離婚まであと54日?北村有起哉×仲間由紀恵「小さい頃は、神様がいて」第1話ネタバレと第2話予告

10月9日(木)に放送された岡田惠和脚本・北村有起哉主演のフジテレビ木曜劇場「小さい頃は、神様がいて」第1話のネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。第2話は10月16日に放送される。予告動画は番組公式サイトで公開、最新話はTverで無料配信、FODで全話配信されている。
「小さい頃は、神様がいて」は、『最後から二番目の恋』シリーズなどで知られる脚本家・岡田惠和の完全オリジナル脚本。二人の子を持つ小倉渉(北村有起哉)と、その妻・あん(仲間由紀恵)を中心に、登場人物たちの人生模様をユーモラスかつ、温かくお届けするホームコメディー。
■第1話 ネタバレあらすじ
なかなか努力が報われない人生を送ってきた渉とあん。なんとか第一志望の大学に合格した渉は、滑り止めの大学に合格したあんに、合格発表の場で歓喜のあまり突然ハグして、ビンタされてしまう。そんな出会いを経て、やがて2人は交際し、渉は食品会社に就職、そして2人は結婚。
優秀なあんは仕事で評価を受けるが、妊娠して会社を辞めた。…それからおよそ20年。小倉家は一見平穏な日々を送っていた。東京郊外にある、三階建てのマンション「たそがれステイツ」の三階301号室は、結婚以来小倉家の自宅。長女・ゆず(近藤華)は、映画監督を目指す大学二年生。消防士としてすでに独立している長男・順(小瀧望)は、家族思いで天使のようないい息子だ。
一階の101号室に住んでいるのは、永島慎一(草刈正雄)とさとこ(阿川佐和子)のシニア夫婦。愛妻家の慎一は家事や地域活動にいそしみ、仲のいい老夫婦と近所でも評判。二人には結婚した娘と孫がいる。
二階の202号室には、社交的な樋口奈央(小野花梨)と、内気な高村志保(石井杏奈)の女性カップルが同棲している。スーパー銭湯で共に働く二人の部屋には、ほとんど家具がなく、キャンプ用のテントを張って二人で寝ている。それでもとても幸せそう。
ある日、東京に台風が襲来する。慎一は川の氾濫に備えてマンションの前に水嚢すいのうを積み上げる。それを手伝った渉は、マンションの住人が集まって小倉家で夜を過ごすことを提案する。渉は202号室にもお誘いの張り紙をし、それを見た奈央と志保は、思案の末に三階の小倉家へ。
挨拶しか交わしたことのなかった三組の家族はそれぞれに自己紹介。あんは「小倉あん」という名前をからかわれることを話し、さとこは「モテモテだったのは夫ではなく私の方」と明かし、奈央と志保は自分たちが同性カップルだと打ち明けた。
嵐の夜、志保が作ったメキシコ料理を食べ、一夜を過ごすうちに打ち解けていく面々。夜が明け、台風一過の空の下、マンションの屋上で朝食をとることにした面々。渉は「子どもが二十歳になったら離婚するなんて言ってたこともありました」と笑顔で過去を懐かしむ…が、その横で、あんは微妙な顔をする。渉は何も気づかないようだったが、その場にいた全員が、あんの表情から何かを読み取り…。
その日の夜、あんは渉に衝撃の告白をする。「生きてるんだけど、あの約束。そのつもりでずっと生きてきたんだけど」と伝え、日付が変わった真夜中に、おもむろにスマホをみせる。そこには「あと54日」の文字が。
「たそがれステイツ」の素敵な住人達
年代も形も違う三つの世帯の丁寧な登場人物紹介となった第1話。「たそがれステイツ」はシックな佇まいで、各世帯のしつらえも工夫が凝らされていて目が楽しいし、三組のカップルとも魅力的で、それぞれ平穏で幸せな毎日を送っている様に見えたのだが…、主人公の渉以外は、それぞれ何かしら思うところがあるようす。まず明かされたのがあんの“20年後の離婚”への強い意志だ。
あんの衝撃の告白によって、少しづつ変わっていくという住人達の変化が楽しみ。誰も不幸せにならない岡田脚本なので安心して見守っていけるのもうれしい。
第1話の挿入歌は「やさしさに包まれたなら」
松任谷由実の過去の名曲が随所で流れるという予告どおり、第1話の冒頭から『やさしさに包まれたなら』が流された。二人の生い立ちから出会い、結婚生活までをプロローグとして綴ったオープニングの演出に「早くもタイトル回収!」「オープニングのあの一連の流れだけで涙」「そうだよね、やっぱりこの曲だよね!」「神OPだった」とSNSで視聴者からの反響があがっていた。
19年前の約束があったとはいえ、プロローグでも描かれていたように幸せな時もたくさんあった小倉家。幸せな家庭だと思っていたのに「あと54日」という突然の最後通告に渉が慌てるのもわかる気がする。次回、渉はどんな策で“離婚回避”を試みるのか?
■第2話 あらすじ
息子の順は既に二十歳を超え、娘のゆずが二十歳になるまでは、あと54日。驚く渉はあんに反論し、言い争いが始まりそうになる。二人は寝ているゆずにバレないように、家を出て車に乗り込む。そんな二人を見た奈央と志保と、慎一とさとこは、ケンカしに行くことを察する。よく行く洗車場に車を停め、誰にも遠慮せずに言い争いを始める渉とあん。二人は口論しながらも、協力して洗車をするが…。
一方、奈央と志保は深夜の散歩に出かける。いつもとは違う道を歩いていると、リサイクルショップで売られているキッチンカーを発見。キッチンカーでお店を出すという夢を抱く二人は理想的な車との出会いに運命を感じるが、それは到底手が届かない金額だった。その場にしゃがみ込んでしまう二人。その翌日、夜にゆずが出かけると知り、あんと二人きりになりたくない渉は、慎一にあることを頼み込む。
フジテレビ 2025年10月9日スタート。毎週木曜日22時放送「小さい頃は、神様がいて」。脚本:岡田惠和/主題歌:松任谷由実『天までとどけ』(ユニバーサル ミュージック)/出演:北村有起哉 仲間由紀恵 小野花梨 石井杏奈 小瀧望(WEST.) 近藤 華 阿川佐和子 草刈正雄 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@chiikami2025」、ハッシュタグは「#小さい頃は神様がいて」。
◇フジテレビ「小さい頃は、神様がいて」番組公式サイト
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