朝ドラ「あんぱん」一家を支える今田美桜は東京へ出る決意を固めた…第16週あらすじと第17週予告

屋村(阿部サダヲ)、八木(妻夫木聡)も元気に生きていた。そして、のぶ(今田美桜)は東京で鉄子(戸田恵子)の手伝いをすることを決意するが、嵩(北村匠海)はどうするのか?NHK朝ドラ「あんぱん」の第17週「あなたの二倍あなたを好き」(7月21日~7月25日)のあらすじとみどころを紹介。予告動画は番組公式サイトに公開されている。
朝ドラ「あんぱん」とは
「あんぱん」は『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと小松暢の夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった二人の人生。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現し『アンパンマン』にたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語だ。その第16週が7月21日から放送された。
八木(妻夫木聡)が変わらぬ姿で登場
博多連隊に転属した嵩(北村匠海)をずっと守ってくれていた八木は、戦後の混乱の中では浮浪児たちを守る側にいた。パンをあたえ、盗みが悪いということを教え、ゴーリキーの“どん底”を読んで聞かせる。部隊にいたときも本を読んでいたが、子どもを相手にゴーリキーを読み聞かせる姿に嵩も驚いた。表紙を任された嵩(北村匠海)は思いを込めてのぶを描いた
月刊くじらの表紙にのぶの絵を描いた嵩。東海林(津田健次郎)や羽多子(江口のりこ)たち、誰がみてもその姿はのぶだとわかる。気がつかないのはのぶだけだった。これまでの思いを表紙にこめたが、恋愛に疎いのは嵩だけではなく、のぶもまた同じだった。釜じいのラストダンス
体調が悪くなった釜次(吉田鋼太郎)を心配して、孫の3姉妹が集まる。鉄子からの誘いに悩むのぶに「結太郎の言い寄ったとおりじゃ。おなごも おなごこそ大志を抱けや」というと、「面白がって生きい」と背中を押す。3姉妹が歌うよさこい節を聞きながら、釜次の意識は歌に合わせて、自身が踊っている姿となる。印象に残る大往生のシーンとなった。その釜次が呼び寄せたかのように、ヤムおいちゃんこと屋村(阿部サダヲ)が戻ってきた。一足先に東京にゆくのぶ(今田美桜)に赤いバックを渡そうとするが…
東京で鉄子(戸田恵子)の秘書になることを決めたのぶ。そんなのぶに長年の思いをついに打ち明ける嵩(北村匠海)の姿が7月21日から放送される第17週で見ることが出来る。嵩が美術学校に行き始めた頃、銀座でおしゃれな人達が持っていた“赤いバック”を帰省した際にのぶにプレゼントしようとしたが、のぶからは断られた。あれから何年もたったが、嵩はそのバックを持ってのぶの元に向かう。ある出来事があり、のぶも嵩に対する気持ちに気付き始め、二人のドラマが一気に周り始める。【第16週(2025/7/14-7/18)ネタバレあらすじ】
東京出張最終日。のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)は『ガード下の女王』こと薪鉄子(戸田恵子)を見つける。やくざものを相手に麻雀で戦い、勝ったら小屋を明け渡してもらおうとしていた。その姿を見て、のぶも嵩も胸が熱くなる。しかし、鉄子は最初、自分を薪鉄子だとは認めなかった。鉄子は根負けして、二人から取材を受ける。今の政府は目の前の飢餓問題に目を向けていないといい、弱いものにしわ寄せがいっているので、なんとかしたいという。鉄子が向かった雑居部屋には、助けを求める女性たちが集まっていた。そこに、ガラの悪い男が乗り込んでくる。中に居た女性の一人に因縁をつけて、売り飛ばそうとまでいう。のぶは男らにカメラを向けて果敢に立ち向かう。間一髪のところで警官が駆けつけ騒ぎは収まる。そんなのぶに、鉄子は自分と一緒に働いてみないかと言い残して去っていった。
嵩はかつての戦友・八木(妻夫木聡)と思いがけず再会する。八木は浮浪児たちに食事をあたえて本を読み聞かせていた。改めて八木に取材を申し込むのぶと嵩。だが取り合ってもらえず、のぶはギリギリまで周囲の人々に話を聞いてまわる。周囲の人達は八木のことをとても楽しそうに話してくれた。
高知に戻り、さっそく八木の記事を書くのぶ。東海林(津田健次郎)は鉄子について触れられていないと声を荒げるが、嵩もこの記事が心を打つので、ぜひ載せて欲しいとたのむ。そうして、最新号が発売されたその2日後、編集部にのぶの運命を変える一本の電話がかかってきた。のぶはてっきり鉄子に怒られたのだと思ったが、鉄子はのぶの記事を褒めた。実は鉄子の電話はのぶの引き抜きだった。のぶは引き抜きの話を聞いたが、「高知新報でまだ何もなせていない」と、せっかく雇ってくれた新聞社でまだ半人前の仕事しかできていないからと新聞社に残るという。
その夜、嵩たちと屋台で酒を飲んでいた東海林は、鉄子がのぶを引き抜こうとしていることを打ち明け、どうしたものかと考えあぐねる。
