーチャルなエデンの園は、食料、水、安全、そして素晴らしい自然の美しさなど、人が必要とするものすべてを提供している。私が興味をそそられたのは、このような世界で人類は本当に繁栄できるのだろうかという疑問だった。物理的なニーズはすべて満たされているのに、世界から隔離されたら、人はどうなるのか?私たちの進化と偉大な文明の創造を助けたテクノロジーと知性は、私たちを破滅に向かわせるものなのか?」

また、ロケーション撮影についても言及している。

「この物語に命を吹き込むこと、アンソニー・マッキーと3度目のタッグを組むこと、そしてモリーナ・バッカリンをはじめとする素晴らしい才能を持つキャストたちとの共演は、挑戦的でありながら爽快でもあった。コロラド・ロッキー山脈の営業中のスキーリフトから、地下1マイルの現役鉱山の奥深くまで、息をのむような絶景と、しかし過酷なロケーションで撮影を行った。これらの舞台は単なる背景ではなく、映画の緊張感と緊迫感を高め、真に没入できる演劇的な体験を作り出した」

そして、映画のテーマについてこう締めくくる。

「私たちのチームは全員、この映画が単に楽しませるだけのものでなく、人類の未来に疑問を抱かせるものであるよう、限界に挑戦し、総力を挙げた」

標高2500m以下は“死”という衝撃的な設定のもと描かれる『エレベーション 絶滅ライン』は、2025年7月25日(金)より全国公開される。



■あらすじ
“リーパー”と呼ばれる謎のモンスターが地下穴から多数出現。人類の95%を死滅させて3年が経った。生き残った人々は、リーパーが侵入してこない標高2,500メートル以上の山岳地帯の孤立したコミュニティで暮らしていた。ロッキー山脈の避難所で幼い息子ハンターと暮らすウィル。妻はリーパーに殺された。肺の病気を患う息子の薬が不足し、ウィルは薬を求め、リーパーを倒す方法を研究している元科学者ニーナらと麓の病院へ向かうため2,500メートルのラインを越え下山することを決意するー。

■作品概要
監督:ジョージ・ノルフィ『ボーン・アルティメイタム』(脚本) 製作:ブラッド・フラー『クワイエット・プレイス』『パージ』
出演:アンソニー・マッキー『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』、モリーナ・バッカリン『デッドプール』シリーズ、マディー・ハッソン『マリグナント 狂暴な悪夢』
2024年/アメリカ/英語/91分/カラー/シネスコサイズ/原題:Elevation/配給:アット エンタテインメント/
© 2024 6000 Feet, LLC. All Rights Reserved.  映倫区分:G 

7月25日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国公開

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