ジブリ祭り最終夜(29日)『もののけ姫』金曜ロードショーで登場、55分拡大ノーカット放送

日本テレビ系「金曜ロードショー」では、3週連続のスタジオジブリ作品祭りを放送中!明日8月29日(金曜日)が最終夜、『もののけ姫』が放送される。番組サイトで予告動画が公開中だ。
壮大な物語 ― あらすじ紹介
舞台は室町時代。北の地に暮らすエミシ一族の青年・アシタカは、村を襲った“タタリ神”を退治するが、その代償として右腕に呪いを受ける。
呪いを解くため旅に出たアシタカは、鉄を生産する町「タタラ場」や、神々が棲む深い森にたどり着く。そこで出会ったのが、山犬に育てられた少女・サン。人間への憎しみから自然を守ろうとするサンと、人間側のリーダー・エボシ御前の対立に巻き込まれながら、アシタカは共存の道を探していく。
制作の裏側とこだわり
『もののけ姫』は1980年代の構想から始まり、何度もの企画変更を経て1990年代中盤に本格制作された。3年をかけて丹念に描かれた映像美と、久石譲の壮大な音楽が作品を彩る。
声優陣には松田洋治(アシタカ)、石田ゆり子(サン)、田中裕子(エボシ御前)ら豪華キャストが集結し、キャラクターに深みを与えている。
作品が問いかけるテーマ
本作の大きなテーマは「自然と人間の共存と対立」。森の神シシ神の存在を軸に、破壊と再生の連鎖を描きながら、希望を見いだす物語となっている。
宮崎監督は、古代叙事詩『ギルガメシュ』からの影響や、ハンセン病患者への思いも込めたとされ、単なるファンタジーを超えた普遍的なメッセージが込められている。
今回の放送は21時から23時49分まで、55分拡大のノーカット版。夏の終わりにふさわしい迫力と感動を届ける特別編成となっている。
壮大なスケールと深いテーマで観る者を魅了し続ける『もののけ姫』。自然と人間の関係性を改めて考えるきっかけにもなる名作を、この機会にぜひリアルタイムで堪能してほしい。
■声の出演
アシタカ:松田洋治
サン:石田ゆり子
エボシ御前:田中裕子
ジコ坊:小林薫
甲六:西村まさ彦
ゴンザ:上條恒彦
トキ:島本須美
山犬:渡辺哲
タタリ神:佐藤允
牛飼い:名古屋章
モロの君:美輪明宏
ヒイさま:森光子
乙事主:森繁久彌
■スタッフ
原作・脚本・監督:宮﨑駿
プロデューサー:鈴木敏夫
音楽:久石譲(徳間ジャパンコミュニケーションズ)
主題歌:「もののけ姫」
作詞:宮﨑駿
作曲:久石譲
編曲:久石譲
唄:米良美一
(徳間ジャパンコミュニケーションズ)
◇日テレ「金曜ロードショー」HP