「テプン商事」放送前夜 2PMジュノ×キム・ミンハが描く“1997年X世代”の青春―3つの見どころ

10月10日19時00分ドラマ
「テプン商事」Netflixにて2025年10月11日より放送

tvNの新ドラマ「テプン商事」が、いよいよ明日10月11日(土)21時10分から放送、Netflixで独占配信開始する。

【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマはこちら】



「テプン商事」は、1997年、IMF危機に揺れた時代を背景に、笑いと涙、そして懐かしさをたっぷり詰め込むヒューマンドラマ。果たしてどんな“共感の物語”が展開されるのか――放送を前に、注目すべき3つのポイントを紹介する。


見どころ①:イ・ジュノ×キム・ミンハが紡ぐ“青春の記録”


本作は時代の荒波に翻弄されながらも懸命に生きる二人の若者を中心に描く。
テプン商事tvN drama公式Xより
感覚を信じて突き進む行動派のカン・テプン(イ・ジュノ)は、経験ゼロのまま貿易会社の社長となった“新米サラリーマン社長”。単純で無鉄砲だが、誰よりも熱く人を動かす力を持つ。一方、オ・ミソン(キム・ミンハ)は冷静で理論派、確かな実力を備えた経理のエース。まったくタイプの違う二人は、IMFという時代の危機を共にくぐり抜けながら、互いを理解し、支え合う“青春のバディ”へと成長していく。

彼らの日常は決して特別ではない。良い品を探し、取引を成功させようと奮闘し、失敗してはまた立ち上がる――そんな普通の毎日こそが、当時を生きた若者たちのリアルそのものだ。
イ・ジュノとキム・ミンハは、喜びや挫折を繊細に表現しながら、諦めずに前を向いた“名もなき青春たち”を鮮やかに映し出す。ふたりが織りなすエネルギッシュな化学反応は、本作最大の見どころだ。


見どころ② :“Y2Kリアル再現” 1997年の空気をそのままに


本作の演出を手がけるイ・ナジョン監督は制作発表会で、「1997年という時代をリアルに再現することが、このドラマのアイデンティティだ」と語った(【制作発表会レポート】)。
テプン商事tvN drama公式Xより
実際、当時の商社マンたちへの取材を重ね、博物館から“テレックス(電信タイプライター)”などの実物小道具を調達するなど、徹底した時代考証を行っている。

また、狎鴎亭(アックジョン)ロデオ通りや乙支路(ウルチロ)、90年代のアパート群など、当時を象徴するロケ地を訪ね歩き、その街の“温度と匂い”まで映像に取り込んだ。

監督は「97年は苦しかったが、皆が“ヨンチャ”と声を合わせて乗り越えた時代」と振り返り、「暗さだけでなく、温かくユーモラスなトーンで描きたかった」とコメント。
“Y2Kリアル直撮り※”ともいえるレトロな映像美と、90年代特有の色彩・音楽・ファッションが、観る者の記憶を呼び覚ます。
※1997年〜2000年前後の時代の空気を“そのままリアルに再現した映像”。【時代背景:97年狎鴎亭の“オレンジ族”の自由と苦悩】


見どころ ③:時代を超えて響く“共感ドラマ”


「テプン商事」の舞台※は1997年だが、描かれる人間模様は2025年の今を生きる私たちとも地続きだ。
テプン商事tvN drama公式Xより
会社を守るため、家族を支えるため、そして明日を生き抜くために奮闘する人々の姿――それは現代の不安や葛藤とも重なる。絶望の中でも互いを信じ、支え合い、前に進もうとする連帯の力は、時代を超えて心に響くはずだ。

明るくユーモラスな展開の裏に、胸を打つ“温かな余韻”が残る本作。放送前から早くも“共感完売ドラマ”との声が上がる理由もそこにある。
【時代背景:韓国を変えたIMF時代とは】


【「テプン商事」を2倍楽しむ】では、制作発表会レポートやキャスト・キャラクター徹底紹介している。また放送にあわせて全話あらすじを順次紹介していく。

YouTube|テプン商事 | 予告編 | Netflix

【2025年10月韓国でスタートの新ドラマ】

kandoratop【作品詳細】【「テプン商事」を2倍楽しむ】