韓国映画『大統領暗殺裁判』キャラクターポスター&メイキングカット5点解禁、竹中直人ら各界著名人からの激賞コメント続続

1979年10月26日、韓国を揺るがした大統領暗殺事件――その裁判をめぐる衝撃の16日間を描いた映画『大統領暗殺裁判 16日間の真実』が、8月22日(金)より全国公開される。本日、それぞれの信念にもとづき対峙するチョ・ジョンソク×イ・ソンギュン×ユ・ジェミョンのキャラクターポスター、韓国を代表する実力派俳優たちが集った撮影舞台裏を映し出したメイキングカット5点が解禁された。予告動画はHPで公開中だ。
史実とフィクションで描く「韓国史上最悪の裁判」
朴正煕(パク・チョンヒ)大統領が、側近であり中央情報部(KCIA)部長の金載圭(キム・ジェギュ)によって暗殺された1979年10月26日。この事件は、続く12月12日の軍事クーデターとともに、韓国近代史の大きな転換点となった。
『大統領暗殺裁判 16日間の真実』は、この暗殺事件を発端に開かれた裁判を「弁護する者」「裁かれる者」「裏で操る者」という3つの視点から描く。物語は史実に基づきつつ、一部フィクションを交えて構成。緊迫感あふれる法廷ドラマと、権力に翻弄される人間たちの葛藤を浮き彫りにする。
実力派キャストが激突
チョ・ジョンソク(「賢い医師生活」)
勝つためには手段を選ばない弁護士チョン・インフ役。命令に従っただけの軍人を救うため裁判に挑む。
イ・ソンギュン(『パラサイト 半地下の家族』)
命令により暗殺事件に巻き込まれた軍人パク・テジュ役。本作が彼の最後の新作出演作となる。
ユ・ジェミョン(「梨泰院クラス」)
裁判を裏で操る合同捜査団長チョン・サンドゥ役。全斗煥をモデルにした役で【第61回百想芸術大賞 助演男優賞】を受賞。
監督チュ・チャンミンは、前作『王になった男』同様、人物の感情と時代のうねりを緻密に描き出し、当時の人々の声にならない叫びを鮮烈に映し出す。
キャラクターポスター&メイキングカット解禁
公開に先駆け、3人のキャラクターポスターとメイキングカット5点が解禁された。
チョン・インフ(チョ・ジョンソク):「ただ彼は命令に従っただけ。救われるべきだ。」
パク・テジュ(イ・ソンギュン):「あの日の…私の選択は変わらないでしょう。」
チョン・サンドゥ(ユ・ジェミョン):「軍服を着て、25年耐えてきた。私にはその資格がある。」
メイキング写真には、モニターを確認する真剣な表情のチョ・ジョンソクとイ・ソンギュン、ユ・ジェミョンへの演出指示を行う監督、スタッフと談笑するイ・ソンギュンの姿など、現場の緊張感と温かさが同居する様子が収められている。

著名人からの絶賛コメント
先行試写では各界から熱い声が寄せられている。
俳優・映画監督の竹中直人は「硬い内容かと思いきや、あっという間の2時間!俳優一人ひとりが実に魅力的で熱い。そして、チョ・ジョンソクのチャーミングな芝居がスクリーンを包み込む」とコメント。
ほかにも古川豪(映画監督)、古家正亨(MC)、西森路代(ライター)、崔盛旭(映画研究者)、田代親世(韓流ナビゲーター)らが、イ・ソンギュンの遺作となった本作の重厚さとキャストの熱演を称賛している。
【コメント全文(敬称略・順不同)】
タイトルからすると硬い映画に感じるかも知れない。ところが…、あっと言う間の2時間! 俳優たちひとりひとりが実に魅力的で熱い。そして、チョ・ジョンソクのチャーミングなお芝居がスクリーンを見事に包み込む!!
竹中直人(俳優・映画監督)
イ・ソンギュンさんの新作を観れるのは最後の作品か、と思えば思うほど、役柄も相まって、とてつもなく寂しく悲しくて。 時代と逆行するその生き様に、どこか惹かれてしまう自分がいる。それは命を賭して、実直に筋を通しつづけた男に美しさを感じたからなのかもしれない。もっと観ていたかった。
古川豪 映画監督(『金子差入店』)
これまでも何度となく描かれてきた朴正煕大統領暗殺事件。しかしこの作品は暗殺という出来事以降の”犯人“とされるある軍人とそんな彼を弁護する弁護士の人間ドラマにスポットが当てられているのだから興味深い。 そんな寡黙な軍人を無の表情と目の動きで演じ切ったイ・ソンギュンとただ真実に向き合う熱血弁護士のチョ・ジョンソク。
この2人の演技のアンサンブルが結局、この世の中には一人の力では決して変えられない何かがあることを観客に突きつける。
古家正亨(MC)
本作を見て、イ・ソンギュンが目的のためなら手段を択ばぬ選挙参謀を演じた『キングメーカー』を思い出した。『大統領暗殺裁判』で、勝つためなら誇張もいとわないチョ・ジョンソク演じる弁護士の姿と選挙参謀が重なるのだ。選挙参謀は、ソル・ギョング演じる最後まで信念を曲げなかった大統領を思慕していたが、弁護士もまた最後まで信念を曲げなかったイ・ソンギュン演じる軍人の信念に心を動かされる。正反対の役柄なのに、両作品で最後に見せるイ・ソンギュンの表情に何度も泣かされた。
西森路代(ライター)
軍事裁判の歴史(fact)はたまらなくもどかしい。だから映画には歴史の理不尽に立ち向かう弁護士の物語(fiction)が必要だ私たちはスクリーンを見つめる。「パク・テジュ」とイ・ソンギュンが共に「幸せの国」にいることを切に願いながら。
崔盛旭(映画研究者)
大統領暗殺事件自体は題材としてよく描かれますが、その後の裁判の顛末を描いているのが新たな視点! 曲げられない信念を持つ被告人とその男を救いたい弁護人の一騎打ちにヒリヒリしつつ、命令に従わざるを得ない宿命を背負った軍人の矜持というものが痛々しく感じられる作品でした。
田代親世(韓流ナビゲーター)
そして全国の劇場で、2週連続公開入場者プレゼントの配布が決定!
さらに、8月23日(土)YEBISU GARDEN CINEMAにて、古家正亨(MC)を迎えての公開記念トークイベント付き上映と、8月26日(火)新宿武蔵野館にて、ヨギソダイブでお茶の間の人気者となった俳優・通訳とマルチに活躍されるみょんふぁ登壇のイベントが決定した。
※詳細は映画HPで。
入場者プレゼント
8/22~(公開1週目)はキャラクターポストカード、8/29~(公開2週目)イ・ソンギュンメモリアルポストカードを配布。 ※すべて非売品、数量限定につき無くなり次第終了となりますのでお早めに!

■作品概要
キャスト:チョ・ジョンソク(「賢い医師生活」)、イ・ソンギュン(『パラサイト 半地下の家族』)、ユ・ジェミョン(『劇映画 孤独のグルメ』、「梨泰院クラス」)
監督・脚本:チュ・チャンミン(『王になった男』)
2024/韓国/124分/カラー/スコープ/5.1ch/原題:행복의 나라/字幕翻訳:福留友子/配給:ショウゲート
© 2024 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & PAPAS FILM & OSCAR10STUDIO. A
公式X:@showgate_asia #大統領暗殺裁判
◇映画公式サイト
