日本版「私の夫と結婚して」第3話・第4話で日韓の“違い”がさらに鮮明に

7月4日(金)、Prime Videoで日本版「私の夫と結婚して」第3話と第4話の配信がスタートした。配信初日から日本のTOP10で1位を獲得した本作の影響もあってか、4日の【トップ10(日本)】で韓国版が2位に浮上するなど、「私の夫と結婚して」がワンツーフィニッシュを決めた。
日本版「私の夫と結婚して」は、韓国語版ドラマのリメイク作品ではなく、原作ウェブ小説のプロットに基づいた新作ドラマとなる。テーマは韓国版「내 남편과 결혼해줘」と同じく、親友と夫の不倫を目撃し殺害された女性が10年前へと戻り人生2回目を経験しながら、泥のような運命を彼らにもお見舞いしようとする本格運命リベンジドラマ。
当初、韓国版のリメイクに見えながらも、日本版はあくまでも原作小説のドラマ化であって独自のアプローチで制作されている点が大きな特徴だ。
※参考:韓国版との違いを徹底比較
第3話・第4話では、日韓の違いがこれまで以上に際立った。

たとえば、韓国版ではヒロインが被害者としての苦しみを前面に出すのに対し、日本版では小芝風花演じる美沙自身が「だいぶ性格悪くなった、私」と語るなど、より能動的かつ計算高い一面が強調されている。物語上も、美沙が麗奈にやきもちを焼かせるために友也に甘えたり、佐藤健演じる亘を利用する場面が描かれ、復讐劇としての色合いがより複雑になった。

また、親友で夫の不倫相手だった麗奈(白石聖)が、日本版では美沙の“前の人生”の夫・友也(横山裕)ではなく亘にアプローチする展開に変更。これを美沙が軌道修正する過程で、佐藤健が小芝風花から「変態」と呼ばれたり、亘の初恋を応援する妹・未来(黒崎レイナ)から「ド阿呆」と言われるなど、コミカルなやりとりも加わった。

さらに、韓国版で物語の転機となった会社の「ワークショップ」が、日本版では「シャインマスカット狩り」に置き換えられるなど、舞台設定や小道具も日本的なアレンジが施されている。
このように、同じ原作をベースにしながらも、セリフやキャラクターの動機、エピソードの展開、文化的なディテールに至るまで、日韓で大きく異なる“別作品”のような印象を与えている。
今後も、両国版の違いを楽しみながら視聴するのがおすすめだ。
以下、「第3・4話あらすじ&見どころ」よりあらすじ部分のみ抜粋。
■第3話「間違えた恋の矢印」
麗奈(白石聖)は彼氏と別れ、佐藤健演じる亘に本格的にアプローチを開始する。一方、美紗(小芝風花)は、夫・友也(横山裕)と麗奈を結びつけるため「友也おしゃれプロジェクト」を始動。さらに、美紗は亘と未来(黒崎レイナ)が親しげに話しているのを見て2人の関係を疑い、出張先の果樹園へ向かう。美紗の初恋相手・田辺悠斗(七五三掛龍也)も再登場し、複雑な人間関係が動き出す。
■第4話「恐ろしいルール」
美紗は、麗奈が亘に意図的に近づいていたことに気づく。そこで、美紗は友也と仲睦まじい姿を麗奈に見せつけ、麗奈の嫉妬を煽る作戦に出る。しかし、友也は再び暴力的な態度を見せ、美紗は過去と同じ苦しみに直面する。物語は、美紗が自分の人生や人間関係をどうやり直すか、さらに深い葛藤に突入していく
■キャスト( )韓国キャスト
神戸美紗役:小芝風花(パク・ミニョン)
鈴木亘役:佐藤健(ナ・イヌ)
平野友也役:横山裕(イ・イギョン)
江坂麗奈役:白石聖(ソン・ハユン)
住吉役:田畑智子(コン・ミンジョン)
未来役:黒崎レイナ(チェ・ギュリ)
田辺悠斗役:七五三掛龍也(イ・ギグァン)
課長役:清水伸(キム・ジュンヒ)
ある男役:津田寛治(チョン・ソギョン)
ほか
◇作品ページ
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