「最後の鑑定人」7年前の事件でも藤木直人は間違っていなかった【第4話ネタバレと第5話予告】

「最後の鑑定人」(フジテレビ、水曜22時)7月30日に第4話が放送された。“地理的プロファイリング”を使って7年前の事件は解決。そして、隠蔽工作をした刑事・西村葉留佳(佐藤めぐみ)の自殺の原因も判明した。8月6日に第5話が放送される。予告動画が番組公式サイトで公開されている。
「最後の鑑定人」とは
フジテレビ水曜22時に放送されている「最後の鑑定人」かつて科捜研のエースとして活躍し“最後の鑑定人”と呼ばれていた主人公が、科学的アプローチを駆使して難事件を解決に導いていくサイエンス×ミステリー作品だ。その第4話が7月30日に放送された。
■第4話ネタバレあらすじ
土門鑑定所に西村民代(渡辺杉枝)が鑑定依頼にやって来る。自ら命を絶った娘の遺品鑑定を希望しており、遺品の中に科捜研時代の土門(藤木直人)の名刺があって訪ねてきたとのことだった。民代が娘・葉留佳(佐藤めぐみ)の名前を告げると土門は動揺してしまう。というのも、土門は当時捜査一課だった葉留佳と共に、7年前に発生した連続通り魔事件を捜査していたのだ。さらに民代は、葉留佳が亡くなる前日に“7年前の事件の犯人に会ってくる”と電話してきたと明かすと、土門は依頼を引き受けることにする。7年間の通り魔事件発生当初、被害者は怪我だけだったが、犯行は次第にエスカレートして、ついに死者が出た。葉留佳が逮捕したホームレスの真鍋は、最初は自分がやっていたというが、勾留中に供述を変えてしまい、犯行を否認する。土門も真鍋が犯人だと確証できる証拠を見つけられず、証拠不十分で釈放となった。誤認逮捕としてマスコミからのバッシングを受けた葉留佳は警察を辞め、土門も科捜研を去った。
調査を始めた土門は、葉留佳の部屋に残された遺品から途中のページが裂かれているノートを見つけ、そこに書かれていた内容を鑑定することにした。また、クローゼットの中で不自然に空になっていたクリアボックスから残留物も採取した。一方、高倉は尾藤宏香(松雪泰子)に7年前当時の話を聞き、葉留佳と同僚だった刑事に会いに行く。生活安全課にいた当時、葉留佳は不良少年に慕われていたという。
また、釈放されたホームレスに会いにゆくと、7年前、ホームレスの生活が辛かったから凶器のバットに指紋をつけて刑務所に入ろうと思ったと話す。だが、家族のことを思い出して供述を戻したというが、それ以外のことは答えない。
宏香は葉留佳が保管していたクリアボックスの残留物がスニーカーであることを鑑定した。土門は自分の鑑定が正しかったことを思い、もっと強く主張すべきだったと後悔する。そんな土門を宏香は「7年前に決着をつけよう」と励ます。
凶器となったバットを再鑑定すると、そこに補導歴のある少年の指紋があった。アリバイがあったことから容疑者から外れたが、土門は事件が複数人での犯行と推理する。地理的プロファイリングにより、犯人は三畑中学校の出身者で、付近の自動車整備工場で働いていると考えられた。その中に葉留佳が生活安全課時代に特にかわいがっていた人物・土木隼人がいた。
土木を土門鑑定所に招いた土門と高倉は話を聞く。鑑定の結果、土木が高卒認定の資格をとった時に葉留佳がお祝いに送ったスニーカーが現場のゲソコンと一致したことを告げる。土木は仲間に強制された男性を襲ったのだ。そして葉留佳はそのことに気がつき、土木をかばうために、スニーカーを脱がせ、自分が保管することにしたのだ。
土木は葉留佳と話がしたいというが、葉留佳が死んだことを伝えた。葉留佳は亡くなる少し前に遺族のことを知ったという。家族はバラバラになり大変な思いをしている遺族のことと考えて、土木に自首するように勧めようとしたが、土木に妻子がいることを知り、土木の幸せを考えて口を閉ざすことにした。しかし、重圧に耐えられずに死を選んだのだった。土門は、土木を弁護士の相田直樹(迫田孝也)に紹介し、罪を償わせることにした。
土門(藤木直人)と尾藤宏香(松雪泰子)は元夫婦
テレビ朝日で水曜21時から放送している「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」と、「最後の鑑定人」に共通点が多いことが話題となっている。第4話ではどちらも“地理的プロファイリング”が事件を解く鍵となった。さらに、土門と宏香は元夫婦でどちらも鑑定人だ。「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」に主演している大森南朋と松下奈緒の“ナオナオコンビ”は元夫婦で共に刑事の役。今後、さらにシンクロしてゆく部分があるのか、水曜日のドラマ2本に注目が集まる。7年前に土門(藤木直人)が行った鑑定は正しかった
7年前に自分の鑑定が決め手とはならずに犯人が見付からなかったことを悔やんで、科捜研をやめた土門だが、第4話で、土門の鑑定は正しかったのに、真犯人をかばいたい刑事・西村葉留佳(佐藤めぐみ)が土門の鑑定結果を証明するスニーカーを隠匿していたこともわかった。8月6日放送の第5話では死因の特定に土門(藤木直人)と尾藤宏香(松雪泰子)がのりだす
元夫婦とわかった土門と宏香は、互いの才能を認めている。土門は自分の鑑定所にない器具での鑑定は宏香にたのみ、宏香も土門の鑑定には一目おいている。そして第5話で取り扱うのは“真の死因”の究明だ。ドラッグパーティーに出ていたこともある女性が亡くなったが、警察は事故死としてしまう。その女性を知っている都丸勇人(中沢元紀)は薬の元締めである仮想通貨関連企業の社長・室田誠治(佐野岳)に殺されたと思い、土門を頼るのだが…。忖度しない土門は女性の死因をどう鑑定するのか?■第5話あらすじ
高倉柊子(白石麻衣)は、土門誠(藤木直人)と尾藤宏香(松雪泰子)の離婚の原因が土門にあったのではないかと疑っていた。そこに鑑定所に都丸勇人(中沢元紀)がやってきた。都丸の依頼は、河原で亡くなっていた糸川翠(池田朱那)が他殺であることを証明してほしいとのことだった。
2年前、都丸は仮想通貨関連企業の社長・室田誠治(佐野岳)と翠がドラッグパーティーをしていた疑いで事情聴取した。当時は薬物反応が出ず、証拠も不十分だったことから室田と翠を逮捕できずにいた。そんな中、翠が自殺を図る。一命を取り留めはしたが、室田の元から逃げたがっていた。そんな翠に寄り添っていた都丸は、今回の件は事故ではなく室田が何かしら関与していると疑っていた。しかし、証拠がなく、翠は事故だとされる。
土門は科警研を訪ね、尾藤に翠の検体を精密検査するよう頼む。宏香はなんだかんだ検査依頼を受けることにした。翌日、尾藤は警察の薬物検査キットには反応しない危険ドラッグが検出されたことを報告する。それを聞いた都丸は室田の関与を確信し、改めて翠が他殺だという証拠を見つけて欲しいと土門に頼みこむ。すると土門は、翠の肺と胃に残っていた水のプランクトン検査を試してみることに…。
フジテレビ 2025年7月9日スタート。毎週水曜日22時放送「最後の鑑定人」。出演:藤木直人、白石麻衣、松雪泰子、迫田孝也、中沢元紀、阿部亮平、栗原類 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@kanteinin_fuji」。
◇フジテレビ「最後の鑑定人」番組公式サイト
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