「テプン商事」2PMジュノ、父ソン・ドンイルの死で覚醒-視聴率6.8%に上昇

Netflixにて配信したtvN土日ドラマ「テプン商事」(태풍상사)第2話(10月12日放送)では、主人公カン・テプン(イ・ジュノ/2PM)が父カン・ジニョン(ソン・ドンイル)の死をきっかけに覚醒し、本能的な判断で危機を救う姿が描かれた。
ニールセンコリアによるとこの日の視聴率は全国世帯平均6.8%、最高7.5%、首都圏世帯平均6.3%、最高7.2%を記録し、初回(全国5.7%、首都圏5.9%)から上昇した。
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第2話はIMF危機の渦中、父が26年間守ってきた中小企業「テプン商事」に新入社員として入社するテプンの姿から始まる。父の葬儀では、取引先の社長が未払い金を理由に弔問金を奪おうとするなど、金銭に支配された時代の現実が露わになる。一方、経理担当オ・ミソン(キム・ミナ)は正確な記憶で不当請求を退けた。IMFの影響で、彼女の家族や友人たちも相次いで職や夢を失い、社会全体の混乱が描かれる。
父の死後、テプンは会社を整理するため訪れるが、そこに父の人生の痕跡が残っていた。取引先から連帯保証を迫られる中、彼は自ら責任を負う決意で入社書類に署名。父の金庫からは社員たちの名義で作られた通帳と、毎月30万ウォンを入金しながら送られていた“通帳の手紙”が見つかる。「結果より大事なのは人。人こそ花より香しく、金より尊い」という父の言葉に、テプンは涙を流した。
翌日、彼は派手な外見を捨て、スーツ姿で出社。真の社員として働く決意を固める。だが訪れた納品先の会社には不自然な点が多く、詐欺の兆しを感じたテプンはトラックを止めるため身を投げ出す。花びらが舞う中、彼の脳裏には父の「花は散るのではなく、実を結ぶために闘っている」という言葉がよみがえる。
本作でのテプン扮するイ・ジュノの涙の演技と共に、回想シーンとして登場したソン・ドンイルの演技に泣かされた。
ソン・ドンイルは「応答せよ」シリーズで「国民の父」と呼ばれるほどの父親役の名手だ。彼の演じる父親は不器用ながらも家族を深く思い、特に息子への愛情が繊細に表現されている。
「テプン商事」では、父カン・ジニョン役で特別出演し、息子テプンを思う複雑な気持ちや不器用な愛情をリアルに演じている。父と息子のぶつかり合いの中にも絆と愛情があり、共感を呼ぶ。
「テプン商事」は、1997年、IMF危機に揺れた時代を背景に、笑いと涙、そして懐かしさをたっぷり詰め込むヒューマンドラマ。当時の時代背景はこちらで詳しく紹介➡時代背景:【韓国を変えたIMF時代とは】、【97年狎鴎亭の“オレンジ族”】
さあ、「テプン商事」は、時代の荒波の中で父の志を継ぐ息子の成長をどう描いていくのか?この回の詳しいあらすじと見どころなどは【「テプン商事」を2倍楽しむ】で紹介する。
第3話は18日21:15からtvNで放送、そのあとNetflixを通じて世界配信される。
