【最終回ネタバレ】「カマキリ:殺人者の外出」第7・8話:チャン・ドンユン、初めての“お母さん”呼びに胸熱…続編への期待も

16時30分ドラマ
画像:公式サイト「사마귀: 살인자의 외출」 より

U-NEXTで独占配信中の韓国ドラマ『カマキリ:殺人者の外出』。9月26日・27日にSBSで放送された第7・8話では、穏やかな表情の裏に潜む真犯人・ソ・アラの正体が明かされ、物語は一気に緊迫感を増す。ジョンヨンの妊娠、イシンの壮絶な過去、カン・ヨンジュンとの命を懸けた対峙、そしてスヨルが母を止めるため自らの限界と向き合う様子が描かれ、血縁、赦し、愛の形が問われる中、登場人物たちの選択が静かに交錯していく。この回のあらすじと見どころを紹介する。(※ネタバレあり)

なお、ニールセンコリアによると第7話の視聴率は全国6.3%、首都圏6.5%。第8話が全国7.4%、首都圏7.9%を記録。瞬間最高視聴率はなんと10.3%まで跳ね上がった。➡【9月27日視聴率TOP10】


「カマキリ:殺人者の外出」は、20年前に5人の男性を残虐に殺害した女性連続殺人犯と、その犯罪を模倣した事件を解決するために協力する彼女の警察官の息子の物語を描く犯罪スリラー。➡【全話あらすじ】

■キャスト
チョン・イシン役:コ・ヒョンジョン
チャ・スヨル役:チャン・ドンユン
チェ・ジュンホ役:チョ・ソンア
キム・ナヒ役:イエル


■第7話あらすじ(ネタバレあり)
カマキリ7話画像: 公式サイト「사마귀: 살인자의 외출」 よりジョンヨン(キム・ボラ)はアラ(ハン・ドンヒ)の家で、自分が妊娠していることに気づく。ジョンヨン、アラ、スヨル(チャン・ドンユン)はミンジェの葬儀に向かい、スヨルはジョンヨンを絵に描かれた場所に連れて行き、捜査が難しくなったことを告げる。ジュンホはスヨルに捜査チーム復帰を促すが、スヨルは自分もイシン(コ・ヒョンジョン)も役に立たないと断る。ジュンホは「チームの問題はイシンが解決する」と説得し、ジョンヨンがその会話を聞きスヨルを励まし、捜査へ向かわせる。イシンはスヨルが捜査から外されたことで協力を拒むが、ナヒ(イエル)が「なぜ息子なのか」と尋ねると、イシンは「二人きりにしてほしい」と返す。二人きりになった場面では、養育権訴訟で負けた理由や互いの傷をえぐる会話が交わされる。

ジョンヨンの妊娠を知ったアラは表向きは祝福するものの、スヨルの「家族の素晴らしさを伝えたい」という言葉に皮肉めいた「うらやましいね」とつぶやき、内面の歪みが垣間見える。スヨルは捜査チームに復帰し、チームは完全には心を開いていないものの犯人逮捕のため協力を決める。犯人からイシンに電話が入り、イシンは相手がカン・ヨンジュンだと確信。過去の話を持ち出して挑発し、ミンジェが自分たちを調べていたことに怒り、父を殺したときに自分も殺さなかったことを後悔させようと語る。

スヨルはジョンヨンに電話するが、ヨンジュンは携帯を切ってしまう。ジョンヨンが駐車場で逃げようとするが、ヨンジュンに見つかり、警察が保護に向かうもヨンジュンの車が突っ込む。警官は首を刺され、ジョンヨンは車のドアが開かず逃げられない。「会えてうれしいよ、俺はカン・ヨンジュンだ」と笑いながらジョンヨンを殴って気絶させる。捜査チームが到着するも警官は死亡し、拳銃は消えていた。

車内のジョンヨンの携帯にヨンジュンから電話が入り、ボックスを開けると妊娠検査薬入りのジョンヨンの財布が。スヨルは愕然とする。ジョンヨンが意識を取り戻すが、ヨンジュンは彼女を殴りながら、ビデオ通話でイシンに居場所と縛られたジョンヨンを見せ、「妊婦を殺してみたかった」と語る。イシンは「怒りをぶつけるなら私にしろ」と返す。ヨンジュンは5時間後にジョンヨンとイシンを交換すると提案、「警察が来ればジョンヨンは死ぬ」と警告する。スヨルは「母が憎くても死にに行くのは嫌だ」と言い、イシンはジョンヨンを救う決意をする。

長官はスヨルを外し、ナヒとチーム員に「必ず終わらせろ。イシンを殺しても構わない」と指示。イシンはジュンホと共に指定の場所へ向かい、スヨルはイシンの服に発信機を取り付ける。ヨンジュンは手錠と無武装で来るよう指示し、ふざけた真似をすればジョンヨンは殺される。スヨルはイシンに手錠をかけ鍵を渡し、二人は約束の場所へ向かう。第7話はここで緊迫した状況で幕を閉じる。