同じころ、のぶもメイコ(原菜乃華)に鉄子の話をしていた。メイコは子どもの頃からの念願だったのだからと東京行きを勧めるが、蘭子(河合優実)が郵便局をクビになってしまったいま、新聞社でお給料をもらって家族を助けるのが自分のすべきことと話す。そこへ蘭子がやってきた。釜次(吉田鋼太郎)の具合が悪いので帰ってきて欲しいというのだ。
のぶたちは釜次を心配して朝田家に帰ってきた。元気そうに振る舞う釜次を囲みながら家族に鉄子の話をしたのぶは、釜次から本当はどうしたいのかと聞かれて返答に詰まってしまう。そんな中、嵩が見舞いにやって来る。嵩の漫画は面白いと話す釜次のため、のぶは嵩に漫画を描いてほしいと頼む。嵩が書いた漫画を読み笑い、のぶ、蘭子、メイコ、羽多子(江口のりこ)、くら(浅田美代子)らに囲まれながら、これからは女性も大志を抱けと良い、のぶには「面白がって生きろ」と伝える。そして、3姉妹がよさこいを歌うのと聞きながら、息を引き取った。
釜次の葬儀が営まれる中、6年ぶりに草吉(阿部サダヲ)が姿を現す。釜次の死など知らずに「じじぃ」と呼びかけながら家に入る。釜次の死に驚きながらも、のぶたちとの久しぶりの再会を喜ぶ。またあんぱんが食べたいと言うのぶたちに、草吉は首を横に振る。その夜、釜次を思いながら窯に触れる草吉。翌朝、彼の姿はなかった。
葬儀が済み、出社したのぶは、東海林に思いもよらないことを言われてしまう。感情がこもりすぎていて“記者にむかない”というものだ。よく考えるようにと言われたのぶは、あつ決意を固めた。
数日後、実家にもどったのぶは羽多子や嵩たちに東京へゆく決意を伝える。鉄子の秘書となり困っている人のために役に立ちたいという。羽多子たちものぶを応援する。そして、羽多子は「いいところに帰ってきた」という。屋村が代替品であんぱんを作ってくれていたのだった。
【第17週(2025/7/21-7/25)あらすじ】
■第81話(月)
のぶ(今田美桜)はいつか東京に行きたいと言う嵩(北村匠海)に、先に行って待っていると言って高知新報を去る。その夜、琴子(鳴海唯)からのぶに気持ちを伝えないままでいいのかと問いかけられた嵩は、不意に思い立って飛び出していく。そのころ、若松家にやってきた羽多子(江口のりこ)は、お守り代わりにと結太郎(加瀬亮)の帽子をのぶに渡す。翌朝、赤いハンドバッグを抱えた嵩が若松家にやって来て…。■第82話(火)
ハンドバッグを渡しそびれた嵩(北村匠海)に、蘭子(河合優実)はなぜのぶ(今田美桜)に気持ちをぶつけないのかと尋ねる。羽多子(江口のりこ)が次郎(中島歩)に気兼ねしているのではと言うと、嵩はもう一人かなわない人がいると言い…。一方、のぶは東京に着いてさっそく働き始める。再会した八木(妻夫木聡)から嵩が戦地でも絵を描いていたことを聞いたのぶは、嵩の絵は人の心を動かすという八木の言葉にうれしくなる。■第83話(水)
のぶ(今田美桜)が上京して2か月が過ぎた昭和22年12月。西日本で大地震が起こる。電信が不通となった現地の情報は錯そうし、不安に襲われながら家族、そして嵩(北村匠海)の無事を祈るのぶ。そのころ、高知新報でも混乱が続いていた。資料が散乱する編集室を片付ける琴子(鳴海唯)。厳しい表情で帰ってくる東海林(津田健次郎)と岩清水(倉悠貴)。だがそこに、嵩(北村匠海)の姿はなく…。■第84話(木)
地震から2日後。未だ高知と連絡がつかず、居ても立っても居られないのぶ(今田美桜)。そんなのぶに、八木(妻夫木聡)はあいつは死にはしないと声をかけ、戦地での嵩の話をし始める。聞いていたのぶは、嵩の存在の大きさに気づき…! 同じころ、嵩を案じて何も手につかない東海林(津田健次郎)たち。■第85話(金)
のぶ(今田美桜)は嵩(北村匠海)にひどいことを言ってしまったと、八木(妻夫木聡)に愚痴をこぼしていた。一方、元気のない嵩に手料理を振る舞う羽多子(江口のりこ)たち。好きな気持ちをなかったことにしないでと言う蘭子(河合優実)の言葉が心に刺さった嵩は、その夜、編集室に戻って黙々と表紙の絵を描き始め…。2日後、心にぽっかり穴が空いたままののぶがガード下で子どもたちに囲まれていると、そこに近づく人影が!■スタッフ他
脚本:中園ミホ
主題歌:RADWIMPS「賜物」
語り: 林田理沙アナウンサー
出演:今田美桜,北村匠海,江口のりこ,河合優実,原菜乃華,木原勝利,番家玖太,佐藤五郎,徳橋みのり,戸田恵子,妻夫木聡,津田健次郎,倉悠貴,鳴海唯 他
<総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
<BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
(土)午前9時45分~11時[1週間分]
◇NHK朝ドラ「あんぱん」番組公式サイト
◇ NHK朝ドラ「あんぱん」番組公式Twitter @asadora_nhk
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