「ファーストレディ」ユジン、チ・ヒョヌの前で『離婚届』を破り捨てる ドユが初登場【第3話第4話】

10時25分ドラマ
画像:MBN「퍼스트레이디」EP3放送画面より

10月1日と2日放送されたMBN水木ミニシリーズ「ファーストレディ」第3話と第4話では、ヒョン・ミンチョル(チ・ヒョヌ)が妻チャ・スヨン(ユジン)に離婚を告げた理由が明らかになった。本作はLeminoにて同日配信している。この回のあらすじと見どころ、視聴率を紹介する(ネタバレあり)。

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「ファーストレディ」は、大統領に当選した夫が、将来のファーストレディとなる妻に離婚を要求するという前例のない出来事をきっかけに展開される物語を描いたドラマ。➡【関連・各話のあらすじ】

■キャスト
チャ・スヨン役:ユジン
ヒョン・ミンチョル役:チ・ヒョヌ
シン・ヘリン役:イ・ミニョン
 ほか

■第3話あらすじ

ファーストレディ画像:MBN「퍼스트레이디」EP3放送画面より娘ジユ(パク・ソギョン)とともに交通事故に遭ったチャ・スヨン(ユジン)は血を流し意識を失うが、記者たちは意に介さず車を取り囲み執拗に取材。さらに、幼い頃に母と暮らしていた家で「チャ・ジンテク(チョン・ノミン)の私生児」と晒され、無数のカメラフラッシュを浴びた過去が脳裏に浮かぶ。

同じ頃、ヒョン・ミンチョル(チ・ヒョヌ)はユ大統領(イ・ジョンヒョク)との会談延期やベ・ヨンソン(ソン・ジナ)候補との接触といった重要な政治案件を報告されながらも、事故に遭った娘の安否が気がかりで電話を繰り返し、不安を募らせていった。重傷を負ったはずのスヨンはミンチョルの元を訪ね、離婚訴状を差し出す。しかし強気の態度とは裏腹に「離婚訴訟だけは取り下げてほしい」と訴え、拒絶されると「あなたにジユの名前を呼ぶ資格はない」と突き放した。

スヨンはテレビ生放送で涙ながらに「離婚の理由が分からない」と訴えるが、記者ソン・ミンジュ(シン・ソユル)が突然「Hグループ会長からの政治資金がスヨンを通じてミンチョルに流れたのでは?」と問い詰める。さらに放送中、ミンチョルが「妻の違法盗聴容疑で刑事告訴」と速報が流れ、スヨンは公開処刑のような状況に追い込まれた。ペンやタンブラーから発見された盗聴器の映像が生放送で流れ、記者の質問にスヨンは一瞬ためらった後「夫を監視したのではない。政治家ヒョン・ミンチョルを守るためだった」と認め、波紋を広げた。

スヨン支持者のファンクラブさえ背を向け、世論は彼女に厳しさを増す。体調を崩したスヨンは、母が愛人の烙印に苦しみ命を絶った記憶を思い出し「私は母のようには死なない」と涙の中で決意する。しかし弁護士たちには大統領当選者側の圧力でことごとく拒否され、最後に支えだった弁護士までもが夫ミンチョルの側につくと、完全に絶望を味わった。

■第3話見どころ

ミンチョルの選挙対策委員会首席であり秘書のシン・ヘリン(イ・ミニョン)に対して、「スヨンを守るために離婚する」といったミンチョルのことがが気になる。また、この回ラスト、娘ジユの担任から呼び出されたスヨンは学校へ向かい、ジユが同級生を激しく暴行する映像を目にする。娘すらも闇に飲まれていく現実に、スヨンの目は激しく揺れ、“絶体絶命の破滅エンディング”が描かれた。しかし視聴率は前半1.5%、後半も1.9%。第2話に続き1%台を記録し、開始当初の最高視聴率2.2%を境に低迷状態が続いている。競合作のない時間帯にもかかわらず“本放死守”する視聴者が少なく、今後の巻き返しが注目される。



■第4話あらすじ

ファーストレディ画像:MBN「퍼스트레이디」EP3放送画面より娘ジユが同級生パク・ソア(イ・ジヨン)から「廃妃チャ氏」と侮辱され暴力をふるった。この学暴動画を見せられたスヨンは頭を下げるが、ソアの母親はジユの退学を要求する。そこへ異母きょうだいのチャ・ジョンヨン(ドユ)が現れ、父チャ・ジンテク(チョン・ノミン)と共に、スヨンのせいで議員職を奪われた過去を嘲笑した。ジョンヨンはジユの事件を処理したと語るが、スヨンに「離婚に合意しろ」と脅して激怒を引き起こした。

一方、ジョンヨンは秘書を通じミンチョルと話し、円満な離婚を画策するが、ミンチョルはジユの学暴問題のみを頼み電話を切る。ジョンヨンが動画を撮ったコ・アラム(チョ・ヒス)に削除確認を何度も確認するなど、不穏な動きも浮上。ミンチョルは平和自由党のペ・ヨンソン(ソン・ジナ)と会い、特別法通過を説得し、攻防の末「ド・テフン法」成立を正式に合意した。

しかし、このタイミングで学暴動画が流出し大統領当選者家族に非難が殺到。真相調査に赴いた秘書ヘリンに、撮影した学生がクラウドハッキングを主張しているとミンチョルに報告する一方、チャ・ジョンヨンがヘリンに目配せする一幕も。

ミンチョルはイ・ボムソク秘書に動画撤去策を命じるが、イ秘書は「単なる学暴が権力型不正に拡大」と国民謝罪を提案。ミンチョルもそれを受け入れつつ、謝罪の時期は自身が決めると宣言する。

スヨンはジユの留学に問題が生じることを知りジョンヨンに推薦状を求めるが、「留学させたければ離婚しろ」と再び迫られ怒りが爆発。ジョンヨンが記者ソン・ミンジュに圧力をかけたことを知り、スヨンは離婚を決意する気持ちを見せた。

そして、スヨンとミンチョルは離婚意思確認書を前に対面。スヨンは過去にチャ・ジョンヨンの後援会でミンチョルを知り、「20年前、国会議員にするためにあなたを選んだ時、誰も信じなかったが、不可能を可能にした」と回想。さらに「もっと得意なのは壊すこと」と告げ、離婚書類を激しく破り捨て全面戦争を宣言した。


■第4話見どころ

この回はスヨンがミンチョルの前で離婚書類を破り、全面戦争を宣言する衝撃的な展開で視聴率も2%台に回復した。

この回、ハソン財団理事長チャ・ジョンヨン役で初登場したのはドユ。ジョンヨンはユジン扮するスヨンの異母きょうだいで、飲酒運転や暴力、賭博などさまざまな事件を引き起こすトラブルメーカー。彼は父の地盤を継ぐ予定だったが、予期せぬ事件で全てを失ってしまう。ドユは、恨みと歪んだ罪悪感に囚われた機会主義者チャ・ジョンヨンを通じ、作品に一層の緊張感をもたらす。

ドユは、2022年のドラマ「私たちは今日から」でデビュー後、「アイショッピング」「都会の男女の恋愛法」などに出演し、着実にフィルモグラフィーを積み上げてきた。卓越したキャラクター表現力で視聴者に強い印象を残してきたドユが、「ファーストレディー」でチャ・ジョンヨンをどのように解釈し演じるのか期待が集まっている。

「ファーストレディ」第5話は10月8日22時20分に放送予定。そのあとLeminoで独占配信する。

MBN「퍼스트레이디」HP

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