【「北極星」制作発表会レポート】チョン・ジヒョン&カン・ドンウォン、大人のロマンスに挑戦、2人で“手ハート”も

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俳優チョン・ジヒョンとカン・ドンウォンが初共演!韓国を揺るがす陰謀と裏切り、張り詰めた疑念とときめく緊張感まで─「北極星」は世界の視聴者の心を射抜くことができるのか。
9月2日、ディズニープラス スターで配信される新作韓国ドラマ「北極星」の制作発表会が、鍾路区フォーシーズンズホテルにて開催された。WEB取材したので徹底レポート。
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制作発表会では、チョン・ジヒョン、カン・ドンウォン、イ・ミスク、パク・ヘジュン、オ・ジョンセ、キム・ヘスク、ユ・ジェミョン、イ・サンヒ、チュ・ジョンヒョクと、キム・ヒウォン監督とホ・ミョンヘン監督の11名が登壇し、作品への意気込みや撮影秘話を語った。

「北極星」とは?
「北極星」は、韓国の女性大統領候補と“秘密”を抱えた脱北者の孤独なふたりが立場を超えて惹かれ合う”許されぬ愛”と、南北朝鮮に迫る脅威によって翻弄される彼らの運命を描いたスペクタクル・ロマンスで、9月10日より配信スタート。
脚本&演出陣──黄金タッグが再び
脚本は『別れる決心』、「シスターズ」のチョン・ソギョン。緻密に絡み合う人物描写と予測不能な展開で知られる名作家だ。
演出は「シスターズ」でチョン・ソギョンとタッグを組んだキム・ヒウォン監督。今回はホ・ミョンヘン監督との共同体制で、完成度をさらに高めた。
制作発表会で両監督は「互いに支え合い、足りない部分を補完しながら作り上げた」と語り、互いの信頼関係を強調した。
世界が共感する“普遍的な感情”
キム・ヒウォン監督は「以前は世界のニュースを見ても遠い話に感じたが、年齢を重ねるにつれて、それが大きな波となって自分に迫ってくるとわかった。「『自分が生きる場所で何を見るべきか』を描いている。愛、失望、絶望、希望など普遍的な感情がベースにあり、グローバルな視聴者も共感できる」とアピールした。
豪華キャスト集結!
「北極星」はチョン・ジヒョンとカン・ドンウォンの初共演だけでなく、韓国を代表する名優たちや海外キャストまで加わった、豪華キャスティングが実現。
チョン・ジヒョンが語る“役への思い”
大統領候補襲撃事件を調査する国連大使ソ・ムンジュ役を演じるチョン・ジヒョン。
「監督と脚本家の作品だから出演を決めた。そして何より、カン・ドンウォンさんと今のうちに共演したかった」と語った。さらに「私は昔からカン・ドンウォンさんのファン。彼と仕事をして内面を知り、もっと好きになった」と微笑んだ。
カン・ドンウォンの“惚れ直し”告白
カン・ドンウォンは、演じる国籍不明の特殊要員ペク・サンホについて、「ペク・サンホは孤独で悩みも多いが、ムンジュと出会い彼女を守ろうと決意する人物」と分析した。そして「今回の撮影でチョン・ジヒョンさんの魅力に溺れた。現場でも彼女が楽しそうで、私も幸せに演技できた。いつも『この人は本当に素敵だ』と感じていた」と付け加えた。
主役二人のキャスティングについて
キム監督は、チョン・ジヒョンのキャスティングについて、「韓国の監督なら女性パワーの強い役はまずチョン・ジヒョンを思い浮かべる。彼女は常にキャスティングリストのトップで、『北極星』にもすぐオファーしたらすぐに会いたいと言われありがたかった」と語った。また、2人を主役を抜擢できたことについては、「夢のよう。強靭でありながらも美しい2人にうっとり。長身の2人が立つと建物が低く感じたので、美術監督と相談して天井を高くした」と明かした。
カン・ドンウォンと言えば、確かな演技力とダイナミックなアクションにも定評がある。ホ監督はこれまで一緒に最も多く仕事をした俳優とし、「彼は手足が長く、同じ動作でも他の俳優にはないカッコ良さがある」と手放しでほめた。カン・ドンウォンは「サンホはアクションが多いが、最初は冷たい印象だが、徐々にムンジュを守りたい気持ちがアクションに込められるようになった」とアクションの変化にも言及した。
大人のメロドラマで『感じの良い』関係
また、記者からドラマに20年ぶりに挑むことについて聞かれると、「チョン・ジヒョンさんがいたから選んだ。なかなか会えなかったが今回一緒にできてよかった。映画は8か月以上撮る作品が多く、長期では大変じゃなかったが、一日に撮る分量が多いのは違いだと感じた」と話し、となりのチョン・ジヒョンと二人で手ハートを作るラブラブぶり。
