NHK「ひとりでしにたい」第3話、綾瀬はるかはラップバトルで松坂慶子の本音を暴く!?【ネタバレと第4話予告】

綾瀬はるか主演のNNHK土曜ドラマ「ひとりでしにたい」第3話“YO!熟年離婚は終活の敵!”が、7月12日に放送された。ネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。第4話“参り、元カレ、本当の敵、襲来”は7月19日(土)夜10時から放送予定、予告動画やPR動画が番組HPで公開中だ。
「ひとりでしにたい」は、“よりよく生きて、よりよく死ぬための準備”という普遍的かつ永遠のテーマに真正面から向き合う、前代未聞の社会派「終活」コメディ。原作はカレー沢薫による同名の人気漫画で、現代社会に生きる独身女性のリアルな悩みや葛藤を、ユーモアと温かさを交えて描かれていく。
■第3話 ネタバレあらすじ
鳴海(綾瀬はるか)の父・和夫(國村隼)は「俺に介護が必要になったら、鳴海が仕事を辞めて実家に戻れば良い」と自己中心的に考えていた。しかし那須田(佐野勇斗)から「介護で子供からネグレクトを受けるケースもある」などと現代の介護事情を聞き、和夫は自身の終活について真剣に考え始める。
しかし母・雅子(松坂慶子)は「お父さんによけいなことを吹き込まないで」と終活の勧めを拒否。夫にもまだ先のことだから考えなくていいと言いくるめてしまう。
鳴海は母が熟年離婚を企てている事にきがつく。同僚たちから“熟年離婚の金銭的危機”を聞かされ、このままでは自分にも被害が及ぶと思い悩み、雅子を呼びだし説得を試みる。
しかし、雅子は「何もしてくれない人にしてあげる人生を(この先)何十年も続けるより、一人で苦労した方が楽」と、ギブ&テイクの関係が破綻した今、夫婦関係を解消したいのだと明かす。鳴海は年金は父が働いてきたおかげだと言ってしまい雅子を失望させる。
「両親を離婚させたくない」と那須田に相談すると、それは鳴海が自己中心的で自分ファーストだからだと非難される。生活能力のない父親に一人でいられたら困るから、最期まで母親に面倒をみてもらいたい。経済的に頼られるのも困るから、どちらかが死ぬまでは互助してもらいたい。確かに自分がそう思っていることに気づかされた鳴海は反省するが…離婚してほしくないというのは本当の気持ちだ。
那須田は雅子の気持ちを変えさせるために、和夫に老後の不安を煽り、“終活”させることを提案する。さっそく2人は和夫に会いに行き、那須田が熟年離婚後に男性が孤独死する理由を語り、リタイヤ後に必要なのが“生活能力”そして家庭を会社に置き替えて、今の和夫が経営にまったく参加していない“置物”のような存在になっていると指摘。これから家庭の経済状態の見直しなどに参加するよう呼びかける。
和夫が“終活”を始めたことに腹を立てた雅子が連絡してくるが、鳴海はアパートを借りて暮らすという彼女の離婚後の計画にダメ出しし、「家族は捨てずにリフォームして使ったほうが賢い」と話す。しかし雅子は「私は、私の我慢が当たり前と思っているあなたたちのために生きたくないのよ」と言い、その後鳴海からの連絡を無視する。
家族からの解放が母の望みならあきらめるしかないが、母自身が気づいていない本音があるのではないかと思った鳴海は、ヒップホップダンスで母をたきつけ、ラップバトルで本音を聞き出そうとする。
■那須田の妄想にクスッ
“熟年離婚”という重いテーマの中、鳴海への恋心を自覚はじめた那須田の心の機微が今話でも癒しに。「甘えてしまった」と反省する鳴海の言葉を「甘えていた」フラグと受け取り、「恋愛シュミレーションゲーム」を妄想したり、「(山口さんと一緒にいれるのが)楽しいです」の真意を伝えられず、「日本語難しい」と心の中でつぶやいたり、鳴海に“ギブ”への感謝の笑顔を向けられトキメク様子も。
■“終活”が離婚回避への道に?
雅子の“熟年離婚計画”は、今の時点で既に最終段階。今まで何もしてくれなかった和夫が、突然家事を手伝ってくれたところで、焼け石に水、かえって気持ちを逆なでる結果にもなりかねない。崩壊寸前の家庭という名の会社を立て直すため、和夫はどんな“終活”を始めるのだろうか?その行動で、本当に雅子の心をかえることは出来るのだろうか?
■ラップバトルで本音を暴けるか!?
ドラマラストで突如始まった鳴海と雅子による親子ラップバトル!鳴海が聞き出そうとしていた母の本音までは引き出せず、次回第4話まで持ち越されることに。予告には雅子が涙を流すシーンが…隠された思いとはなんだったのか、山口親子は分かり合うことができたのか?次回も楽しみに待ちたい。
■第4話 あらすじ
鳴海は熟年離婚を企む雅子を説得しようとするが逆に怒らせてしまう。そんな折「終活」に目覚めた和夫が投資を始めると言い出す。「素人の老人に投資は危険」と那須田は和夫に投資を諦めさせる。鳴海はいつの間にか那須田に依存し始めていた。そんな時に、鳴海は元彼・健太郎(満島真之介)と再会する。
NNHK土曜ドラマ「ひとりでしにたい」は総合テレビにて2025年6月21日(土)22時スタート〈全6回〉。【原作】カレー沢薫『ひとりでしにたい』/ 【脚本】大森美香/【出演】 綾瀬はるか 佐野勇斗 山口紗弥加 小関裕太 恒松祐里 満島真之介 國村隼 松坂慶子 他。
◇NHK「ひとりでしにたい」HP
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