「最後の鑑定人」藤木直人に婚約者・川島海荷の無実を訴える浅香航大が殺人犯だった【第9話ネタバレと第10話予告】

「最後の鑑定人」(フジテレビ、水曜22時)9月3日に第9話が放送された。土門(藤木直人)に依頼されたのは、焼死体の鑑定。高倉柊子(白石麻衣)は依頼者・日野卓郎(浅香航大)が嘘をついていると確信。そして、導き出した真実は遺体の入れ替わりだった。9月10日に第10話が放送される。予告動画が番組公式サイトで公開されている。
「最後の鑑定人」とは
フジテレビ水曜22時に放送されている「最後の鑑定人」かつて科捜研のエースとして活躍し“最後の鑑定人”と呼ばれていた主人公が、科学的アプローチを駆使して難事件を解決に導いていくサイエンス×ミステリー作品だ。その第9話が9月3日に放送された。
■第9話ネタバレあらすじ
土門誠(藤木直人)と高倉柊子(白石麻衣)のもとに、相田直樹(迫田孝也)が新たな鑑定依頼にやって来る。水原佳南絵(川島海荷)は、自宅に押しかけてきた知人の寺井淳一(浜中文一)に襲われ、身を守るため鈍器で寺井の頭部を殴打して殺害した。証拠隠滅のために遺体を焼却した上で警察に自首していた。佳南絵は正当防衛を訴えるが、検察は殺人罪で起訴しようとしていた。佳南絵の正当防衛を立証するためには、遺体が寺井であることを証明する必要があった。DNAの検出はできたが親族がいない寺井と判断できない。
そんな中、鑑定所に佳南絵の婚約者・日野卓郎(浅香航大)が訪ねてくる。佳南絵、寺井とは大学時代からの仲だと話す。さらに、婚約してからも佳南絵は寺井からしつこく交際を迫られていたことを明かし、彼女の正当防衛を訴える。高倉が日野の言葉に違和感を覚える一方、土門は寺井の痕跡を探すため事件現場に向かう。現場の遺留指紋から佳南絵の証言通り寺井から襲われた形跡が見つかるが、指紋以外に寺井のDNAを照合するための遺留物は何も残っていない。
日野の態度をみて、柊子は“嘘をついている”と確信する。寺井のことを調べることにした。大学時代の友人たちに話をきくと、もともと佳南絵は寺井を付き合っていた。寺井はクズだったが、寺井から日野に付き合う相手を変えたことを友人達はよかったと思っていたことがわかる。
土門が鑑定が終わったと日野を呼び出した。部屋に残された指紋が不自然だという。“どうして?”という日野に、他の指紋は全て拭き取られているのに、寺井が佳南絵を襲った時の指紋だけが残っている。さらに、鑑定事務所にきたときコップを触った日野の指紋と寺井の指紋が合致している。つまり、寺井が日野になりすましていると指摘した。すると日野と名乗っていた、寺井は殺したのは佳南絵で、自分は証拠隠滅を手伝っただけだと言い出す。そこに保釈された佳南絵が相田に連れられてやってきた。佳南絵は全てを認めて話し出した。
佳南絵は“いい人”の日野と付き合っていたが、寺井のことを忘れられなかった。そんな時、寺井から日野を呼び出す様に言われた。その場で寺井の指示通りに別れを告げる。日野のことを寺井が殺した。驚く佳南絵に寺井は指示を出す。寺井は「今日から俺は日野になる」といいだして、遺体を寺井として処理することを命じたという。
佳南絵は泣き崩れる。そんな佳南絵に相田は弁護士として寄り添った。
婚約中の恋人を演じた川島海荷と浅香航大の共演は9年ぶり
大学の同級生をあやめてしまう女性を演じた川島海荷はフジ制作の連ドラは2008年の「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命」以来、17年ぶりとなる。佳南絵と共に寺井(浜中文一)の遺体を燃やして証拠隠滅を図り、正当防衛の立証を土門に依頼する、佳南絵の婚約者・日野卓郎を演じた浅香航大は2011年にテレビドラマデビューを果たして以来、話題作に出演し、2025年にはTBSの「三人夫婦」で地上波初主演となった。二人はKBCテレビの「福岡恋愛白書11 キミと見る景色」で恋人同士を演じ、9年ぶりにまた恋人を演じた。ドラマ前半では浅香航大演じる“日野”は恋人の無実を信じる純粋な恋人のように見えたが、実際は自分の借金などから逃れるためだけに友人を殺してその遺体を焼き、それを指摘されると、恋人に罪をきせるような“クズ”だった。土門(藤木直人)が挑んだ鑑定は遺体の身元確認
犯人によってドラム缶で完膚なきまでに焼かれた遺体。その鑑定をするのだが、殺された人物は親族などがいない孤独な人だったため、正しい鑑定が行えない。ただ、遺体の指紋と合致する人物が現れる。それは土門に鑑定を依頼している人物なのだ。自分が死んだように見せかけて、借金から逃れて生きていこうとする浅はかな人物だった。疑問に思った土門と柊子(白石麻衣)が鑑定して事実がわかった。土門(藤木直人)の最大の理解者・尾藤宏香(松雪泰子)に殺人の疑い?
10日に放送される第10話では、土門の元妻であり、今でも最も土門という人間を理解してくれる尾藤が事件に巻き込まれる。発表した論文にデータの改ざんがあると指摘され、さらにその指摘をした部長が爆破事故で亡くなってしまう。爆破事故を起こしたのが尾藤ではないかと疑われるのだが、土門と柊子(白石麻衣)そして、相田直樹(迫田孝也)、都丸勇人(中沢元紀)、嵐山信幸(栗原類)が協力して尾藤の無実を証明する。■第10話あらすじ
科警研研究官・尾藤宏香(松雪泰子)はDNA鑑定に関する論文を発表するが、法科学部部長・立花から論文の研究データをかいざんしているのではないかと指摘される。立花の元に告発があり、USBメモリでの証拠もあるため、論文の撤回を求める。尾藤が部長室を去った後、立花が部屋にあった不信な箱のふたを開けたその瞬間、室内をまばゆい閃光が包む…。土門誠(藤木直人)と高倉柊子(白石麻衣)は、尾藤の搬送先の病院へと向かう。尾藤は意識を取り戻すが、火災以前の記憶を失っていた。土門と高倉の前に、千葉県警の刑事が現れる。県警は火災の事件性を疑い、死亡した立花と直前に会っていた尾藤を被疑者とみていた。
翌日、鑑定所に土門、高倉、相田直樹(迫田孝也)、都丸勇人(中沢元紀)、嵐山信幸(栗原類)が集まった。尾藤の潔白を信じる5人は、彼女にかけられた疑いを晴らすため動きだすことに。早速、土門は嵐山と共に火元となった部長室を訪れ、火災原因を調べるため燃焼残渣の採取に取りかかる。
フジテレビ 2025年7月9日スタート。毎週水曜日22時放送「最後の鑑定人」。出演:藤木直人、白石麻衣、松雪泰子、迫田孝也、中沢元紀、阿部亮平、栗原類 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@kanteinin_fuji」。
◇フジテレビ「最後の鑑定人」番組公式サイト
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