■見どころ
7話では、ついに犯人の正体が明かされ、視聴者に衝撃が走った。これまでジョンヨンの味方として振る舞っていたソ・アラこそが、連続模倣事件の黒幕だったのだ。妊娠を知ったアラが「本当におめでとう」と微笑みながらも、スヨルの言葉に「うらやましいね」と皮肉を漏らす場面は、彼女の内面の歪みを象徴していた。警察の追跡、衝突、そして命をかけた救出劇が展開され、視聴者の緊張感は最高潮に達した。

SNSでは「まさかアラが犯人だったなんて…」「伏線回収が見事すぎる」「アラの“うらやましいね”が今思えば怖すぎる」といった驚きと興奮の声が殺到。表と裏の顔を巧みに演じたアラの存在が、物語の緊張感を一気に高めた回となった。



■第8話ネタバレあらすじカマキリ8話画像: 公式サイト「사마귀: 살인자의 외출」 よりイシンとスヨルは交換場所へ向かう。カン・ヨンジュンがジョンヨンを連れて現れ、イシンに手招き。イシンは「ジョンヨンが安全になったら撃って」と言い、ヨンジュンの元へ向かう。ヨンジュンは銃を向けつつジョンヨンを解放。イシンは「走って」と叫び、ジョンヨンはスヨルの元へ無事にたどり着くが、腹を押さえて倒れる。

ヨンジュンはイシンの服の発信機を捨て、追跡が途絶える。隠れていたナヒを見つけ対峙するも取り逃がし、警察が山を包囲する。ヨンジュンは腕を負傷し、イシンは椅子に縛られる。ヨンジュンはイシンを「母さん」と呼び、愛されなかったことへの恨みをぶつける。イシンは挑発し、スヨルから渡された手錠の鍵で拘束を解き、ヨンジュンの手を噛んで倒す。落ちたナイフで椅子の紐を切り脱出する。

スヨルはジョンヨンの証言をもとに、現在閉鎖された遊園地を発見。ヨンジュンは棚を倒してスヨルを負傷させ、「イシンは秘密通路から逃げた」と言い銃を向ける。ナヒが体当たりで阻止されるが、ヨンジュンはナヒの肩をナイフで刺す。スヨルが銃で撃ち、ヨンジュンは死亡。

警察はスヨルとイシンを非公開指名手配。スヨルはジュンホに「必ずイシンを連れて帰る」と告げる。そしてなぜ自分とイシンに好意的なのかを尋ねる。ジュンホは「イシンのしたことを間違いだと思ったことはない。法の範囲で助けたかった」と答える。

スヨルが家を捜索すると秘密の空間が見つかり、イシンの事件やヨンジュンの被害者の写真が壁に貼られていた。パソコンにイシンの催眠治療の映像が映し出される。映像の中でイシンは苦しみながら語る。父が母を火で焼き殺し、自分に性的虐待をしたこと。 スヨルはその隠されていた事実に衝撃を受け、言葉を失う。

イシンは父を縛り、ピアノを弾かせる。父は再び襲おうとし、母を殺した罪を隠すため火をつけた。イシンは「血縁なんて関係ない。自分がやりたくてやっただけ」と叫ぶが、スヨルが銃を持って止める。「母がこれ以上殺人を犯すのは見たくない」と言い、イシンはナイフを捨てる。

イシンは灯油をまき火をつける。スヨルは倒れたイシンを救出。初めて「お母さん!」と呼び、イシンは「忘れて生きなさい」と告げる。

2年後、損傷した遺体がチェ・ジュンホと判明。イシンはニュースで知り、スヨルとナヒが面会。二人の表情は、新たなカマキリ模倣犯の登場を暗示していた。

■見どころ
8話では、ついにカン・ヨンジュンとの直接対決が描かれ、物語は最終局面へと突入する。ジョンヨンの命を懸けた交換劇、イシンの覚悟、そしてスヨルの葛藤が交錯する中、犯人の狂気と過去の真実が次々と明かされる。イシンの父による衝撃的な虐待の記憶、そして「血縁なんて関係ない」というイシンの叫びは、視聴者の心を深く揺さぶった。
SNSでは「イシンの過去が壮絶すぎて言葉が出ない」「スヨルが境界を越えそうになる瞬間、涙が止まらなかった」「“私みたいになるな”ってセリフが刺さった」など、感情を揺さぶる展開に絶賛の声が続出。特に、イシンがスヨルを守るために麻酔を打ち、自ら炎の中に消えていく姿には「母としての覚悟が美しすぎる」と感動のコメントが相次いだ。

なお、SBS金土ドラマ枠では10月10日から「私と結婚してくれますか?」(우주메리미/ウジュ・メリー・ミー)を放送。本作はチェ・ウシク&チョン・ソミン主演で、“契約から始まった90日間の夫婦生活”を描くロマンティック・コメディ。韓国では10月も新作がどんどん放送される。⇒【2025年10月韓国でスタートの新ドラマ】

YouTube|EP8  https://www.youtube.com/watch?v=6LHLx0jTHpo(予告)
SBS「사마귀: 살인자의 외출」HP

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