キム・ゴウン“ウンジュンは私の涙ボタン”―Netflix新作「ウンジュンとサンヨン」で挑む人生の友情【制作発表会動画・まとめ】

06時24分ドラマ
画像出典:NetflixKOREA公式X「은중과 상연」より

9月5日、ソウル中区のアンバサダー・ソウル・プルマン ホテルで、Netflixシリーズ「ウンジュンとサンヨン」の制作発表会が開かれ、主演のキム・ゴウンとパク・ジヒョン、チョ・ヨンミン監督が出席し、作品への熱い想いを語った。YouTubeにて発表会動画が多数公開された。


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2025年9月12日にNetflixで全世界同時公開されるこの作品は、彼女にとって初めてのNetflix主演作となる。

「ウンジュンとサンヨン」は、小学生時代に出会った2人の少女の友情とライバル関係を、40代に至るまで丹念に描き出すヒューマンドラマ。キム・ゴウンは誠実で人を惹きつける脚本家ウンジュン、パク・ジヒョンは裕福で才能にあふれた映画監督サンヨンを演じる。
ウンジュンとサンヨンNetflixシリーズ「ウンジュンとサンヨン」2025年9月12日よりNetflixにて独占配信

「脚本に出会ってしまった」
制作発表会でキム・ゴウンは出演を決意した理由を率直に語った。
「最初に提案をいただいたとき、4話までの脚本を読めました。1、2話は10代の話で、3、4話からは20代になります。静かに流れる物語だったのに、気づけば『早く5話が読みたい!』と思っていて…淡々としているのに、深みや積み重ねが私の心を強く揺さぶりました」

ウンジュンという人物
演じるウンジュンについては、こう説明する。
「裕福ではないけど、母から大きな愛を受けて育った子です。貧しさを恥ずかしいと思いながらも、『貧しくて恥ずかしかった』と口にできる。正直さがあるんです。サンヨンを特別で輝く存在だと憧れていて、嫉妬よりも憧れや好きという気持ちがずっと大きい。でもサンヨンの誇りにこだわる部分を理解できず、二人の関係は少しずつ歪んでいきます」

特に10代から40代までを演じ分けることは大きな挑戦だ。
「20代の雰囲気を出すために、少し体重を増やしました。まだ幼さを残している年代だと思ったので、頬がふっくらしている方が合うと感じました」

「涙を止められなかった」
発表会で40代のエピソードについて語ると、言葉を詰まらせ涙を流した。
「これは私の涙※のボタンなんです。それだけ大切な作品なんだと改めて思いました。どうやって送り出せばいいのか、今も考えてしまいます」
※「涙ボタン」➡눈물:涙、버튼:ボタン。ボタンが押されると涙が出ることをイメージした韓国の造語。

その姿をそばで見た共演のパク・ジヒョンは「ゴウンお姉さん(先輩)がいてくれたからこそ、私にとってサンヨンにとってのウンジュンみたいな存在でした。だから最後まで役に深く入り込むことができた」と信頼を語った。

続く挑戦、越えるべき壁
「ユミの細胞たち」から「シスターズ」、そして映画『破墓』『大都市の恋の法則』と、出演作ごとに話題と成功を手にしてきたキム・ゴウン。とりわけ『破墓』での1000万人突破、そして百想と青龍での主演女優賞受賞は大きなハイライトだった。

そんな彼女に立ちはだかるのは、同時期に公開されるチョン・ジヒョン&カン・ドンウォン主演のDisney+「北極星」だ。「シスターズ」を手がけたキム・ヒウォン監督、ジョン・ソギョン作家の新作という話題性も注目されている。

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ライバル作との比較を問われたキム・ゴウンはこう笑顔で語った。
「ヒウォン監督を応援していますし、本当に尊敬しています。『北極星』もすごく素敵な作品ですし、ソギョン作家も大好きです。でも……勝ちたいです」

YouTube「은중과 상연」제작발표회(制作発表会動画一覧)

「涙のボタン」と語るほど心を揺さぶられた脚本。友情と人生の交錯を演じ切るキム・ゴウンが、またひとつ演技人生に大きなページを刻む瞬間が近づいている。

Netflixシリーズ「ウンジュンとサンヨン」は、2025年9月12日、全15話一挙配信される予定だ。

日本版予告編
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