「私たちの映画」ナムグン・ミンの涙…人の温かみを描いた感動の最終回に注目【第11話・第12話】

07月20日13時15分ドラマ
画像:SBS「우리 영화」HPより

ナムグン・ミンとチョン・ヨビン主演のSBS新金土ドラマ「私たちの映画」がDisney+(ディズニープラス)で独占配信を開始。全12話に及ぶ感動のストーリーが結末を迎えた。

7月18日と19日に配信された第11話・第12話では、残された時間が短くなっていくダウム(チョン・ヨビン)とジェハ(ナムグン・ミン)をはじめ、その周りの関係者が一丸となって映画を完成させ、それぞれの希望を胸に未来を紡いでいく姿が印象的に描かれ、美しい場面とともに深い余韻を残す最終回となった。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう(ネタバレあり)。第12話の首都圏視聴率は4.4%を記録した。

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「私たちの映画」は巨匠クラスの映画監督の父を持つプレッシャーと戦いながら、映画という夢と真正面から向き合う駆け出しの若き監督イ・ジェハと、余命宣告を受けた女優の卵イ・ダウムの二人が、“今”を懸命に生きる究極のラブロマンス。【「私たちの映画」を2倍楽しむ】では、制作発表会レポートや関連動画、視聴率、評判、放送にあわせて全話のあらすじと見どころも紹介する。

■キャスト【キャラクター(俳優・登場人物徹底紹介】
イ・ジェハ役:ナムグン・ミン
イ・ダウム役:チョン・ヨビン
プ・スンウォン役:ソ・ヒョンウ
チェ・ソヨン役:イ・ソル
キム・ジョンウ役:ソ・イソ
クァク・ギョヨン役:オ・ギョンファ
キム・ジニョ役:イェ・スジョン
イム・ジュンビョン役:イ・ジュスン
 ほか

■第11話あらすじ

主演映画賞を受賞し、ジェハ(ナムグン・ミン)と喜びを分かち合うダウム(チョン・ヨビン)。しかし、それはダウムが抱いてしまった未来への憧れだった。

再集結した撮影チームを前に、生き続けたいという気持ちが爆発して泣き崩れてしまうダウム。彼女の悲痛な願いを聞いた撮影チームも言葉を失ってしまう。ジェハはそれでも彼女を支える。

撮影チームは集結したが、ソヨン(イ・ソル)ら重要なキャストは事務所の許可が下りず、撮影が再開できない。ソヨンは映画を降りようとするジョンウ(ソ・イソ)を説得。交際しながらも邪険にしてきたことを謝る。こうして二人は出演を続けることを決める。

会見を開いたジェハとダウムは、二人の交際や、知り合い、主役にキャスティングした経緯を説明。同時に映画の巨匠と謳われた父イ・ドゥヨン(キム・ジェチョル)が妻ウネ(イ・サンヒ)の脚本を盗んで名声を得ていたことを暴露。投資家は家庭事情を映画に持ち込むのかと大激怒するが、スンウォン(ソ・ヒョンウ)はいよいよ投資家に激しく反論し、投資を辞退。こうしてジェハは投資家の顔を気にせずに映画を作れるようになる。

一部の世論は会見に否定的で心無いコメントが寄せられるが、ダウムが撮っていたホームビデオをもとにクラウドファンディングが立ち上がり、寄付金が集まり始める。社屋を手放すことにしたスンウォンに、ギャラを全て映画に使うというソヨン。しかし、コ代表(ソ・ジョンヨン)が既に映画への投資を決めていた。ぶつかり合っていたソヨンとコ代表は互いに胸の内を明かして信頼関係を取り戻していく。

