Netflix「トリガー」監督が語るキム・ナムギル起用の決め手は“眼差しの魔力”?【制作発表会動画・まとめ】

16時19分ドラマ
画像:YouTube|넷플릭스「트리거」제작발표회(フォトタイム)より

俳優キム・ナムギル、キム・ヨングァン、キル・ヘヨン、パク・フン、そして監督のクォン・オスンが22日午前、ソウル・麻浦区のホテル ナルソウル エムギャラリーで開催されたNetflixオリジナルシリーズ『トリガー』の制作発表会に出席。本作の見どころや撮影秘話を語ったほか、同日に予定されていたファンイベントの中止についても言及した。

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「トリガー」は、“銃器クリーン国家”とも呼ばれる韓国を舞台に、出所不明の違法銃器が配送され、銃犯罪が多発する中、それぞれの理由で銃を手に取った2人の男の姿を描く“銃撃アクション・ディザスター・スリラー”。Netflixにて7月25日に公開される。

トリガ画像:YouTube|넷플릭스「트리거」제작발표회(フォトタイム)より

■監督のクォン・オスン
「息苦しい現実を生きているとき、人は時に突飛な想像をする。『もし自分に銃が一丁あったら?』という疑問からこの作品が始まりました」と企画の動機を明かした。また、「悲しい事件や対立、社会不安が増える中で、人々が銃を手にしたらどう反応するかが気になった。従来のアクションが“戦うための銃”を描くのに対し、『トリガー』では“誰が銃を持つか”が物語の核心」と語った。

トリガ画像:YouTube|넷플릭스「트리거」제작발표회(フォトタイム)より
■キム・ナムギル:元スナイパーで現在は警官、そして再び銃を取る男「イド」役
「無差別なアクションではなく、“抑制のアクション”を目指した。イドは誰かを守るために本当に銃を手に取るべきか葛藤する人物。だからこそ、人を傷つけるよりも救う方法を模索する」

■キム・ヨングァン:イドの協力者で、自由奔放かつ危機の中にユーモアを見出す男「ムンベク」役
「とても新鮮なキャラクター。視聴者に問いを投げかける役として、絶対に演じたいと思った。自分の性格とは正反対で最初は戸惑ったけど、徐々に楽しめるようになった」

■パク・フン:銃事件に巻き込まれる“解決屋”「ク・ジョンマン」を演じる
「韓国という銃が違法な国に銃が出回るという設定は象徴的。不特定多数に殺傷能力が渡ったとき、何が起きるのか――登場人物たちの選択に深く共感した」

■キル・ヘヨン:息子が事件で命を落とし、人生が一変した母「オ・ギョンスク」役
「(監督に)以前『次は銃を撃たせてあげる』と言われたのが現実になった。脚本のそれぞれのエピソードを読んでいると、鳥肌が立つほど胸が震えた」

トリガ画像:YouTube|넷플릭스「트리거」제작발표회(フォトタイム)より

■監督が語るキャスティング理由
キム・ナムギル には「重み、真実味、説得力」があるから選んだ。「彼の眼差しには不思議な魅力がある」
キム・ヨングァン は「さまざまな役柄を演じ分ける進化中の俳優。ムンベク役にぴったり」
パク・フン/キル・ヘヨン は過去に『ミッドナイト』でも共演。「信頼感がある」

■実際に起きた事件と作品の違い
なお、7月20日、仁川市のアパートで60代の男が自作の散弾銃を使って30代の息子を射殺する事件が起こったため、Netflix側はファンイベントの生中継を中止した。

これに対して監督は、「痛ましい事件が起きたことに心を痛めている。しかし「トリガー」は全く異なる文脈」と説明。

さらに、「私たちが描いたのは“共感”であって、“犯罪の美化”ではない。物語の最後には、『銃を取るべきではない』というメッセージに帰結する。“韓国は銃が無くて安全な国”という認識に繋がれば」と語った。

Netflixシリーズ「トリガー」は2025年7月25日より配信開始予定だ。

YouTube|넷플릭스「트리거」제작발표회(フォトタイム)

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