BSフジ「大王世宗(テワンセジョン)」第66話~第70話:マルセンの反乱と世宗の領土拡大計画

BSフジで放送の「大王世宗」、明日8月7日(木)からは、太宗の粛清がまたもや始まる。これがきっかけで、あれほど仲睦まじかった世宗と昭憲王后(シム氏)の間にも、隙間風が…後継者問題で太宗に決断の時が迫る第46話~第50話のあらすじと見どころを紹介、本作はTVerにて配信される。
世宗(セジョン)は朝鮮王朝第4代の国王であり、現在の韓国でも紙幣や銅像にその姿が描かれるほど尊敬を集める存在だ。本作では、父・太宗との緊張関係、王位継承、そして王としての試練と信念の歩みを、史実に基づきながら丁寧に描いている。全話のネタバレあらすじや時代背景などは【「大王世宗」を2倍楽しむ】でまとめている。今回紹介する詳しいあらすじと見どころは【66話-70話詳細】で。
■キャスト
忠寧(チュンニョン)大君/後の世宗役:キム・サンギョン太宗(テジョン)役:キム・ヨンチョル
世子役:パク・サンミン
シム氏役:イ・ユンジ
ほか
■第66話
放火事件に関わる商団からチョ・マルセンの二重帳簿が見つかった。義禁府はマルセンの逮捕令を出すが、どこにも彼の姿はない。その頃、マルセンは世宗の前で内乱を防ぐためにも自らを手下の前で処刑してくれと頼んでいた。オ・マクチが実行犯として捕まると半狂乱になるタミを止めるキム・ジョンソ。このあとキム・ジョンソとタミとちょっといいムードが数話続くのでご注目を。今度こそ大反省の敬寧母子に、世宗がなんというのかお聴き逃しなく。
■第67話
1429年、世子の2度目の結婚式。式を抜け出した世子がチャン・ヨンシルに、強引な父への不満を打ち明ける。だが、ヨンシルの言葉に、世子は考え直し、結婚式の場に戻る。世子(後の文宗)は、2度目の婚姻を挙げたが、前の世子妃は徽嬪金氏。父方の叔母は太宗の後宮明嬪キム氏で、1429年に廃され、その後自殺している。その時わずか19歳。世子はこの妃をどうしても好きになれなかったようで、世子妃金氏はなんとか振り向かせようと画策し、それが元で実家に帰された。一説には、これを屈辱に思い父親が娘の首を絞めて自らも自害したともある。
■第68話
世子が皇帝に謁見するため明へ向かうが、皇帝は世子の入国と謁見を拒否する。理由は世宗が国境付近の軍事力を強化していることだった。朝廷の重臣らは国境から後退すべきだと主張するが…世宗と世子がその考え方の相違からどんどん対立していくことになるが、父に逆らう世子を弟のユが激しく非難する。ユは、幼いころから世子と何かと張り合っていたが、このユこそが後に反乱を起こす首陽大君。
■第69話
自国の領土を守るためには北方の軍事力を強化することが必要だと主張する世宗。イ・スは高麗時代にユン・グァン将軍が建てた北方国境の石碑(定界碑)を探しに行く。明の宦官、王振は定界碑を破壊し、イ・スを殺害するようヘ・スに命じる。ド回想シーンで、かつて知ったかぶりと師イ・スからたしなめられた生意気盛りの忠寧大君時代の世宗と、若いイ・スが登場する。久しぶりに忠寧大君役を演じたイ・ヒョヌ君の熱演シーンが観られる。
■第70話
女真族の首長イ・マンジュが火砲の製造に成功したと言う情報が入る。朝鮮もまた、チャン・ヨンシルを中心に新武器の製造を急いでいたが、なかなか成功しない。そんな中、女真族が平安北道のヨヨンに攻撃を仕掛けてくる。地理書の編纂のシーンでナレーションが流れるが、きっちり独島(竹島)の事にも触れている。ともあれ、この調査を元にして芸文館大提学ユン・フェが朝鮮初の地理書であり領土・人口から文化・経済・軍事まで記した「新撰八道地理志」を編纂。ん
◇BSフジ「大王世宗」HP
2025年5月7日スタート 月~金10:00~11:00
◇Youtube予告動画
