「最後の鑑定人」藤木直人が鑑定を地味似進める中、白石麻衣が犯人の嘘を見破った…【第3話ネタバレと第4話予告】

07月24日10時29分ドラマ
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「最後の鑑定人」(フジテレビ、水曜22時)7月23日に第3話が放送された。“最後の鑑定人” 土門誠(藤木直人)が放火現場で燃えたものを特定するために淡々と鑑定する中、高倉柊子(白石麻衣)は容疑者の弟の嘘を見抜き、事件の真実を明らかにした。7月30日に第4話が放送される。予告動画が番組公式サイトで公開されている。



「最後の鑑定人」とは
フジテレビ水曜22時に放送されている「最後の鑑定人」かつて科捜研のエースとして活躍し“最後の鑑定人”と呼ばれていた主人公が、科学的アプローチを駆使して難事件を解決に導いていくサイエンス×ミステリー作品だ。その3話が7月23日に放送された。

■第3話ネタバレあらすじ

土門誠(藤木直人)と高倉柊子(白石麻衣)の元に、弁護士の相田直樹(迫田孝也)が鑑定依頼にやって来た。ベトナムから来日した技能実習生のホアン・ヴァン・ギア(井阪郁巳)の放火についてだった。現場に残されたポリタンクからホアンの指紋が検出されており、事件当時はホアン以外全員外出していため、彼の犯行であることは明白だったがホアンは黙秘していた。

相田は放火に至った動機を調べてほしいと土門に頼む。相田の強い意志に押され依頼を引き受けた土門は、まずは燃焼残渣調べてみることにした。現場鑑識によって簡易的には済まされていたものの、より精密な検査が必要だと考えていた。

残渣分析を依頼するため、土門たちは科警研研究官・尾藤宏香(松雪泰子)を訪ねる。尾藤によると、カセットコンロなどの燃料として使われるブタンとともに、植物由来のテルペンという成分が検出されたとのことだった。その後、高倉、相田とともに火災現場を訪ねた土門は、ガスボンベの金属片が出なかったことや5人が暮らしていたわりには物が少なすぎることに疑問を持つ。

さらに高倉と相田は、ホアンの技能実習先の社長・黒瀬達夫(片桐仁)に事情を聞きに行く。柊子は黒瀬の動作に疑問を持つ。さらに捜査一課の都丸(中沢元紀)にも協力してもらうと、黒瀬の会社は2年前まで大幅な赤字だったのに、急激に業績を回復させていた。ホアンたちとなにか関係があると睨む。

柊子は黒瀬だけでなく、ホアンの弟・ミンの態度にも不自然なものを感じていた。なにかを隠していると柊子は踏んでいた。そのミンは実習生仲間たちに、ベトナムに帰ったほうがいいといわれ、みながなけなしのお金で航空券のチケットを買って渡してくれていた。その非ケットを見ながら、ミンは何かを考えている。

土門の鑑定で火災は2度発生していることもわかった。2度目の火災には強い意志が働いている。ブタンとテルペンの両方をもつものがなかなか見付からない中、柊子はミンの腕に大きなやけどの痕があることを見つけた。そして、その話を土門にすると、土門はなにか思いついたように鑑定をし、結果を得た。

公判前整理で裁判所によばれた弁護士の相田、土門、柊子は火災についての見解を話す。火災のあった部屋でつくられて居たのは大麻ワックスで、その製造工程でミンが失敗して発火してしまった。それを隠すためにホアンは自らが放火をして証拠を焼き尽くした。大麻ワックスの製造は社長・黒瀬の指示だった。大麻ワックスの製造販売で会社の業績をあげていたのだ。ミンの関与をホアンは否定するが、警備の制止を振り切ってミンがやってきて、自分がやったことを話した。

黒瀬も逮捕された。柊子はこれがいい結果なのかと思ったが、ミンから“兄一人に背負わせるよりもずっとよかった”との言葉をもらい安堵した。弁護士の相田は土門のアドバイスもあり、ホアンやミンが縫製工場のある刑務所に入れるように嘆願するつもりだといった。

柊子(白石麻衣)、大活躍

“最後の鑑定士”と呼ばれ、鑑定技術はピカイチだけど、人間性に問題のある土門(藤木直人)を支える高倉柊子。23日に放送された第3話はその柊子が人の嘘を見破る才能を遺憾なく発揮して活躍し、事件の真相を暴き出した。



柊子(白石麻衣)に辛い過去

柊子が人の嘘を見抜けるようになりたいと思ったのは高校時代に幼なじみが本心を隠して自分の前ではいつも通りに振る舞っていたことを見抜けなかったため、その友人を亡くしてしまったことが原因だった。高校生役の制服姿も印象的に映った。

少しずつ人間性をみせる土門(藤木直人)

鑑定には一切の妥協を許さず、周りの人の迷惑も顧みないといった態度をとる土門だが、第3話の“切ない放火事件”の容疑者であるベトナムからの技能実習生については、その特技が活かせるように縫製工場のある刑務所へ行けるように弁護士から裁判官に嘆願させるなど、少しずつ土門の人間性み見えてきた。

土門(藤木直人)が科捜研を去った事件が明らかに

30日に放送される第4話は、第1話から第3話までで隠されていた土門の過去が明らかになる。7年前に連続通り魔事件を担当していた捜査一課の葉留佳(佐藤めぐみ)とともに鑑定で証拠を探していたのだが、確実な証拠を見つけられずに容疑者が釈放になり、葉留佳はバッシングを受け、自ら命を絶った。葉留佳の母親から葉留佳の遺品鑑定を頼まれる土門はいやでも7年前の事件に引き戻されてゆく。

■第4話あらすじ

門鑑定所に西村民代(渡辺杉枝)が鑑定依頼にやって来る。自ら命を絶った娘の遺品鑑定を希望しており、遺品の中に科捜研時代の土門(藤木直人)の名刺があって訪ねてきたとのことだった。民代が娘・葉留佳(佐藤めぐみ)の名前を告げると土門は動揺してしまう。というのも、土門は当時捜査一課だった葉留佳と共に、7年前に発生した連続通り魔事件を捜査していたのだ。さらに民代は、葉留佳が亡くなる前日に“7年前の事件の犯人に会ってくる”と電話してきたと明かすと、土門は依頼を引き受けることにする。

7年間の通り魔事件発生当初、被害者は怪我だけだったが、犯行は次第にエスカレートして、ついに死者が出た。葉留佳が逮捕したホームレスの真鍋は勾留中に供述を変えてしまう。土門も真鍋が犯人だと確証できる証拠を見つけられず、証拠不十分で釈放となった。誤認逮捕としてマスコミからのバッシングを受けた葉留佳は警察を辞め、土門も科捜研を去った。

調査を始めた土門は、葉留佳の部屋に残された遺品から途中のページが裂かれているノートを見つけ、そこに書かれていた内容を鑑定することにした。また、クローゼットの中で不自然に空になっていたクリアボックスから残留物も採取した。一方、高倉は尾藤宏香(松雪泰子)に7年前当時の話を聞き、葉留佳と同僚だった刑事に会いに行く…。

フジテレビ 2025年7月9日スタート。毎週水曜日22時放送「最後の鑑定人」。出演:藤木直人、白石麻衣、松雪泰子、迫田孝也、中沢元紀、阿部亮平、栗原類 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@kanteinin_fuji」。

フジテレビ「最後の鑑定人」番組公式サイト

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