「大追跡」初回視聴率9.7% 官房長官の甥・相葉雅紀に気を遣いすぎる大森南朋と松下奈緒【第1話ネタバレと第2話予告】

「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」(テレ朝、水曜21時)7月9日、第1話が放送された。テレ朝新シリーズの刑事ドラマとして注目を浴び、初回視聴率9.7%の好発進。官房長官(佐藤浩市)の甥である名波凛太郎(相葉雅紀)の暴走気味なところを伊垣修二(大森南朋)たちはどううまくコントロールしてゆくのか?7月16日、第2話が放送される。予告動画が番組公式サイトで公開されている。
「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」とは
テレビ朝日でこの夏から始まり、シリーズ化が期待される「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」は、初動捜査で犯人の足取りを追うための防犯カメラ映像の収集や分析、スマートフォン、パソコンの解析、犯人像のプロファイリングなどを担う《現代捜査のキーマン》とも言うべき最先端のプロフェッショナル集団、捜査支援分析センター(Sousa Sien Bunseki Center)を舞台にした刑事ドラマだ。その第1話が7月9日に放送された。期待された通りの数字を出し、ビデオリサーチ社調べの世帯視聴率は9.7%、個人視聴率は5.3%とかなりの好数字をたたき出した。
■第1話ネタバレあらすじ
警視庁捜査支援分析センター、通称SSBCに新設された【SSBC強行犯係】は、殺人強盗放火などの凶悪事件を担当する”捜査一課”を専門に支援する別班で、先の久世俊介内閣官房長官(佐藤浩市)銃撃事件の犯人検挙にも多大な貢献をしていた。《機動分析》担当の伊垣修二(大森南朋)をはじめ、《情報分析》を担当する木沢理(伊藤淳史)、《技術支援》担当の光本さやか(足立梨花)、《情報支援》担当の仁科瑠美(丸山礼)、そして《機動分析》担当の小山田勝也(髙木雄也)、城慎之介(野村康太)らが属するSSBC強行犯係に、ある日、元外資系証券会社のファンドマネージャーで「国家公務員総合職中途採用試験」に合格した”キャリア組”の名波凛太郎(相葉雅紀)が配属される。
SSBC強行犯係に臨場要請が入る。現場ではベンチャー企業・プレイヴァージ社長の桐生聡史(窪塚俊介)が腹部を刺されて死亡しており、伊垣たちはいつものように付近の防犯カメラ映像などの収集を始めようとする。そこで捜査一課の主任・青柳遥(松下奈緒)と名波は意見がぶつかってしまう。名波は刑事のように現場に入り込もうとするが、遙は「それは担当外」と激しく拒絶し、伊垣に文句を言う。名波たちはしぶしぶ防犯カメラ映像の収集に回った。
プレイヴァージの社長が殺されただけではなく、副社長・玉井涼介(中村俊介)も昨夜何者かに襲われていたことが判明した。玉井は襲ってきた犯人のナイフを間一髪でかわし、脚への怪我で済んでいたが、社長である桐生が殺されたと知り、激しく取り乱す。
やがて、伊垣と名波は防犯カメラに映る”犯人と思しき黒ずくめの男”を見つけ出す。伊垣は捜査一課に連絡しようとするが、名波は現場にでようという。実行犯を探し出し居て逮捕できたが、それは闇バイトの一員だった。何者かに50万円を前金としてもらって桐生を殺したという。伊垣たちはその金を受け取ったトイレの防犯カメラを調べる。
勝手な捜査をしてと遙や捜査一課が怒っているが、官房長官の久世がやってきて、名波のことを「甥」だと話すと、捜査一課長の八重樫雅夫(遠藤憲一)たちは自分たちの名波に対する態度が問題だったと思い、急に態度を変える。
捜査一課では玉井の証言により、ゲームプログラマーの川瀬浩一(浜野謙太)から話を聞いていた。桐生とともにプレイヴァージを立ち上げたものの、会社の金を使い込み、会社を解雇されていた川瀬を重要参考人としてみていた。捜査一課はなんとしても川瀬から自白を引きだそうとする。川瀬は会社の金を使い込んだのは玉井だと主張するが、聞き入れてもらえない。そして川瀬が50万円の借金をしていることを突き止めた。八重樫は記者会見をして川瀬が犯人だと発表しようと準備する。
そのころ、伊垣は玉井が襲われたのが防犯カメラが多数設置されている駐車場であることやその映像をみて違和感を覚える。玉井に話を聞きに行くと、玉井はすでに歩けるようになっている。そして玉井は病院から逃走した。軽井沢に向かった。玉井のSNSにのっている情報からSSBCでその別荘の場所を特定する。さらに、玉井を襲ったのが玉井の弟であり、成田から出国していたこともわかった。映像に映っていた“耳”の形から弟を特定することができた。玉井は観念して社長を殺させたことなどを自白した。
