【最終回ネタバレ】「メリー・キルズ・ピープル」国民のおばあちゃんキム・ヨンオク登場でイ・ボヨンが安楽死を悩み次シーズンへ(第12話)

カナダで放送された同名ドラマをリメイクし、尊厳死を扱う新ドラマ「メリー・キルズ・ピープル」の最終回となる第12話が9月12日に韓国MBCで放送された。YouTubeにてハイライト映像が公開中だ。
第12話では、危険なグァンチョル(ペク・ヒョンジン)とのしがらみが解かれ、3年が経ったソジョン(イ・ボヨン)の前に、彼の妹ヘリム(クァク・ソニョン)が復讐に現れ、また診療所には新たな安楽死希望者の登場でソジョンが最後の選択を迫られる。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう(ネタバレあり)。
「メリー・キルズ・ピープル」は、治療不可能な患者たちの安楽死を手助けする医師と彼らを追跡する刑事との対立を描くサスペンス。原作は2017年からカナダのGlobalテレビで放送された同名ドラマ。
■キャスト
ウ・スジョン役:イ・ボヨン
チョ・ヒョヌ役:イ・ミンギ
チェ・テヒョン役:カン・ギヨン
ク・グァンチョル役:ペク・ヒョンジン
アン・テソン役:キム・テウ
キム・シヒョン役:オ・ウィシク
チェ・イェナ役:ユン・ガイ
ヤン神父役:クォン・ヘヒョ
ほか
■第12話(最終回)あらすじ
3年の刑期を終えたテヒョン(カン・ギヨン)は診療所で成長した子どもたちを見て喜ぶ。診療所の院長となったソジョン(イ・ボヨン)は治療に苦しむソンジュ(キム・ヨンオク)と向き合う。彼女の娘ヨンウン(キム・グクヒ)は苦しみながらも大病院に移ろうとしない母にやきもきする。行事に参加してソジョンの様子を見守るジフン(イ・ミンギ)だが、思わぬ人物と再会した。ヨンウンとソンジュは児童施設に入れられる前からよく知る間柄だったのだ。ヨンウンはテヒョンが安楽死に関与して服役していた事実を知り、母を大病院に移そうとするが、経済的にも困窮する中、ソンジュは治療を拒否して姿を消してしまう。
ソンジュはすぐに発見されるが、娘が借金を重ねないように自ら命を絶とうとしていたと知り号泣するヨンウン。ソンジュもまた、もう治療せずこのままにして欲しいと懇願。ヨンウンはこのまま診療所に残すことを決め、空白だった親子の時間を埋めていく。しかしソンジュに痴呆の症状が現れ始める。
意識が朦朧とするソンジュの口から安楽死の話が出たことで凍りつく一同。ソンジュは失踪した夜、ジフンに安楽死させてほしいと頼み込んでいた。安楽死はさせないと言ったソジョンだが、テヒョンはしてあげるべきなのではと意見。ソジョンはヨンウンからも安楽死を懇願されて困惑。更に目の前にヘリム(クァク・ソニョン)が現れ緊迫した空気に。彼女はソジョンに安楽死をビジネスにしようと持ちかけ、一回分の薬を置いていく。
そんな矢先に再びソンジュが病院を飛び出し、彼女を交通事故から守ったヨンウンが死んでしまう。ソンジュは一瞬記憶が戻り、娘の死を悟るが、自分を守ってくれたことは覚えていなかった。ジフンからもソンジュに楽になって欲しいと言われ、思い悩んだソジョンは訪れたジフンに助けを求める。
その頃ヘリムは、テヒョンにも接近し安楽死をビジネスにしようと持ちかける。彼女の要求は健康である夫ミョンソク(イ・イギョン)を殺すことだった…。
■見どころ

安楽死を取り扱ったカナダのドラマの韓国版最終回となる第12話では、物語の始まりから3年後を舞台に、新たな安楽死を巡るエピソードが描かれた。ソジョンの人柄と信念を理解した上で、彼女の行う安楽死を黙認していたジフンは、過去を知る温かい人物が安楽死を望んでいることに、自ら安楽死を肯定しなければならない立場に置かれるのだが、ここでは「国民のおばあちゃん」として親しまれるキム・ヨンオクがゲストとして出演し、末期の病と痴呆を患い、娘を失う悲しい役柄を熱演した。

なお、兄がソジョンらのせいで死んだと恨むヘリムがソジョンのみならずテヒョンにも接近するが、上記の安楽死のエピソードも含め、物語は完結せず次のエピソードへの続きを匂わせて幕を閉じた。オリジナルとなるカナダ版ではシリーズ3まで制作されているため、韓国版も物語は続いていくものと想定されるが、主題が重いためか視聴率には恵まれず、続編がどのように展開していくのかを見守りたい。
最終回の韓国での視聴率は全国1.2%となった(ニールセンコリア調べ)(【9月12日視聴率TOP10】)
「メリー・キルズ・ピープル」は、「カジノ」シーズン1が放送されていたMBC金土(22:00)ドラマの枠で、8月1日から9月12日まで放送された。韓国ではWavveとTVINGで配信される。日本での配信・放送予定は未定だ。
◇YouTube|메리 킬즈 피플 하이라이트(ハイライト映像)
