【最終回前話】NHK「ひとりでしにたい」第5話 佐野勇斗は“中二病”綾瀬はるかがビシッと指摘!ネタバレと第6話予告

綾瀬はるか主演のNNHK土曜ドラマ「ひとりでしにたい」第5話“ビビるな!闘え!崇めよ、ガンジー”が、7月26日に放送された。ネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。最終回第6話“愛と書いてめんどくさいと読む”は8月2日(土)22時から放送予定、予告動画やPR動画が番組HPで公開中だ。
「ひとりでしにたい」は、“よりよく生きて、よりよく死ぬための準備”という普遍的かつ永遠のテーマに真正面から向き合う、前代未聞の社会派「終活」コメディ。原作はカレー沢薫による同名の人気漫画で、現代社会に生きる独身女性のリアルな悩みや葛藤を、ユーモアと温かさを交えて描かれていく。
■第5話 ネタバレあらすじ
「終活」には資産運用も大事だと、元彼・健太郎(満島真之介)から勧められて入った保険を見直そうと会いに行った鳴海(綾瀬はるか)は、健太郎と会うことに。ところが健太郎が、アラフォーの未婚の元カノからの再アプローチだと思っていたことに気づいた鳴海は“ナメられた”と頭に血が上り、「保険は解約する」とその場を後にする。
さらに職場でも、婚活をしている鳴海が那須田(佐野勇斗)につきまとっていると噂されているのを聴いてしまい、ここでも“ナメられた”と怒り心頭。事情を知らずに話しかけてきた那須田を「話しかけてこないで!」と拒絶してしまう。すると、那須田は鳴海を避けるように…。
保険の解約を進めようとしていたが、健太郎から「返戻金を確認しなくていいのか」と連絡をもらい、もう一度会いに行く。健太郎は前回の態度を素直に謝罪。恋人だったころ、自分のことを時間の無駄扱いした彼女をからかってやりたくなったからだと明かす。
鳴海は自分が知らず知らずのうちに健太郎を「ナメていた」ことに気づき愕然とする。そのうえ、健太郎は鳴海の将来を考えた保険に加入させていたことを知り、ペット保険まで勧めてもらう。健太郎の良さを久しぶりの思い出し鳴海は少しだけときめく。ところが健太郎は既婚者だと話し、鳴海の鼻を明かす。
相手を軽視した“雑な生き方”は孤独死に繋がると反省した鳴海は、自分を無視し続けている那須田と向き合うことに。
鳴海が「推し活」も忘れて、自分のことを考えるようになったと気づいた那須田は、これまでの態度を一変させて、鳴海に自分のことを話し出す。まともな親に育てられなかったため、親しくなりたい相手を支配下におくような方法でしか近づけないこと、自分が鳴海に執着しているのに、危機感が足りないことを諭す。
鳴海は那須田の行動に恐怖を感じるが、このまま逃げてしまえば、自己中心的な自分を変えることはできないと決意。逃げるだけではない戦い方はないかと母・雅子(松坂慶子)に相談する。
熟考の末、鳴海は那須田を自宅に呼び出し、今度は自分が那須田を論破すると宣言。母の指示通り、大振りのアクセと手書きのタトゥーで武装した鳴海は、那須田が「メンヘラ・モラハラ・DV野郎」ではなく、鳴海に沢山の気づきを与え、危機管理を促してくれた、“ただのいい子”なのだと明かし、「自分は呪われし一族の生まれ、人心掌握術を叩き込まれたサイコ野郎だ」と言い張る感じは、一般的に“中二病”というのだと指摘し、那須田を打ち負かす。
そのころ、鳴海の実家では、自宅を売って夫婦で介護住宅に住むと和夫(國村隼)が言い出し、弟・聡(小関裕太)と義妹・まゆ(恒松 祐里)を驚かせていた。
■メンヘラではなく“中二病”
気になる人と親しくなるために、“孤独死”や“終活”、さらに知りもしないアイドルの“推し活”を利用しようとする不器用さ、情ではなくて正論だけの持論、鳴海への好意を「執着している」と誤った言葉で告白するなど、言われてみれば確かに、那須田には“良い子の中二病”的なそこかしこに現れていた。鳴海の的確な診断に視聴者も大納得。X(Twitter)には「那須田氏は中二病、キレイニ決まったな」「やめたげて、中二病って言わないで」「那須田君は、たんなるいい子。可愛すぎ」といったコメントが上がっていた。
■元カレ・ケンちゃん
黙って話を聞いてくれ、自分の性格をきちんと理解し、素直に間違いを認めて誤ってくれる元カレの健太郎。那須田に出会う前の自己中心的な鳴海のままだったら、今回の再会でも健太郎の良さは気づけなかっただろう。それにしても、理想的なパートナーになれたであろう健太郎と別れてしまったのはもったいなかった。
■次回最終回では?
最終回の予告動画では、那須田が鳴海に「山口さんのことが好きです」と告白。山口家の終活問題には弟夫婦が参戦。鳴海に年下ハイスペック彼氏が出来たと聞いて、おかしなことを口走った義妹・まゆが「ざまぁ、ですわね」と言った相手は誰なのか?鳴海の終活は最終話でも一波乱ありそう。お楽しみに。
■第6話 あらすじ
「あなたと一緒に居たら普通の子になれる気がした」那須田は、鳴海に惹かれた理由を伝え、改めて告白をする。一方その頃、終活の為に和夫(國村隼)が「家を売る」と言い出し、実家は大騒ぎになっていた。
NNHK土曜ドラマ「ひとりでしにたい」は総合テレビにて2025年6月21日(土)22時スタート〈全6回〉。【原作】カレー沢薫『ひとりでしにたい』/ 【脚本】大森美香/【出演】 綾瀬はるか 佐野勇斗 山口紗弥加 小関裕太 恒松祐里 満島真之介 國村隼 松坂慶子 他。
◇NHK「ひとりでしにたい」HP
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