八重樫は勝手に捜査したことを怒るが、名波は数年のうちに自分のほうが上に立つといい、捜査の許可をもらう。
SSBCのメンバーが苦労して探し出した社長のスマホから、社長は川瀬に対して謝罪のメールを送ろうとしていたことがわかった。
“別班”のキーワード出現
大森南朋演じる伊垣修二、相葉雅紀演じる名波凛太郎らが配属されているのは警視庁捜査支援分析センター(通称、SSBC)。殺人強盗放火などの凶悪事件を担当する”捜査一課”を専門に支援する別班で、本来の刑事が行うような捜査は行わず、情報の分析などを行う部署だ。随所に“別班”というキーワードが出現し、2023年夏にTBSで放送された「VIVANT」を連想する人も多かった。主題歌はDREAMS COME TRUEの「BEACON」
DREAMS COME TRUEが5年ぶりに連続ドラマの主題歌を担当する。「晴れたらいいね」、「LOVE LOVE LOVE」、「何度でも」、「やさしいキスをして」など、ドリカムの代表曲と呼ばれる楽曲は、いずれもドラマから生まれた楽曲になる。今回の「BEACON(読み:ビーコン)」にも期待がかかる。第1話を先行でみた主演3人のコメント
大森南朋は「テンポ感もよく、カメラワークも新しい感じで、面白かったです。それぞれのキャラクターも第1話でしっかりと紹介されていて、わかりやすく見られるようになっているんじゃないかと思います。伊垣と名波もこれからどんどんいいバディになっていくでしょうし、名波のまだまだ明かされていない部分もいい感じに気になるのではないでしょうか」と話し、相葉雅紀は「伝統的な刑事ドラマの雰囲気は保ちつつ、捜査方法は現代的であったりと新しさを感じました。キャラクターが一人ひとり立っていて、物語のテンポもいいので、すぐにドラマの世界に入れて見やすかった」と感想を語り、松下奈緒は「事件解決へのハラハラドキドキ感があり、あっという間の時間でした」とコメントした。豪華ゲストは第1話だけでなく、第2話も
第1話には事前に発表されていた中村俊介、浜野謙太だけではなく、放送開始早々に殺されてしまう役に窪塚俊介、さらに佐野岳、梅沢昌代らも登場した。そして、豪華なゲスト陣は第2話にも引き継がれる。爆弾犯と思われる人物に吉岡睦雄、タクシー運転手にオラキオ、そして、事件の鍵を握る人物に伊藤歩が登場する。■第2話あらすじ
伊垣修二(大森南朋)は、「錦糸町」と表示されたリアルタイムの監視映像画面に指名手配犯・荒川泰三(吉岡睦雄)の姿を発見する。安田川は2019年に霞が関の文部科学省前に爆発物を仕掛け、死者1名、重軽傷者5名を出した指名手配犯だ。当時捜査一課に所属していた伊垣は、事件と捜査の概要を名波凛太郎(相葉雅紀)、青柳遥(松下奈緒)、捜査一課長の八重樫雅夫(遠藤憲一)らに説明し、荒川がカメラに映った錦糸町へ防犯カメラ映像を集めに出動する。マンションから荒川が現れると、伊垣の制止を振り切った名波が声をかけてしまう。すると、あろうことか荒川はリュックに「爆弾が入っている」と2人を威嚇した。そしてバイクに乗り、そのまま逃走した後、工事現場のプレハブ小屋に人質をとって立てこもってしまう。
立てこもり事件に発展し、八重樫も遥も大激怒。現場から追い出された伊垣と名波のもとに、タクシー運転手の一ノ瀬(オラキオ)がやってきて、マンションの部屋から女性が出てきたと証言する。その女性が星野ゆかり(伊藤歩)だということを確認した伊垣と名波は、ゆかりが留守の間に部屋を捜索する。すると、「革命」「思想」関連の本に加え、爆弾を製造していたと思われる痕跡を発見された。
ゆかりについて捜査一課に連携しようとしたが、連絡を絶たれたため、ゆかりの行方はSSBC強行犯係が独自に追うことにした。周辺の防犯カメラ、スマートフォンの位置情報を駆使し、ゆかりの居場所を特定した伊垣たちだったが…
テレビ朝日 2025年7月9日スタート。毎週水曜日21時放送「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」。出演:大森南朋、相葉雅紀(嵐)、松下奈緒、光石研、遠藤憲一、佐藤浩市、伊藤淳史、髙木雄也、足立梨花、丸山礼、野村康太 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@daitsuiseki2507」。
◇テレビ朝日「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」番組公式サイト
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