BSフジ「大王世宗(テワンセジョン)」第81話~第86話(最終回):ヨンシルの運命と“訓民正音”完成後の苦難

BSフジで放送の「大王世宗」、明日8月28日(木)からは、ヨンシルを欲しがる明から守るために、世宗が悲しく辛い選択をする。第81話~第86話(最終回)のあらすじと見どころを紹介、本作はTVerにて配信される。
※2025年9月5日からは、視聴率47.1%を記録した国民的ドラマ、イ・スンギ×ハン・ヒョジュ主演のさわやかなラブロマンス「華麗なる遺産」を放送する。
世宗(セジョン)は朝鮮王朝第4代の国王であり、現在の韓国でも紙幣や銅像にその姿が描かれるほど尊敬を集める存在だ。本作では、父・太宗との緊張関係、王位継承、そして王としての試練と信念の歩みを、史実に基づきながら丁寧に描いている。全話のネタバレあらすじや時代背景などは【「大王世宗」を2倍楽しむ】でまとめている。今回紹介する詳しいあらすじと見どころは【81話-84話詳細】と【85話-86話詳細】で。
■キャスト
忠寧(チュンニョン)大君/後の世宗役:キム・サンギョン太宗(テジョン)役:キム・ヨンチョル
世子役:パク・サンミン
シム氏役:イ・ユンジ
ほか
■第81話
チャン・ヨンシルの引渡しを要求する明。世子は父世宗にヨンシルの救命を願う。そんな世子に世宗は、民のために新しい文字がどうしても必要なのだと説き、ヨンシルを密かに国外へ脱出させようと、少々荒っぽい計画を立てる。しかし、文字創製のための秘密研究所のありかをつきとめたチェ・マルリは文字創製の証拠を見つける。チェ・マルリはその証拠を明に渡すかわりに、チャン・ヨンシルを助けるよう明に対して働きかける。世宗とヨンシルの主従を超えた友情、時には父以上の存在だったヨンシルへの世子の敬愛の情、そしてヨンシルの能力をいち早く見抜いたチェ・ヘサンの思いなどなど泣かされる場面が続出。そんな中、ヨンシルのチョ・インジに向けた核を突いた発言に注目しよう。

■第82話
明に引き渡される日、世宗の輿が壊れる事件が発生する。チャン・ヨンシルは「王への腹いせで輿を壊した」と発言する。チャン・ヨンシルを捕らえた世宗は、明に文字創製の証拠が渡るのを防ぐため彼を重刑である棒叩き100の刑に処す。これにより集賢殿の役人たちの世宗への反発は強くなり、チェ・マルリは文字創製の証拠をつかもうと躍起になる。世宗の下した刑罰は、ヨンシルを守るための苦肉の策。これは東廠の長ワン・ジンももちろん見抜いてはいるが、それにしてもあまりにも酷い罰。刑を受けるヨンシルより辛い世宗の心が胸を打つ。ヨンシルを我が子のように愛するチェ・ヘサンが、世宗に涙ながらに刑の中止を申し立てる場面や、世子がヨンシルの作った拡大鏡を世宗に渡すシーンなど涙腺決壊の名シーンをお見逃しなく。
■第83話
1442 年(世宗24 年)。世宗の文字創製事業を阻止しようとするチェ・マルリの動きは続く。世宗への反対勢力の拡大を図り、チャン・ヨンシルを死へ追いやった世宗を恨むチェ・ヘサンに近づき、新兵器の技術を明に渡し、世宗を失脚させる計画に誘いこもうとする。その計画を知った世宗は、実はヨンシルが生きていることをヘサンに教える。ヘサンは世宗への忠心を取り戻し、マルリの誘いを断り、再びヨンシルと研究を始める。死んだと思っていたヨンシルが生きていたことに驚くヘサン。我が子のように思っていたヨンシルが生きて、自分をある言葉で呼べという感動のシーンをお見逃しなく。果たしてヨンシルはヘサンを何と呼んだのか?感動の場面をお見逃しなく。
しかし、ブンゲは、ヘサンの拉致の一件でヘ・スから疑われることになる。
■第84話
文字創作は遅々として進まず、チョン・インジは朝鮮語の発声が理解できずに悩んでいた。世宗もまた進展のない文字創製のヒントとして人体を解剖し、発声の仕組みを調べようとするが、「儒教国家である朝鮮では許されないことだ」と官吏の反発は激しい。チャン・ヨンシルとチェ・ヘサンは引き取り手のない死体を捜して都中を奔走。だがヨンシルの生存が知られてしまい、追っ手に追われる中でチェ・ヘサンは命を落とす。人体解剖のための遺体は疫病死したことで解剖できず、ドラマでは別の遺体を解剖することになる。果たしてその遺体とは?
■第85話
民衆でも簡単に読める朝鮮の文字を作るために、口蓋の仕組みを知ろうと、世宗は人体解剖を強行する。反対派のチェ・マルリたちは、世宗を玉座から失脚させるチャンスと考えるが、世子たちが盾となり、解剖は無事に終了する。世宗は、目が見えなくても簡単に書け、どんな民でも覚えられるこの美しい文字を、民に訓(おし)える正しい音という意味を込めて“訓民正音”(フンミンジョンフン)と名づけら、民に広げるべく普及を命じるが…すっかり丸くなったマルセンに比べ、どんどん尖ってくるマルリ。世子と対峙するマルリの険しい目、机の下に潜り込んで捜査するハ・ウィジの奇妙な動きをお見逃しなく。さあ、人体解剖は、マルリの目をどのように潜り抜けるのか?
文字完成の瞬間、王と王妃の静かな感動のシーン、ダミの手紙、そしてロマンチックな28文字の完成のシーンをお見落としなく。
■第86話

世宗が晋陽大君に与えた新しい名“首陽大君”にはどんな意味が込められているのか?世宗の言葉をお聞き逃しなく。世宗を狙う刺客との影の戦い、暗闇の中の世宗とマルリの最後のツーショット。世宗の視力低下をうまく具現する素晴らしい演出をお見逃しなく。そして、ワン・ジンの残した最後の一言をお聞き逃しなく。
最終回まで視聴された方はぜひ「最終回に寄せて」にも目を通してほしい。ここではキム・サンギョンらキャスト陣の演技と受賞歴、そしてK.WiLLの歌う「願い(ソウォン)」と、ポジションの「太陽のために」についても紹介している。
◇BSフジ「大王世宗」HP
2025年5月7日スタート 月~金10:00~11:00
◇Youtube予告動画
