「最後の鑑定人」“科学は嘘をつきません”あの名セリフが藤木直人の口から発せられる【第1話ネタバレと第2話予告】

「最後の鑑定人」(フジテレビ、水曜22時)7月9日に第1話が放送された。民間の科学捜査研究所の所長である土門誠(藤木直人)が見事に事件を解決した。人の嘘が見抜ける高倉柊子(白石麻衣)の活躍は7月16日に第2話は以降に持ち越し?予告動画が番組公式サイトで公開されている。
「最後の鑑定人」とは
フジテレビ水曜22時に放送されている「最後の鑑定人」かつて科捜研のエースとして活躍し“最後の鑑定人”と呼ばれていた主人公が、科学的アプローチを駆使して難事件を解決に導いていくサイエンス×ミステリー作品だ。その第1話が7月9日に放送される。その第1話が7月9日に放送された。
■第1話ネタバレあらすじ
元・科捜研に勤めていた土門誠(藤木直人)は、今は自ら開設した『土門鑑定所』を営んでいる。そんな土門鑑定所で研究員として働く高倉柊子(白石麻衣)は学生時代に心理学を学んでおり、仕草や言動から人の嘘を見抜くことに長けていた。ただ、変人ともいえる土門の下で働くことには疑問を感じ、転職も視野に入れていた。そんなある日、神奈川県の海岸で水没車が引き上げられた。神奈川県警捜査一課巡査部長・都丸勇人(中沢元紀)と、係長・三浦耕太郎(阿部亮平)が現場を訪れると、車中で白骨化した遺体と貴金属がびっしりと詰められた鞄を発見。残留物から、12年前に発生した強盗殺人事件に関連していると推察した。しかしその後、一ヶ月経っても捜査は進展せず、諦めムードが漂っていた。そこで三浦は、意気消沈する都丸に対して『土門鑑定所』へ遺体の身元確認を依頼するよう指示する。
都丸は民間に頼むことに気が進まない中、三浦の指示通り『土門鑑定所』を訪れた。高倉に鑑定所の応接ルームに通されると、土門を待つ間ハーブ水でもてなされる。しかしそのハーブ水は驚くほどに不味く、どうやら高倉は都丸のリアクションを観察しているようだった。そこに土門が現れ、都丸は事件の概要や依頼内容の説明をはじめる。都丸に対してたびたび偏屈的な態度を見せる土門だったが、「検体を持ってきてください」となんだかんだ依頼を受ける。
科捜研では無理と言われたが、土門は遺体から血液型を年齢を割り出すことに成功した。複眼できれば被害者の情報はかなり揃うとみて、科捜研に向かう。尾藤宏香(松雪泰子)は土門と科学者についての意見を戦わせているうちに、なぜか自分が復顔を行うことを約束してしまった。
捜査は難航した。そこで土門は引き上げられた車をみたいと言いだし、都丸につれていってもらう。タイヤの間に挟まったものから、八王子という場所を特定した。
復顔した顔から前科がある人間が浮上した。そして、仲間と写した写真を見つけ出す。そのうちの一人は交通事故で亡くなっていたが、一人生き残っている。渡部(葉山奨之)だとわかるものの、黙秘を続ける。そこで、都丸たちは渡部をポリグラフにかけることにした。その補助を土門と高倉が行う。途中から土門一人での尋問のようになった。
3人は12年前質屋を襲い、質屋の主人夫婦を殺していた。その時の防犯カメラに録音されていた声と渡部の声が一致していた。渡部は自白する。実は殺された矢野という人物に渡部と交通事故で死んだ宅間は脅されて犯行に加わっていたのだ。バイトで知り合ってからすぐに矢野は暴力で渡部と宅間を支配した。金をとられ、犯罪を命じられた。なんとか二人で犯行を止めようとしていたのが防犯カメラに録音されたのだ。その後、矢野は質屋の主人夫婦を殺してしまった。地獄から脱するには矢野を殺すしかないと思って、矢野を殺して、車ごと海に捨てたと自供した。
科捜研といえば「科学は嘘をつきません」