人々の善意で資金が集まっていくものの、それでも撮影方法の変更を余儀なくされたチーム。しかし初めに比べてジェハの考えも柔軟になり、チームには笑顔がこぼれる。

ロケ地として訪れた安東では、つかの間のデートを楽しみ、ダウムは映画が撮り終わったらやりたいことがあると打ち明け、ジェハに叶えて欲しいと約束を交わす。結束を固めて臨んだ撮影再開。撮影が終わったのにダウムと親友ギョヨン(オ・ギョンファ)の前に現れたジェイン(パク・ウヌ)は、ずっと二人の関係が羨ましかったと打ち明け、大泣きしながらダウムに謝り、仲直りを果たす。

撮影が再開するも、ハードなスケジュールにダウムが発熱し、医師は数日もたないだろうと告げる。作品の結末で主人公を生かしたいジェハと、死まで演じきりたいダウムの間で意見が分かれるが、直後にダウムが倒れて撮影は再び中断。病院で目を覚ましたダウムは残された時間が長くないと悟り、ジェハと適切な距離感で別れの準備をしようと切り出すが、ジェハは再び彼女に駆け寄り、彼女への変わらぬ愛を伝えた…。

■見どころ

第11話では、ダウムに残された時間が短くなっていく中、スキャンダルによる病人をキャステキングした倫理観や、恋人を私的に主役に抜擢した不公平性、投資家の反発による金銭的困難を乗り越えていく様子が描かれた。

ジェハとダウムの温かい愛情はもちろん、第11話では、投資家と制作側の板挟みにあっていたスンウォンが投資家に痛快に檄を飛ばし、実は役者になりたかった自分をソヨンに投影させていたコ代表の真心が描かれ、ソヨンもまた関係が冷めていたコ代表と和解するなど、周囲の人々の温かさが強調された回となった。

10話ラストから続く制作チームの再集結場面でのダウムの涙で、生き続けたいという彼女の切実な感情が描かれたが、第11話ではダウムの病状が悪化し、より緊迫した状況で最終話へと続いていく。

気になる第11話の視聴率は、全国視聴率3.5%、首都圏3.9%(ニールセンコリア調べ)を記録した(【7月18日視聴率TOP10】)。



■第12話(最終回)あらすじ

私たちの映画画像:SBS「우리 영화」HPより完成した映画の公開日、映画館での反響はあまりにも弱いものだった。二人で映画を観たジェハとダウムは失敗したと言いながらも笑い合う…。

別れの練習などせずに、残された時間を忘れるくらい愛し合おうとした約束した二人。ジェハは映画にも二人の今の気持ちを反映させながらも、結末をダウムの望むものに変えた。

ソヨンはダウムの生き様を見て、孤独への恐怖や不安から抜け出すための第一歩を踏み出したと報告。ソヨンとダウムは気づけば強い信頼関係で結ばれた先輩後輩になっていた。

撮影をわずかに残し、飲み会が行われ、チョ室長(チュ・ミンギョン)とチPD(ホ・ジョンド)、ユ助監督(キム・ウンビ)とジュンビョン(イ・ジュスン)ら撮影が縁でいい雰囲気になったカップルたちが話に花を咲かせる。抜け駆けしたジェハとダウムは撮影に使った古書店で互いを労いながら、これまでのことを振り返る。

最後の撮影が開始し、父親役のヒョンチョル(ムン・ソングン)は癌が再発し、ダウムの演技に救われたことを打ち明ける。ダウムは父ジョンヒョ(クォン・ヘヒョ)が撮影を見に来てくれたことに喜ぶ。

最後の場面の撮影が始まり、ダウムは相手の肩に寄り添い、目を閉じる。亡くなった母(ムン・ソリ/特別出演)と邂逅し、死は怖くなかったか、愛する人と愛する仕事があるから少し怖い、と心の内を明かす。なかなか目を開けないダウムに悪い予感がよぎるが、それもまたダウムの演技だったことに安堵し、撮影は無事にクランクアップ。

撮影が終わって父との時間を過ごすダウム。編集作業に追われるジェハだが、食事が難しくなっていくダウムのためにデートに繰り出す。平凡なデートを過ごした二人は初めて会ったコンビニで道行く人を分析して、より深くお互いを理解。ある日、病室にギョヨンを泊めることにしたダウムは、やって来たジェハにぎこちない態度を取る。

