【最終回ネタバレ】「大追跡」大森南朋、相葉雅紀たちが強力して松下奈緒を救出し、最後は3人がタッグを組んで事件を解決

10時27分ドラマ
©テレビ朝日

「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」(テレ朝、水曜21時)9月3日、最終回・第9話が放送された。名波(相葉雅紀)をSSBCに入れた久世官房長官(佐藤浩市)は、伊垣(大森南朋)、名波、青柳(松下奈緒)たちが22年前の事件を解決したことに満足した。最新話、関連動画は番組公式サイトで、全話はTELASAで公開されている。



「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」とは
テレビ朝日でこの夏から始まり、シリーズ化が期待される「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」は、初動捜査で犯人の足取りを追うための防犯カメラ映像の収集や分析、スマートフォン、パソコンの解析、犯人像のプロファイリングなどを担う《現代捜査のキーマン》とも言うべき最先端のプロフェッショナル集団、捜査支援分析センター(Sousa Sien Bunseki Center)を舞台にした刑事ドラマだ。その最終回、第9話が9月3日に放送された。

■最終回・第9話ネタバレあらすじ

行方をくらました青柳遥(松下奈緒)を探しに、伊垣修二(大森南朋)は、SSBCで防犯カメラ映像を確認し、名波凛太郎(相葉雅紀)とともに遥が姿を消した地点へ急行する。防犯カメラが途切れた付近の雑居ビルに入った2人は、もぬけの殻になっている特殊詐欺グループのアジトらしき部屋を発見した。伊垣は証言してくれた女性の言動からもここで年金詐欺が行われていて、青柳がここで拉致されたのではと疑いを深める。

その頃、追っていた”赤いシャツの男”=兵藤剛士(七瀬公)を連行し取り調べを続けていた捜査一課は、事件当夜兵藤にアリバイがあったこと、そして遥が「拉致されたかもしれない」という情報を得る。なにも聞いていなかった八重樫(遠藤憲一)は混乱するが、誰も八重樫の混乱など気にしていない。

SSBCが見つけた映像には、ビルから木箱のようなものを運び出し、車に乗せる男たちの姿が映っており、その木箱の中に遥が入れられているのではないかと推測する。伊垣と名波は遥の救出へと奔走する。木沢(伊藤淳史)は道路上の映像から、同じ車体を見つける。伊垣と名波は付近を捜索し、青柳を救出した。

一方、伯父である久世俊介内閣官房長官(佐藤浩市)から、SSBCを創設した理由、そして22年前に起きたホームレス射殺事件の真相を聞いた名波は、その事実を伊垣にも共有し、2人は特殊詐欺グループのリーダー格である坂崎龍(板橋駿谷)とその弟の坂崎蘭(渡邊圭祐)が22年前の事件に関わっていると確信し、SSBCメンバーの協力も得て、行方を追う。

坂崎龍や手下たちは捕まり、手下はすぐに罪を認めるが、坂崎龍は認めない。スマホの電源も切っていて位置情報もない。SSBCで坂崎龍のスマホを解析し、龍、蘭の顔を分析する。すると蘭が世界的に有名なハッカーだということがわかる。

22年前の事件では、取引にやってくるはずの暴力団はやってこなかったが、若い男が警官を殺したことがわかっている。当日のおとり捜査を知っていたのは警察内部だけだが、もし、蘭が警察の情報をハッキングして、その情報を得た龍が実行したなら不可能ではない。

青柳たちは蘭の部屋の家宅捜索の令状を取ることに成功し、部屋に向かう。22年前、警察に向けて出したメールを復元することができた。それを足がかりに警察の情報に入り込んだと思われる。メールを受け取った警官はすでに死亡している。

蘭は当初、何も悪いことをしていないと事件との関与を否定するが、龍が蘭に金を無心した情報が残っていた。そこには「銃はまだ持っている」と書かれていた。蘭は観念するが、龍はなかなか認めない。しかし、SSBCの執念の捜査で、龍が銃を大崎駅のコインロッカーに隠していたことがわかる。それでも罪をつぐなおうとしない龍を伊垣が厳しく諭した。

久世は納得していないだろう名波を見送ると、SSBCの所長の葛原茂(光石研)に名波のことをよろしく頼むという。



新シリーズの気になる視聴率

新シリーズとしてスタートした今作は初回からビデオリサーチ社調べの世帯視聴率は9.7%、8.6%、8.3%、8.1%、8.4%、8.3%、8.6%、8.2%、個人視聴率は5.3%、4.7%、4.5%、4.7%、4.6%、4.6%、4.7%、4.6%と推移してきた。これまでの刑事ドラマに比べるとやや残念な数字となっているが、他のテレ朝の刑事物ではあまり上がらない配信数は好調な数字となっていた。最終回の平均視聴率は世帯8.7%、個人4.9%だった。

主演3人のクランクアップコメント

刑事ドラマの主演を果たした大森南朋、相葉雅紀、松下奈緒の3人のコメントが番組公式サイトに掲載された。大森南朋は「この役をやって、“俺、刑事モノが好きなんだ”って気づきました。こういう刑事モノを当たり前のように見て過ごしてきて、そのまま大人の役者になったので、あの頃のことをたくさん思い出しましたし、またこの役をやりたいなという気持ちが高まりました」と話し、相葉雅紀は「試行錯誤はしましたが、名波というある種“ミステリアス”な役をやらせていただいたことは貴重な経験になりました。またパワーアップして戻ってきたいです」と続編に期待をかける。松下奈緒は「のびのびと役を演じさせていただき、皆さんの優しさに本当に救われました。また再会できたらうれしいです」と語った。

脚本家・福田靖が語る「大追跡」制作舞台裏

最終回を迎えた「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」の脚本を担当した福田靖のコメントが番組公式サイトに掲載された。最も難しかったのは“SSBC”という題材だという。「どんなに事件のパターンを考えたとしても、最終的にデジタルエビデンスでSSBCのメンバーが解決に導かないといけないとこのドラマが成立しないといけないので、本当に難しかったです」と話す。そしてお気に入りのシーンとしては第2話のファミレスのシーンと第5話の双子の回という。コメント全文は番組公式サイトに掲載されている。

Blu-ray&DVD化決定

「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」のBlu-ray&DVDが2026年1月30日(金)に発売することが発表となった。特典映像には「メイキング」や「放送直前スペシャル」の収録が予定されている。

テレビ朝日 2025年7月9日スタート。毎週水曜日21時放送「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」。出演:大森南朋、相葉雅紀、松下奈緒、光石研、遠藤憲一、佐藤浩市、伊藤淳史、髙木雄也(Hey! Say! JUMP)、足立梨花、丸山礼、野村康太 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@daitsuiseki2507」。

テレビ朝日「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」番組公式サイト

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