「僕達はまだその星の校則を知らない」磯村勇斗の弁護士はなかなかのポンコツっぷり【第1話ネタバレと第2話予告】

10時09分ドラマ
©カンテレ・フジテレビ

「僕達はまだその星の校則を知らない」(毎週月曜、22時、カンテレ・フジテレビ)2025年7月14日第1話が放送された。学校が嫌いだった弁護士の白鳥健治(磯村勇斗)が派遣された学校でまずは制服問題に触れ、学校との距離を変えてゆく。7月21日、第2話が放送される。予告動画が番組公式サイトで公開されている。



「僕達はまだその星の校則を知らない」とは「僕達はまだその星の校則を知らない」独特の感性を持つがゆえに何事にも臆病で不器用な主人公・白鳥健治(磯村勇斗)が、少子化による共学化で揺れる私立高校にスクールロイヤー(学校弁護士)として派遣されることになり、法律や校則では簡単に解決できない若者たちの青春に、必死に向き合っていく学園ヒューマンドラマ。その第1話が7月14日に放送された。

■第1話ネタバレあらすじ

弁護士の白鳥健治(磯村勇斗)は、独特な感性を持ち、集団行動になじめず、不登校になった過去がある。所長の久留島かおる(市川実和子)の命により、学校で発生する問題について、法律に基づいた助言や指導を行うスクールロイヤーとして「濱ソラリス高校」に派遣されることになった。実は弁護士事務所でもなかなか成果が上げられず、かおるは“事務所にいるよりは?”という気持ちで白鳥を派遣したのだった。

男子校の「濱浦工業高等学校」と女子校の「濱百合女学院」が合併したばかりの「濱ソラリス高校」は、校内では次々と問題が勃発している。

そんななか、3年生の生徒会長・鷹野良則(日高由起刀)と副会長・斎藤瑞穂(南琴奈)がそろって不登校になる前代未聞の事態が発生した。健治は早速、相談されるが、法的なアドバイスこそするものの、問題解決の糸口は見出せない。

健治のサポート役で国語教師の幸田珠々(堀田真由)が、そんな健治を心配し見守っていると、やがて生徒たちの間では2人の不登校の理由が合併による校則の変更なのではないかという憶測が広がり、制服を廃止するよう学校を訴える、という生徒が出てくる。もともとは全く別の制服だった2校。昔のままの制服がいいと古い制服を着続ける生徒もいれば、ジェンダーレスとして女子にはパンツタイプの制服も用意され、それを着用するものもいる。そこで健治は、“制服裁判”なる模擬裁判を提案する。

被告は理事長の尾碕美佐雄(稲垣吾郎)だった。尾碕は生徒を前に自らの意見を立て板に水のように展開する。制服を廃止すれば経済力の差により服装に差が生じ、いじめに発展する可能性もある。生徒全員の意見ではない以上、これ以上話しても仕方ないという。校長(尾美としのり)も賛成し、裁判はあっさりと終わってしまった。

生徒会長の鷹野が授業には出ていないものの部活に来ていると知った珠々と白鳥は鷹野に話をきく。すると、鷹野は校則に不満はないという。副会長の斎藤瑞穂(南琴奈)とは生徒会を通じて理解しあえるようになり、瑞穂がパンツタイプの制服を楽しみにしていることを知った。パンツタイプを着用しているときは瑞穂は生き生きとしていたが、周りの視線から着用を辞めた。自分だけは瑞穂の味方だと示すために、生徒会の日、鷹野はスカートをはいてきたのだった。生徒全員にアンケートを採ることになり、鷹野は瑞穂に学校に来るように行った。制服続行には7割の生徒が賛成したのでそのままとなった。

廃止された屋上の天文部の部屋に入りたいと白鳥は思っていたが、南京錠がかかっていて入れない。するとそこに珠々がやってきて、部屋に入れてくれた。生徒が「学校が好き」といった言葉に、自分の知らない学校がまだあるのかもと思い、スクールロイヤーを続けることを白鳥は決めた。

共学化による問題に直面する弁護士の白鳥(磯村勇斗)

