BSフジ「大王世宗(テワンセジョン)」第51話~第55話:パク・ウンの罷免と朝鮮独自の暦法作り

17時06分ドラマ
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BSフジで放送の「大王世宗」、明日7月16日(水)からは、太宗の粛清がまたもや始まる。これがきっかけで、あれほど仲睦まじかった世宗と昭憲王后(シム氏)の間にも、隙間風が…後継者問題で太宗に決断の時が迫る第46話~第50話のあらすじと見どころを紹介、本作はTVerにて配信される。



世宗(セジョン)は朝鮮王朝第4代の国王であり、現在の韓国でも紙幣や銅像にその姿が描かれるほど尊敬を集める存在だ。本作では、父・太宗との緊張関係、王位継承、そして王としての試練と信念の歩みを、史実に基づきながら丁寧に描いている。全話のネタバレあらすじや時代背景などは【「大王世宗」を2倍楽しむ】でまとめている。今回紹介する詳しいあらすじと見どころは【51話-55話詳細】で。

■キャスト

忠寧(チュンニョン)大君/後の世宗役:キム・サンギョン
太宗(テジョン)役:キム・ヨンチョル
世子役:パク・サンミン
シム氏役:イ・ユンジ
ほか

■第51話

領議政(ヨンイジョン/宰相)ユ・ジョンヒョンは、重臣らの総意として寺の閉鎖と孝寧大君の幽閉、パク・ウンの罷免を求めるようになる。一方、なぜ日食の予測が外れたのかを調べていたチャン・ヨンシルは、明と朝鮮では天文図が違うことに気づく。
世宗とパク・ウンと最後の会話、そして集賢殿の学士たちを前にパク・ウンの言葉をお聞き逃しなく。さて、前回はイ・チョンの新たな活版技術、そして今回はチャン・ヨンシルの天文学が取り上げられるが、これはどちらも世宗が後世に遺した大きな治績。

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■第52話

母である元敬(ウォンギョン)王后の命を救いたい世宗は、自ら仁王寺(インワサ)に連れていってしまう。国法である崇儒抑仏(スンユオクブル)(儒教を尊び、仏教を抑える)に背く世宗の行為に重臣らは再び激怒する。
イ・スの前で、自らが望んだわけではなかったものの、結果的に兄たちを排除した自分に嘆く世宗の独白をお聞き逃しなく。また、死期を悟った太宗が妻、元敬に優しい言葉をかけ、元敬が最期に心で応える涙腺決壊のシーンは必見!

■第53話

明と朝鮮では天文図が違うという報告を受けた世宗は、朝鮮独自の暦法作りを秘密裏に開始する。これを知ったチョ・マルセンは、明を敵にする気かと世宗側をけん制する。そこで世宗は、チャン・ヨンシルらを火薬製造技術を学ぶための明への特使に任命して事なきを得る。
太宗は、弓矢の練習(習射=スプサ)をしながら帝王学を教えようとするが逆に世子に1本とられたり世子の前ではすっかり好々爺。さて今回、やきもちを焼く世子の兄弟の様子が描かれるが、まるで将来を暗示するようだ。この30年後首陽大君は世子(後の文宗)から王位を奪う。

■第54話

チョ・マルセンはファン・ヒを訪ね、一緒に譲寧大君を王にしようと持ちかける。マルセンの動きを知った上王・太宗は激怒し、マルセンを謀反人として捕らえるように命じる。ところが軍部がこれを拒否。太宗は軍権をマルセンに奪われてしまう。
太宗を泣き笑いさせたマルセン。それぞれ太宗をキム・ヨンチョル、マルセンをチョン・ドファンが演じている。

■第55 話

 議政府(ウィジョンブ)(最高行政機関)の役人として戻ってきたファン・ヒは、登庁を拒否する役人を次々と職場に復帰させていく。譲寧大君はチョ・マルセンが自分を担ぎ出そうとしていることを逆に利用してマルセンをけん制。マルセンは世宗に重臣らの復帰と引き替えに、ある条件を出す。
ファン・ヒの飴と鞭を使った老練な手腕をお楽しみに。久々の登場となった譲寧大君(パク・サンミン)は、さすがにオリを失った悲しいからも解き放たれたのか、ずいぶんさっぱりとした顔つきで、ピアスまでつけて登場。世宗がうらやましく思った父との感動の再会シーンをお見逃しなく。

BSフジ「大王世宗」HP
  2025年5月7日スタート 月~金10:00~11:00
Youtube予告動画

kandoratop【作品紹介】【「大王世宗」を2倍楽しむ】