科学捜査を題材にしたドラマで最も有名とも言えるのがテレビ朝日で長年シリーズ化している「科捜研の女」だ。主人公の榊マリコは「科学は嘘をつきません」といい、全て科学で証明してみせる。9日からスタートした「最後の鑑定人」も科学捜査が題材。そして、主演の藤木直人が「科学は嘘をつきません。嘘をつくのはいつだって人」とそっくりのセリフを発し、ネットでもそのセリフが反響を呼んだ。主題歌はデビュー50周年の矢沢永吉
なんと矢沢永吉が連ドラ主題歌を28年ぶりに担当する。熱狂的ファンを多く持つロックスターの新曲「真実」が「最後の鑑定人」に色を添える。スローで優しいメロディーラインに矢沢の特徴的な声が心地よくマッチした極上のバラード曲となっている。愛のはかなさを表現する歌詞になっており、ドラマの作中でキーワードとなっている「嘘」や「真実」というワードも散りばめられ、作品に寄り添った世界観に仕上がっている。第1話のゲスト、葉山奨之のコメント
鑑定人・土門の捜査で犯人と割り出された渡部を演じ、土門(藤木直人)とポリグラフを挟んで一対一の演技を見せたのは葉山奨之だ。ポリグラフのシーンについて「僕も俳優を続けていく中で、初めての経験でした。色々制限もある中、肉体的、精神的にもキツかったのですが、藤木さんをはじめ共演者の皆さんが作り上げて下さる空気感に合わせることができ、心の奥底にずっと抱えてきた葛藤や恐怖が爆発できたのではないかなと思います。また、感情の底にある揺れをどう表現するか、水田監督と話し合いながら挑みました!みなさんに助けられたからこそクライマックスのシーンが成立できたと思います」とコメントしている。16日放送の第2話は弁護士からの依頼
民間の科学捜査研究所であるため、警察の依頼だけではなく、民間からの捜査も引き受ける。16日に放送される第2話では、資産家の妻・佐枝子(恒松祐里)が、夫から頼まれて殺した“承諾殺人”を証明することを依頼される。科学捜査ではない範囲だとすげなく断ろうとする土門を、高倉(白石麻衣)がなんとか説得して、その解明をする。■第2話あらすじ
鑑定人・土門誠(藤木直人)と研究員・高倉柊子(白石麻衣)は、未解決強盗殺人とその関連事件を解決したが、その後、なんの依頼もない日々を送っている。同じ頃、ある資産家が銃殺された事件が世間を賑わせていた。事件発生当初は歳の離れた妻による遺産目当ての犯行と疑われたが、本人は被害者から頼まれて殺したと“承諾殺人”を主張していた。
そんな中、事件の弁護を担当することになった相田直樹(迫田孝也)が土門鑑定所を訪れ、承諾殺人を証明してほしいという。殺害されたのは戸部庸三(中村シユン)。庸三は自宅の書斎で死亡しており、手には拳銃が握られていた。二発の銃声を聞いて書斎に駆けつけた庸三の妻・佐枝子(恒松祐里)が警察に通報した。警察は自殺の線で捜査していたが、佐枝子の手と衣服から射撃残渣(ほぼ確実に銃を撃った証拠)が検出されたことで状況は一変したとのことだった。
相田は承諾殺人の証明のため佐枝子の“躊躇”を証明したい一方、土門は“躊躇”の証明は科学捜査ではないと呆れる。だが、鑑定所存続のためと相田を援護する高倉に押され、しぶしぶ依頼を引き受けることに。土門は事件当日の現場カメラ映像と二発の弾丸の解析をはじめていくが…。
フジテレビ 2025年7月9日スタート。毎週水曜日22時放送「最後の鑑定人」。出演:藤木直人、白石麻衣、松雪泰子、迫田孝也、中沢元紀、阿部亮平、栗原類 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@kanteinin_fuji」。
◇フジテレビ「最後の鑑定人」番組公式サイト
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