第1話は磯村勇斗が演じる弁護士の白鳥が担当することになった「濱ソラリス高校」の“制服問題”についてだった。生徒数の現象により、私立高校の生き残り策として共学化が図られているが、新しい制服はそれまで隠れていた問題を表面化させる。今は多くの学校で女生徒のパンツタイプの制服が採用されているが、男子のスカートというのは数少ない。第1話で生徒会長がスカートをはいてくるが、これはパンツタイプの制服を選んだ女子生徒に対する“味方だよ”というメッセージだった。21日に放送される第2話は恋愛問題だ。同じ学校の生徒同士で恋人関係になり、一方的に別れを切り出されるのは“いじめ”なのか?興味深い問題が第2話でも取り上げられる。



主題歌解禁

主題歌はヨルシカ書き下ろしの新曲「修羅」だ。7月14日の放送で解禁された。コンポーザーの n-bunaは「宮沢賢治の『春と修羅』が好きでした。ドラマにも宮沢賢治の作品がモチーフとして出てきます。『春と修羅』をささやかな共通項として、ヨルシカの作品と、ドラマの二つが柔らかく交わるようなものになっていれば幸いです」とコメントしている。

主演の磯村勇斗がドラマについてコメントを発表

第1話の放送に先駆け、磯村勇斗がドラマの見所を語るコメントが発表された。「いつの間にか“これドラマなのかな?”と感じる瞬間が出てくるくらい徹底的に世界観を作り込んでいて、淡い色が輝いて見える、間違いなく出会ったことのない“新しい学園ドラマ”が誕生しました。僕が演じるスクールロイヤーの白鳥健治という人間は、堀田さん演じる幸田先生や生徒たちと触れ合っていくことで、回を重ねるごとに魅力が増していきます。最初は「あの人は一体何者なんだろう?」という不思議な感覚になると思いますが、視聴者の皆さんにもぜひあたたかく見守っていただけたら嬉しいです。また、生徒も含めて一人ひとりに物語があり、応援したくなる場面もあれば、逆に勇気をもらえる瞬間もあると思います。「法律」や「校則」はどうしても白黒が基準になりますが、このドラマを通して「人」にはもっと多様な色があるんだということを、少しでも知ってもらえる機会になったらうれしいです。”一言では言い表せないからこそ、誰かと共有したくなる”そんなドラマです」と語っている。

■第2話あらすじ

学校では、珠々(堀田真由)が『学生に恋愛は必要か不必要か』というテーマでディベートの授業を行い、白熱した議論が交わされた。共学化によってぎくしゃくしていた男女の仲がようやく深まってきたと安堵していた。

ところがしばらくして、珠々のクラスの藤村省吾(日向亘)が、教室内で別のクラスの井上孝也(山田健人)に掴みかかる事件が発生する。藤村は堀麻里佳(菊地姫奈)と付き合っていたが別れを切り出された上、堀が井上と付き合い始めたため怒ったのだ。さらに、駆けつけた麻里佳が新恋人の井上をかばったことで、藤村は大勢のクラスメイト前で恥をかいてしまう。失恋にショックを受けた藤村は、「これはいじめだ」と騒ぎ立て不登校になり、それを聞いた白鳥(磯村勇斗)は、いじめ防止対策推進法に基づき、スクールロイヤーとして藤村を守ると約束する。

職員たちはただの恋愛のもつれだと考え、しばらく静観しようとするが、白鳥だけは藤村を“被害者”、堀と井上を“加害者”と呼び、いじめ対策委員会による調査の必要性を声高に訴える。ところが、この調査が波紋を呼ぶことになる。

カンテレ・フジテレビ 2025年7月14日スタート。毎週月曜日22時放送「僕達はまだその星の校則を知らない」。出演:磯村勇斗、堀田真由、稲垣吾郎、平岩紙、市川実和子、坂井真紀、尾美としのり、木野花、光石研、日高由起刀、南琴奈、日向亘、中野有紗、月島琉衣、近藤華、越山敬達、菊地姫奈、のせりん、北里琉、栄莉弥 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@bokuhoshi_ktv_」、ハッシュタグは「#ぼくほし」。

カンテレ・フジテレビ「僕達はまだその星の校則を知らない」番組公式サイト

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