さらに大人のメロドラマとしては、「もし若い頃に出会っていたら違ったかもしれないと、モニターを見ながら『私たちは何か分かっている感じ』と冗談半分本気で話した。何かを知っている男女が向き合う感じ」と語った。チョン・ジヒョンも「モニターを見ながら『こんなに大人の演技をしたことあったかな?』と思った。自然で、『感じの良い』感じに出ていてとても良かった」と笑いを誘った。
信頼できる実力派の共演陣
■イ・ミスク:韓国最大規模の総合海運物流企業の会長イム・オクソン役。
自身が演じる役を「韓国の海運会社の会長で、息子を大統領にしようとする野心家。それが失敗すると次の野心に走る韓国財政会を手玉に取る人物」と紹介し、「昨年撮影し、このキャラクターをどう演じるか悩みが多かった。明確な性格だが難しい部分もあり、監督が多く助けてくれて新しい面を見せられると思う」と話した。
そんな二人の息子役を務めるのはパク・ヘジュンとオ・ジョンセ。
■ペク・ヘジュン:「おつかれさま」で世界中から愛され、チョン・ジヒョンからも7逢う度に「ハンサム」と言われたパク・ヘジュン。彼は次期大統領候補のチャン・ジュンイク役を演じる。彼は世代を超えて高い支持を集め巨大的な真実を隠している。
■オ・ジョンセ:前作「グッドボーイ」で極悪ヴィランを演じたオ・ジョンセは、検事ジャン・ジュンサン役。「有能な検事だが、幼いころから兄に劣等感と嫉妬を抱く人物」と説明した。しかし撮影ではそれほど絡むシーンもなかったようで、MCからの呼びかけで、兄弟で固いハグでブロマンスも見せた。
■キム・ヘスク:韓国大統領チェ・ギョンシン役で半島の戦争緊張の糸を緩めず、国家安保に全力を注ぐ国家情報院長ユ・ウナク役はユ・ジェミョンが演じる。キム・ヘスクは「この役を心配し怖くもあったが、カリスマだけでなく人間味のある大統領を描きたかった。台本を読んで脚本家に感謝し、監督も信頼して無事に演じられた」と語った。また映画『10人の泥棒たち』以来のチョン・ジヒョンとの再会も「当時は詐欺師だったが、今度は国を動かす政治家。ジヒョンさんは俳優だけでなく人間としても好きで、久しぶりの共演でシナジーが出た」と喜んだ。
■ユ・ジェミョン:愛国心の強い情報委員長のユ・ウンハク役。「台本を見て予測できない驚くべき世界に引き込まれた。プレッシャーになると思ったが素晴らしい作品に仕上がった」とコメントした。
■イ・サンヒ:ムンジュの忠実な補佐官ヨ・ミジ役。「ムンジュの行くところならどこへもついていく人物」とし「補佐官役を演じるために、韓国の憲法を読んで筆写した」という、努力も明かされた。
■チュ・ジョンヒョク:警護室長パク・チャンヒ役のチュ・ジョンヒョクは、イ・サンヒに対抗して「実際の警護チーム長に会って歩き方やドアの開け方警戒時の仕草を学んだ」とアピール。しかし、先に行われたフォトセッションではそんな気遣いは忘れたようだ。
■ジョン・チョー:今回制作発表会には出席できなかった。グローバルスター「ジョン・チョー」が演じるのは、国務省次官役のアンダーソン・ミラー役。「英語の堪能なカン・ドンウォンさんが通訳などをしてくれて助かった」とキム監督。
カン・ドンウォンの“裏方”としての貢献
カン・ドンウォンは本作でプロデュースとしても名を連ねており、「大したことをしてないい」と謙遜するカン・ドンウォンに、キム監督は海外からのキャストの接待や役柄紹介などで大きな力になってくれたと、スタッフとしてのカン・ドンウォンにも感謝を伝えた。
全9話の構成について
キム監督は全9話の構成について記者から質問されると、「最初の3話は人物たちとその背景をドラマチックに説明。4話・5話はスピーディーに事件が展開。そして6話~9話は事件について毎回大きな秘密が明かされることになる」と説明した。
※フォトセッションでは、カン・ドンウォンの衣装の後ろに大きなリボンがついていることが分かった。しかしその理由については明かされなかった。本日19時から韓国で行われるイベントで明かされるのかもしれない。わかり次第紹介しよう)
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「北極星」は、Disney+(ディズニープラス)で2025年9月10日3話、以降、毎週2話ずつ配信される。

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