春が訪れ、ダウムの病室には映画に関わった人々への愛情と感謝が込められた写真が飾られていた。みんなそれぞれの人生を暮らし、ジェハは母の名前で映画を世に出すことに成功。

映画の興行成績は失敗に終わるが、映画館でジェハと微笑んでいたダウムは原作者が母親になっていることだけでなく、脚色としてジェハと自分の名前が載っていることに驚く。しかし現実には映画館は満席で、ジェハの隣にダウムの姿はなかった。席を飛び出したジェハは、「死ぬ前にちゃんと愛したくて」と書かれた映画のポスターのダウムを見て涙を流す。

1年後、ギョヨンは犬猿の仲だったジェインと和解し、毒づきながらも役者の仕事につまづいた彼女を励まし、ジュンビョンがそれを見守る。

ユ助監督は初めての監督作品を制作し、ソヨンは特別出演として元恋人ジョンウと再共演。映画界から姿を消したジェハは定期的にジョンヒョと映画を観て不思議な友情関係を築いていた。

撮影現場に突然現れたジェハに驚くかつての仲間たち。ジェハは1年の間に、監督として次の作品の執筆に励んでいたことを明かす。ジェハは晴れて交際を始めたユ監督とジュンビョンに手伝ってもらい、生まれ育った屋敷に引っ越すが、ギョヨンが保管していたダウムの遺品を渡される。中には彼女が大切にしていた台本や写真、ビデオカメラが収められており、ギョヨンの協力で撮影されたダウムからの最後のメッセージを観たジェハは号泣。

新たな作品を作り始めたジェハの前で微笑むダウム。ジェハは彼女を常に想い、彼が作る作品はダウムとともに作り上げる「私たちの映画」となっていく…。

■見どころ

ダウムの病状が悪化し、いよいよ終わりの時を意識せざるを得ない展開で幕を開けた最終話では、心温かいスタッフや共演者、家族に囲まれ、撮影が全て終わった。この過程でダウムは亡くなった母親と邂逅し、死ぬのがどういうことなのかを悟り、自分なりに死を受け入れる様子が描かれた。

撮影が終わり春を迎えた場面からは仲間たちのそれぞれの人生が描かれ、ジェハとダウムの愛に溢れた平凡なデートが印象的に描かれた。この幸せな場面がこの後に突然1年後(ダウムがこの世を去った後)の場面に切り替わるのだが作中ではこの1年間の空白に起きた「ダウムの死」が直接的に描かれておらず、残された人々が、互いに愛する人を見つけ、新しい人間関係を築いて未来へと向かっていく様子が描かれる。

ギョヨンやソヨン、ユ監督らが明るく未来を紡いでいく反面、ジェハただ一人が、ところどころでダウムを思い出して涙を流す姿が対比的に描かれ、ダウムを想いながら未来へ向かっていくジェハの姿で終わり、悲しく暗いストーリーとは対称的な描写が物語に深い余韻を残した。

ミニシリーズ激戦の土曜日で最終回の視聴率は、全国視聴率4.1%、首都圏4.4%に上昇した。特に首都圏は初回視聴率に並ぶ自己最高だった。(ニールセンコリア調べ)(【7月19日視聴率TOP10】)。

SBS土日ドラマ枠では7月25日(金)より、韓国初のラグビーを題材にした青春・スポーツ・コメディ・成長ドラマ「TRY ~僕たちは奇跡になる~」を放送、その後Netflxを通じて世界配信される。

「私たちの映画」は、SBS金土ドラマで毎週金土曜日21時50分より放送され、日本ではDisney+(ディズニープラス)で独占配信中だ。
YouTube韓国ドラマ『私たちの映画』|ティザー予告編
SBS「우리 영화」HP

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