ドラマを“観る”から“推理する”へ Netflix「クライムシーン・ゼロ」が考察好きを虜にする理由

“ドラマを“観る”から“推理する”へ――そんな新しい視聴体験を提供するのが「クライムシーン・ゼロ」(크라임씬 제로)だ。昨日7日、最終回が公開され、Netflixにて全10話配信中だ。
本作は単なるドラマではなく、参加者が容疑者や探偵に分かれて架空の殺人事件を解くロールプレイング推理ゲーム(2話連続)。自分も謎解きに参加しているような没入感があり、単調なドラマ視聴とは違った刺激が味わえる作品だ。
出演者には、映画監督のチャン・ジンをはじめ、「鬼宮(ききゅう)」のキム・ジフン、コメディアンのチャン・ドンミン、IVEのリーダーのアン・ユジン、アナウンサー出身のタレントのパク・ジユン。他にも各エピソードには「ブラッドハウンド」のパク・ソンウン(1-2話)、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」チュ・ヒョニョン(3-4話)、「組み立て式家族~僕らの恋の在処~」ファン・イニョプ(5-6話)、「私がいちばん綺麗だった時」ハ・ソクジン(7-8話)、「ショーウィンドウ:女王の家」チョン・ソミン(9-10話)ら韓国ドラマでおなじみの人気俳優が名を連ねている。彼らの即興演技と心理戦が見どころで、嘘と真実が絡み合う緊迫した推理バトルを繰り広げている。特別ゲスト出演も話題を呼び、豪華キャストの共演がファンの注目を集めている。
視聴者からは「予想がつかない展開に引き込まれる」「一緒に推理を考える楽しさがある」「プレイヤー同士の駆け引きが熱い」といった好評が多く、Netflixのグローバルランキングでも高評価を獲得している。巨大なセットや凝ったストーリー展開も好評で、考察好きには特に満足度の高い作品だ。

これまでのドラマに飽きてしまった人にも、新しい形の推理エンターテインメントとして「クライムシーン・ゼロ」は強くおすすめできる。推理の緊張感と即興演技の臨場感が融合した「クライムシーン・ゼロ」。韓ドラの新しい地平を切り開く一作として、今最も“語れる”Netflix作品だ。
以下、各話のエピソードを紹介。
■1話(廃病院殺人事件Ⅰ)
寂れた村の廃病院で謎の死亡事件が発生。村長や医師、巫女など村に関わる人物たちが互いに疑い合いながら事件を追う。
■2話(廃病院殺人事件Ⅱ)
衝撃的な自白があり、プレイヤーたちは犯人の可能性が高い一人を指摘。事件の恐ろしい秘密も明らかになる。
■3話(葬儀場殺人事件Ⅰ)
キムチ会社の会長の葬儀で、また別の殺人事件が起きる。アン探偵は事件の真相を追う中で故人の家族の秘密を暴く。
■4話(葬儀場殺人事件Ⅱ)
証拠が大量に見つかり、遺体安置所に全員集合。遺伝子検査で重要な手掛かりが見つかり、複雑な家族関係が浮かび上がる。
■5話(漢江大橋殺人事件Ⅰ)
キム探偵が容疑者を漢江大橋周辺に集めるが、徹底的な捜索の中、事件は高度な心理戦へと発展する。
■6話(漢江大橋殺人事件Ⅱ)
被害者の過去が明らかになり証拠が積み重なる。事故車からは容疑者の物と思われるものが発見され、捜査は真犯人に迫る。
■7話(歓楽街殺人事件Ⅰ)
パンデミックと豪雨で人が少ない中、チャン探偵が路地で若い女性の遺体を発見。容疑者は皆無関係を主張する。
■8話(歓楽街殺人事件Ⅱ)
チャン探偵と容疑者たちはコンビニやチキン店、クラブVIPルームを調査。疑念が深まる中、不自然なアリバイの人物に焦点が当たる。
■9話(カジノ大物殺人事件Ⅰ)
カジノ開業1周年パーティー中、VVIPルームでカジノ会長が死亡。市場やシェフ、プロギャンブラーなど参加者の中に犯人がいる。
■10話(カジノ大物殺人事件Ⅱ)
怪しい証言で2人の容疑者に疑いが集まる。プレイヤーたちは死亡した会長の傷と一致する血痕を発見し、核心に迫る。
これらの事件を舞台に繰り広げられるプレイヤーたちの推理や心理戦が、ドラマとはひと味違うスリリングな展開を作り出している。
◇『クライムシーン・ゼロ』予告編 - Netflix 【日本語字幕 CC】
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